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2015.03.06

「恋する旅女、世界をゆく」サンパウロの美女おすすめの市場のサンドウィッチ【25人目】

小林 希

「恋する旅女、世界をゆく」サンパウロの美女おすすめの市場のサンドウィッチ【25人目】
 

ブラジル一番の経済都市で、南半球最大の都市でもあるサンパウロ。人口1100万人を擁する巨大都市でもある。

その魅力は、どこの街も及ばないほどの各国移民とその子孫、混血した人種が入り交じり、多種多様な顔をした人たちが多文化や多宗教(とても小さな集団を含めて)を独自に大切にしながら、「ブラジル人」として暮らしていることだ。

摩天楼の下を歩くと、ここがブラジルなのか不思議に感じたけれど、街を行き交う人の顔は多種多様。スーツ姿の男性も道を足早に歩いている。なんとなく、サンパウロは時間の流れがブラジルの他の都市と違う気がする。経済が動き、アジアやアラブ諸国のような人の活気、喧噪があり、光も闇もあるような気配が漂う。

移民した日系人が暮らす世界最多の街でもあって、街を歩けば日本人のような顔つきの人に出会うし、リベルダージ地区とよばれる東洋人街は日本の食材で溢れかえる。米、醤油、味噌、みりん、豆腐、おにぎり、お弁当、お菓子など。

たしかに、世界を旅している日本人から、
「ああ、日本食が恋しい! でも、もうすぐサンパウロに行くから、我慢だ!」
と聞くくらい、日本食材が多く売られているし、日本食料理が多いのも特徴的。よく、中華街というのは見かけるけれど、日本人街というのはめずらしい。ちなみに韓国のものの多く売っている。

もちろん、ワタシだって、「あーーー、おにぎり食べたーい」とか「豆腐と味噌があるなら宿でお味噌汁つくれるなあ」って、どれだけ思いながら歩いたか。しかし、食材は重いし、残ってはもったいないからと、買うのをやめた。

真夏のサンパウロはとても暑い。日陰は涼しいのだけど、どこか建物の中に入ろうか。
と、思ったところで、「そうだ、ちょうどお昼だし、サンパウロ市営市場へいこう!」と向かうことにした。

リベルダージから歩いてセー広場へ出て、圧巻のカテドラル・メトロポリターナを拝み、それから1キロ程離れた市営市場まで歩く。

涼みに行くための道のりたるや、暑すぎる! 市営広場周辺は、東京の秋葉原や御徒町あたりを思わせるローカルな賑わいがあって、ワクワクとしてしまうのだけど、治安は悪いらしく用心は怠らない。

着いた〜!
市場とは思えないほどの立派なネオ・クラシック様式の建物で、入り口にあるステンドグラスは中から見ると見応えがあり、農民の暮らしを描いた「コーヒー豆の収穫」などちょっとした美術館のよう。

ここは地元民に「メルカドン」と呼ばれ、庶民の台所として親しまれているようだ。中は種類豊富でカラフルな熱帯果物から野菜、魚、肉、豆などを売る店が並び、どこからか鼻に届く美味しそうな匂いが、あちこちに点在する食堂から漂ってくる。

ふと、行列のできている活気のあるお店を見つけた。
そこで美味しそうにパイを食べている美女に声をかけてみた。

美女パウラ

「それ、美味しい?」
「カマロン・パイ? 最高に! 私なんて、パパと一緒に週末のたびにここにくるの」
「サンパウロに住んでいるの?」
「いいえ、車で1時間くらい離れた街よ」

エキゾチックな顔が美しいパウラは、現在学生のため週末だけ父親と一緒に大好きなこの店「Hocca Bar」にカマロン(海老)パイを食べにくるのだ。

「あ、でもね、メルカドンのオススメはモルタデッラのサンドウィッチが名物なのよ。ここは、それは最高に美味しいから食べてみて!」

た、たしかにお客さんが食べているほとんどは、そのモルタデッラというハムのようにスライスされたソーセージのサンドウィッチだ。モルタデッラを幾重にも重ねあわせ、嵩高になっているミルクレープのようになったモルタデッラをバーの奥で焼き、チーズをのせ、パンの中に挟む。

食べない訳がないじゃない!
「並んでくる!」

 

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