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2015.01.20

第1回

読みますか? 読みませんか?

田辺 青蛙

読みますか? 読みませんか?

 たまに夫婦でイベントや書き物の仕事依頼が舞い込むことがあったのだけど、夫が今までOKの返事を出したことはなかった。
 理由を聞くと、夫婦漫才になりそうだから嫌だとか、なんとなくというような答えが返ってくることが多かった。
 だが、ある冬の夜更けに部屋で本を読んでいるうちにこの連載のコンセプトがどこからともなく出てきて、お互いに本を紹介しあう企画連載をしようじゃないかという話となった。
 今までずっと、私と一緒の仕事をすることに抵抗があった夫にどういう心境の変化があったのかは、私には分からない。
 作家なのに、本をあまり読まない私の気を変えたかったからか、それとも単なる気まぐれな思いつきか。
 夫の気が変わらないうちに早くしなきゃ!ということで、その日のうちに幻冬舎さんにいきなりこんな企画どうですかね?というメールを送ってみた。

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円城塔×田辺青蛙『読書で離婚を考えた。』
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定価(1500円+税)
6月22日発売

夫婦のかたちに正解はない。本の読み方にも正解はない。芥川賞作家の夫とホラー作家の妻の、ハラハラするやりとりを覗き見ながら、読みたい本に出会える類まれなる書!

夫婦でお互いに本を勧め合って、読書感想文を交換しあえば、いまよりもっと相互理解が進み、仲良くなるのでは――? そんな思いで始まった、芥川賞作家・円城塔とホラー作家・田辺青蛙の夫婦読書リレー。『羆嵐』『VOWやもん! 』『クジョー』『台所のおと』『黄昏流星群』などなど、妻から夫へ、夫から妻へと課題図書が指定されるたびに、なぜか雰囲気はどんどん険悪に。相手の意図をはかりかね、慣れない本に右往左往、レビューに四苦八苦。作家夫婦のコミュニケーションはなんだかちょっと変だけど、夫婦の格闘の軌跡を覗き見ながら、読みたい本も見つかる画期的な一冊。

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