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2015.04.03

キリン&JALチャレンジカップ 
日本VSチュニジア/VSウズベキスタン

ヤシキ ケンジ

キリン&JALチャレンジカップ <br />日本VSチュニジア/VSウズベキスタン

ハリルジャパン、幸先の良いスタート。
そして、解説界にも新風が吹き荒れていた。

 

 ハリル・ホジッチに監督が代わってからの2連戦を終わってみれば、これ以上ない結果と期待値をはらませての2連勝。
 新しい監督ハリル・ホジッチのコンセプトは明確だった。
「攻守の切り替えの速さ、ボールを縦に入れる意識、激しいプレスをかけてボールを奪う」
 これらのコンセプトが、わずか数日の合宿で意識付けに成功してることにも驚いたし、ちゃんと結果も出た。
 監督の手腕もあるのだろう。選手の吸収度合いも良かったのだろうし、新しい監督の下でアピールしたい気持ちが強かったのもプレーや得点につながり、アジアカップでの体たらくだった代表チームにとってポジティブなことだと思う。
 がしかしである。
 引っかかってしまうのは、戦術面の変更が功を奏したことである。
「なぜそんな単純な戦術(縦に入れる等)をいままでやろうとしてなかったのか」ということである。
 スカパーにも入っていない私ですら、世界のサッカーのトレンドは「高い位置でボールを奪い、縦に速く仕掛ける」ことくらいは知っている。できる・できないは別として、ハイプレスをかけたり、ゴール前でブロックを作ったり、カウンターで手数をかけず相手ゴールに迫るなんていうのは臨機応変に行なって当たり前のことだと思っていた。
 思えばザッケローニが就任した頃は、スペインやバルセロナのポゼッションサッカーが最先端のトレンドで、上背もなく足下の技術に長ける日本人向きのスタイルだと取り入れてやってきた。しかし、そのスタイルじゃW杯で1勝も挙げられず、アジアカップベスト8止まりであることが証明されてしまった。新しくやってきた監督は「ポゼッションサッカーなんか古い流行よりも、いまのトレンドである縦に速いサッカーを取り入れよう」としているわけである。
 ヨーロッパでの経験が長いウッチーは「監督の言ってることは本当にスタンダードだと思う。そんなに難しいことじゃないし、ヨーロッパではもっと高く要求してくる」とインタビューに答えていた。
 なんでそれをもっと早くみんなに教えてくれないんだウッチーよ。
 欧州のトレンドを遅ればせながらようやく取り入れ始めたという点においても、やはり日本という国はまだまだサッカーの先進国の仲間入りはできなくて、発展途上国止まりなんだと思い知らされた。
 この「縦へ速いサッカー」を押し進めていくのはたしかに面白そうだ。こね回しサッカーよりはスピーディーで面白い。だけど、ロシア大会が行なわれるころには、また違った新しいトレンドができていて、「縦へ速いのなんて古いよね」といわれているんじゃないかという予感もなきにしもあらず、である。

 そして、3月の2連戦の勝利の陰で思わず見過ごしてしまいそうだったことがある。
 解説の金田さんと北澤・都並である。なぜか金田、と呼び捨てにできない不思議な力がある。ただ単に、オジさんさんだからかも知れないが。
 そんな金田さんは、チュニジア戦で本田がゴールを決めた瞬間に「宇佐美ぃぃぃぃぃーーーーー!!!」と絶叫していた。「宇佐美かと思ってしまいました……」と謝っていたが、代表に呼ばれる前から宇佐美ゴリ推しの金田さん。《もしウズベキスタン戦の解説が金田さんなら、宇佐美のゴールシーンで狂喜乱舞していたことだろう》というネットのカキコミ意見に激しく同意。これからの代表戦は金髪が得点すると「宇佐美ぃぃぃぃぃーー!!」と叫ぶのが金田流である。
 ウズベキスタン戦の北澤は宇佐美の惜しいシュートのあと「上手いっていいよね~」などとヌカしていた。「いいよね~」という言葉は解説じゃあない。まだ現役に未練があるのか。そして過去にはなにげにちゃっかりとベストジーニスト賞なんかも取ってたりするのあたりが、腑に落ちないんけど北澤の面白さというか、納得のいかなさだと思う。
 今回プラチナ世代と呼ばれる若い選手が活躍し、本田香川の競争相手になるくらいまで伸びて欲しいと願うように、金田さんや北澤には、松木安太郎という不動の居酒屋解説の座を脅かす存在になって欲しいなと個人的に期待している。

 

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