1. Home
  2. 生き方
  3. 南極調理隊タテヤの越冬日記
  4. 今シーズン初の素敵なお客さま

南極調理隊タテヤの越冬日記

2014.12.31 公開 ツイート

第21回

今シーズン初の素敵なお客さま 竪谷博

 皆様こんにちは。第55次日本南極地域観測隊、調理隊員のタテヤです。

 いよいよ今年もあとわずか。
 暮れの日々の慌ただしさには、毎年拍車がかかるような気がします。
 そしてこれも毎年のことですが、風邪がはやる季節です。どうぞ注意してお過ごしくださいね。

 さて今回は、昭和基地から約30km離れたラングホブデというところに、山登りに出かけるお話から。
 昭和基地を出発してから約3時間後。現地に到着して登山を開始しました!


 1時間後。大陸を見下ろせるところまで登ってきました。


 大陸の氷が海氷へ崩れ落ちているのが見えます。


 傾斜がきつくなってきました。


 軽く休憩です。


 約2時間後。頂上が見えてきました!


 あとひと踏ん張り!

 

 


 最後の難所です!


 やりました、登頂成功です!


 一緒に登った仲間たち。


 山頂からは素晴らしい風景が見えました。


 大陸の稜線も綺麗に見られます。


 登ってくる途中で見えた氷が崩れ落ちた場所も、眼下に見えます。氷山の生まれるところです。ひとつひとつの氷の塊はものすごくでっかいです。

 山頂での長居は禁物。30分ほどで下山開始。


 岩場は危険が多いので慎重に。


 順調に下りていきます。


 天気に恵まれたので、途中、ヤッケを脱いだりして体温を調整しました。


 雪上車が見えてきました。もうすぐゴールです。


 何事もなく、無事に下山成功!
 でも数日後、このときの強い雪焼けで、皮膚がむけてしまいましたwww
 山の標高は500mもないのですが、目に映る風景や雰囲気は、数千メートルの岩山を登っているかのようでした。
 充分に緊張感があり、疲労度数もバッチリ(笑)

 

{ この記事をシェアする }

南極調理隊タテヤの越冬日記

南極ではどんな暮らしをしているの? 何を食べてるの? 第55次南極観測隊・調理担当隊員タテヤが、昭和基地での日々をレポートします。

バックナンバー

竪谷博

1972年、東京都生まれ。日本料理店での修業を経て、居酒屋・風神亭チェーンの料理人として腕をふるう。41歳で一念発起し、第55次南極観測隊の調理担当として、2013年12月、昭和基地に赴任。ただ1人の調理担当隊員として、第55次南極観測隊越冬隊24名の活動を支え、15年3月に帰国。同年7月には東京都杉並区に居酒屋「西荻窪じんから」をオープン、居酒屋激戦区の西荻窪で多くの人に愛される人気店になる。47歳で再び一念発起し、第61次南極観測隊越冬隊の調理担当として、19年12月、昭和基地に赴任。越冬隊30名の活動を支えている。

この記事を読んだ人へのおすすめ

幻冬舎plusでできること

  • 日々更新する多彩な連載が読める!

    日々更新する
    多彩な連載が読める!

  • 専用アプリなしで電子書籍が読める!

    専用アプリなしで
    電子書籍が読める!

  • おトクなポイントが貯まる・使える!

    おトクなポイントが
    貯まる・使える!

  • 会員限定イベントに参加できる!

    会員限定イベントに
    参加できる!

  • プレゼント抽選に応募できる!

    プレゼント抽選に
    応募できる!

無料!
会員登録はこちらから
無料会員特典について詳しくはこちら
PAGETOP