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2013.08.01

第45回 蛇いちご新聞

豊村 真理

第45回 蛇いちご新聞

 

 

 

小さなお子さんから大人まで楽しめるミュージカル『人間になりたがった猫』ご紹介イラストと、日々聞こえる“騒音・雑音"に対してのあふれる思いをまとめてみました。ぜひご覧下さい。

 

 

 

人間になりたがった猫

 

 

劇団四季さんのミュージカル『人間になりたがった猫』を観劇しました。

 この作品は、かねてより「人間になりたいなぁ」と願っていた猫のライオネルが、念願叶って2日間だけ人間の姿を与えられ、町へ出かけて大騒動を起こす!というお話です。小さなお子さんがたくさん観に来ていて、猫のライオネルの呼びかけにみんなが必死で応えていたのが、かわいかったです。
 そして、ダンスも大迫力!出演されているみなさんが素晴らしいのですが、特にライオネルは、うっかりしのび足になってしまったり、ありえないほどのジャンプ力を突然披露してくれたりと(猫が人間になったら、こんな動きになるのかー!)というのがすごく伝わってきて「猫、抜けない感」が最高でした。
 また、元は猫なので最初はなかなか人間社会に溶け込めなかったライオネルが、徐々に周囲の人と心を通わせ、涙を流し、人間らしい中身に変わってゆく過程も興味深かったです。なんだか、昔の爆笑問題さんのギャグ「和田勉がキムタクの顔になったら、キムタクの人格になるのか?それとも和田勉のままなのか?」を、ちょっと思い出してしまいました…。中身と外身の関係というのはなかなか難しい問題ですが、でもまずは中身(心)の変化がこそが、すべての冒険の始まりなのかも。ライオネルのような、まっすぐな中身に憧れます!

劇団四季 作品紹介(ステージガイド) 人間になりたがった猫

 

 

 

 

 

 耳がよく聞こえすぎる方です。耳の大きさが原因なのか付き方の問題なのか、昔から妙にいろんな音が気になるもので、ここ数年は寝ている時はもちろん、起きている間も(映画、コンサート、人と会うなど用事がある時以外は)ほぼすべての時間を耳栓をして過ごすようになってしまいました。外界の音はもう、耳栓かイヤホン越しが基本になっているので、うっかり耳栓をつけ忘れて出かけてしまった時などは、まるで全裸で外出してしまったかのような「やっちまった感」。(全裸で出かけたことはありませんが・・・)。これを裸眼ならぬ「裸耳」と私は呼んでいますが、たまに街中を耳栓を装着した状態で歩いている人を見かけると、一方的に同胞意識を抱き心の中で思わずエールを送ってしまいます。

 

 ちなみに耳栓で対応しきれない程の音に遭遇したり、ここ一番、集中したい時は、「防音イヤーマフ」を耳栓の上から装着します。これをつけるとほぼすべての雑音が遮断され快適です。最終的には自分の心臓の音しか聞こえなくなって、ふと「心臓うるせーなー」とか思ったりするんですが、でも心臓止めたら死んじゃいますからね。最後の砦は、ぜひとも死守したいところです。

 なお、私の耳の聞こえ方なのですが、なんかちょっと、いろいろドレミで聞こえるというか…。いや、楽譜が読めないので間違った認識かもしれないのですが、なんとなく、エアコンの音も人の足音もトラックも、多分手をこんな形にして鍵盤のあすこに置けば出る音だなーと、常に感じるというか…。なんか、そんな風に聞こえています。なもんで、都会の雑踏を「裸耳」で歩くと、車のエンジン、クラクション、カラスの声、信号のアナウンス、警笛、風のうなり、工事の音、おばちゃんの笑い声…なんかが混ざり混ざって、ちょっとたまらない気持ちになります。

 ・・・と、かように生活しづらさを演出してくれる私の耳なのですが、考えてみればこの耳、人格形成という面でも大いに一役買ってきたと言えそうです。なにしろ雑音が苦手なので人の輪は避けがちですし、小さな出来事(物音)にも過剰に反応しては、立ち止まって悩みこむ。自分の声も大きく聞こえるのでつい小声でボソボソしゃべってしまうために初対面では必ず「なんか暗い人」の烙印を押され、そんならご要望にお応えして…と暗い人を演じ続けた結果、ご覧の通りのダークなパーソナリティが形成されてしまいました。でもまぁ、ダークであればこその『蛇いちご新聞』ですからね・・・これで良かったのかもしれません。

 そう思えば、人生におけるあらゆる「不快」は、捉え方ひとつでポジティブに転化できそうな気がしてきます。これまでだって人間は、移動に時間がかかるといって車や電車を作り、遠くにいる人とも話せなきゃイヤと電話を発明し、でも持ち歩けないと使いにくいよねぇと携帯電話を開発したのにも関わらず、いやん、やっぱネットにも繋げないと不便じゃない?ということでスマホに持ち換えてきたわけですから。「不快」が生み出すパワー、恐るべしです。

…ということは、避けてばかりいないで、むしろもっと日々積極的に「不快」を味わうべきなのでしょうか!? そんじゃまず、手始め今日は耳栓なしで出かけてみるとす・・・・・・いや、やっぱ無理!

 

 

 

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