女子力、女子力女子力。
だめだ、何回言っても書いても私にはこれが分からない。

私が人生において、「こ…これこそが女子力!」という女子力に出会った瞬間というのがある。
大学4年生の秋ごろ。当時私は、相性が絶望的に悪い相手と悪いなりに好き合い、それでも互いの理解度は最悪で、キスをするより喧嘩の数が多く、しまいには互いに回し蹴りの応酬をするようなラブ&デストロイな交際を繰り広げていた。しかし回し蹴りというガス抜きを入れて尚二人の関係は行き詰まりにっちもさっちもいかず、いよいよ毎日泣く喚く罵る逃げるのルーティーンが最高速で頂点に達していた、ある日の事。

私は普段、交際相手の携帯電話を見たりしない。しかし、なぜかその日はケータイをちらっと覗く相手の目の色にざわめくものを感じて、彼が風呂に入っているあいだに、相手のケータイを見てしまったのである。

そのとたん、私はギャピーと叫んで卒倒しそうになった。
なぜなら彼のケータイにはこんなメールが入っていたからである。…

 

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いつの間にか背中にナイフが刺さっている――?!
ブスとは何か、セックスとはなにか、女の友情とは何か。
日常で覚える違和感を克明に炙り出す。

 

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