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南極調理隊タテヤの越冬日記

2014.12.15 公開 ツイート

第20回

西オングル島に眠る仲間の前で 竪谷博


 10月18日。今月は3名の隊員の誕生日会を行いました。


 隊員の誕生日会は南極越冬生活の楽しみの一つです!


 今夜の料理には海老とアスパラを使います。

 

 子供のころから憧れだったという生クリームたっぷりの……


 いちごのケーキを……


 独り占め!


 M隊員、得意げな表情でこれでもかとデコレーションしていました(笑)


 何か大鍋で煮込んでいます……。


 そしてオーブンの中のこちらは何でしょう?


 こちらは海老の白ワイン蒸し! ソースに濃厚な海老の味がしっかりと絡んでいます。


 仔羊肉のパイ包み焼き! オーブンの中身はこれでした。食欲旺盛な隊員達なのでひとり2個ずつwww


 先ほどの大鍋はビーフシチューでした~。今回は和牛テールです。いいスープが取れたので、コクとうまみバッチリです!


 さあ食卓を囲んで食事を楽しみましょう!


 みんな笑顔でかんぱーい!


 誕生日の隊員は記念品を受け取り、生まれた年に何があったのか、ニュースが発表されます。こちらの隊員さん、何か楽しいことがあったと発表されたのでしょうか? まわりも大笑いしていますねwww


 手作りケーキは、後でみんなで取り分けました(主役は責任をもってもちろん大盛りです(笑))


 私はパーティーが終わった後、風呂上がりに缶ビールを生ビール風にして、本日のミッション終了! エンジン停止ですwww

 

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南極調理隊タテヤの越冬日記

南極ではどんな暮らしをしているの? 何を食べてるの? 第55次南極観測隊・調理担当隊員タテヤが、昭和基地での日々をレポートします。

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竪谷博

1972年、東京都生まれ。日本料理店での修業を経て、居酒屋・風神亭チェーンの料理人として腕をふるう。41歳で一念発起し、第55次南極観測隊の調理担当として、2013年12月、昭和基地に赴任。ただ1人の調理担当隊員として、第55次南極観測隊越冬隊24名の活動を支え、15年3月に帰国。同年7月には東京都杉並区に居酒屋「西荻窪じんから」をオープン、居酒屋激戦区の西荻窪で多くの人に愛される人気店になる。47歳で再び一念発起し、第61次南極観測隊越冬隊の調理担当として、19年12月、昭和基地に赴任。越冬隊30名の活動を支えている。

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