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2015.03.27

「恋する旅女、世界をゆく」日系美男も絶賛の大自然の造形美に圧倒されるレンソイスの大砂丘【26人目】

小林 希

「恋する旅女、世界をゆく」日系美男も絶賛の大自然の造形美に圧倒されるレンソイスの大砂丘【26人目】

 いま、ブラジルで人気急上昇している観光絶景スポットは、イグアスの滝でなく、レンソイスらしい。南米を旅している間に、旅人から聞いた話だ。
「レンソイスは海外のガイドブック、『ロンリープラネット』では、南米のオススメ観光地ベスト20に入ってる。南米だと、日本人はボリビアのウユニ塩湖やイグアスの滝のほうが知られていると思うけど」

 レンソイスは、ブラジル北部のマラニョン州にあって、州都サンルイスから東に約260キロ離れた大西洋沿岸にある大砂丘。
 “レンソイス・マラニャンセス国立公園”として、現在は多くの観光客を迎えいれるようになったけど、それまでは小さな漁村にすぎなかった。
 いまでも村には優しい穏やかさがあって、ブラジルの都会の喧噪から移動してくると、ほっと肩の力が抜ける。

 レンソイスの魅力は、7〜8月のハイシーズンを含める雨期にある。東京23区がすっぽり2個分は入ってしまう広さの大砂丘は、真っ白な砂が果てしなく広がる大海原のようで、風によって造られた美しい砂紋は、サハラの砂漠と見紛うほど。

 ただし、その砂漠のように砂丘が広がっている光景が、最大の魅力というわけではない。砂丘の下は岩盤になっているため、雨期になると、雨によって溜まりすぎた水が砂の上に現れてくる。それが砂丘の凹凸の凹んだ部分にどんどん溜まりつづけ、湖のようになる。

 砂丘の砂は石英、つまりクオーツや水晶でできているため、太陽の光があたるととても美しく輝き、湖の水の色もいっそう青く目に映るのだそう。

 砂丘の凹んだところに溜まる泉を空から眺めると、白と青緑のマーブルの布地のように見えるという。それを空から見たければ、サンルイスからセスナで行くツアーが出ているらしい。

 ただ乾期は水がまったくない、真っ白な砂丘らしいから、私もこの話を聞いた3月に訪れるのは少し微妙かもしれないと思った。おそらく水は溜まっていないんじゃないか。ただ、またいつブラジルに来られるか分からない。
 確実に水が溜まっているならばセスナで空から見たいけれど、それもわからないので、とりあえず地上から湖を眺めることにしてレンソイスへ向かった。

 レンソイス・マラニャンセス国立公園へは、バヘリーニャスという小さな漁村が起点となり、村では砂丘へいくツアーがたくさんでている。
 ツアーといっても大抵同じで、トラック(荷台部分に人が乗れる)や四駆で砂丘をまわり、湖のところでみんな泳いだり、砂丘を歩き、ランチをして帰ってくる。

 ところが、ぎりぎりで行くことを決めたため、ネットの予約サイトを見ると、バヘリーニャスの宿がどこも満室。
 うーん。行って、野宿もないだろう。
 と思い、少しアドベンチャーすることにして、バヘリーニャスからアティンス村へ行って、そこで泊まる。そのほうが、よりレンソイスに近い。言ってしまえば、レンソイスの入り口にある村。

 アティンス村は、とにかく小さく何もない静かな村で、静まり返っている。予約した宿で、レンソイスへ行くトラックの予約ができるので、翌朝さっそく行くことにした。

ニコラス

 宿はコテージで、各部屋の前にハンモックがぶら下がっている。そのとき、同じ宿に泊まっている斜め向かいのブラジル人ニコラスに出会った。
「やあ、キミは今きたの?」
「そう! あなたはもうレンソイス行ってきた?」
「何度も! ずっといるんだよね。最高だよ。水も溜まってる」
「溜まってるんだ! やったあ!」
ああ、旅の神様ありがとう。はるばるやって来た甲斐があった!
「僕はサンパウロに住んでいるんだけど、ガールフレンドと姉さんと3人できてるんだ」
「ブラジル人でも旅しにレンソイスに来るだ!」
まあ、私だって国内旅行するか! と思ってたら、
「僕ね、日本人の血が四分の一入ってるんだよ」
とたんに親近感! なんだか異国なのに、ブラジルは日系の方が多く、どこかで日本を感じる部分があって、とても親しみやすい。
 顔も日本人の友達にいそうだしな〜とじろじろみて、写真を撮らせてもらった。
「明日は必ず水着着ていってね!」
と言われて、別れた。

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