毎日を1%ずつ新しく生きる! 刺激と感動のマガジン&ストア

★がついた記事は無料会員限定

2015.05.10

第9回

詩人、手のひらで味わう

文月 悠光

詩人、手のひらで味わう

 馴染みのない言葉、馴染みのない顔、馴染みのない風、馴染みのない食べもの……。ドバイに行くまでの私はそれらが漠然と不安だった。もともと新しい事柄や、予定外の出来事は苦手な質だ。人から何かを教わることさえ、何かを試されているようで怖くなる。
 だけど、この旅なら楽しめるかもしれない。新しい文化に触れるって面白い。誰かに何かを教わるのって嬉しい。そのことを心の底から確信した夜があった。洗礼を浴びたような夜だった。

2015年1月21日

 滞在三日目のこの日の夜、地元の人に人気のイエメン料理〈マンディ〉が食べられるレストランを訪れた。案内してくれたのは、シェーク・モハメド・ビン・ラシード・アル・マクトゥーム財団の担当者Abdelaziz氏。

 

マジリスに案内するAbdelaziz氏(左)と笑顔の店員(右)

 レストランの席は二種類。入口の近くには一般的なテーブルと椅子席。店の2階には、絨毯の敷かれたマジリス(客間、応接室)が個室で設置されており、靴を脱いで絨毯の上でくつろぐことができる。絨毯の上で食事? 私たちは初めてのマジリスに興味津々。日本でいうお座敷のような感覚だろうか。

ログイン

ここから先は会員限定のコンテンツ・サービスとなっております。

無料の会員登録で幻冬舎plusを更に楽しむ!会員特典をもっと見る

会員限定記事が読める

バックナンバーが読める

電子書籍が買える

イベントに参加できる

★がついた記事は無料会員限定

記事へのコメント コメントする

コメントを書く

コメントの書き込みは、会員登録とログインをされてからご利用ください

この記事を読んだ人にはこんな記事もおすすめです
  • ひたむきにあがき続ける女性を描いた、胸が締め付けられる短編集
  • 心に「ない」を抱える人々を痛いほど繊細に描いた代表作
  • 愛する父母との最後を過ごした“すばらしい日々”
  • 日本人よ、挑戦に身を投げろ!
  • 今まで明かしてこなかった「若さを保つ」ための整体の知恵を惜しげなく公開!
  •  終電族のみなさん、おつかれさまです!
  • 俺はまだ、神に愛されているだろうか?
  • 二人は運命を共にし、男を一人殺すことにした
  • 激動の戦後政治を牽引した田中角栄の、生き様
  • 全五巻構想、大河小説第一弾!!
心に「ない」を抱える人々を痛いほど繊細に描いた代表作。
ピクシブ文芸、はじまりました!
エキサイトeブックス
今だけ!プレゼント情報
かけこみ人生相談 お悩み募集中!