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2014.12.05

愚痴聞き、友達レンタル…代行業はどこまで進化する? “足し算”から“引き算”へと変わるニーズが後押し

渋谷 和宏

愚痴聞き、友達レンタル…代行業はどこまで進化する? “足し算”から“引き算”へと変わるニーズが後押し

 本人や家族に代わって運転や家事などをしてくれたりする代行業・代行サービスが今、さらに進化を遂げ、驚くほど多様になりつつある。
 それを象徴するのが、アメリカで話題になっているユニークな代行サービスの日本初上陸だ。買い物や食事に行った時などに、本人に代わって駐車場を探し出し、駐車してくれるサービスが来年、日本でも始まる。
 日本に進出するのは、アメリカで急速に利用者を増やしている駐車代行ベンチャー、バレットエニウェアだ。ニューヨークでサービスを開始し、今やサンフランシスコなど西海岸にも地域を拡大しようという勢いの駐車代行サービスとはどんなものなのか、具体的に紹介してみると──
 僕たちが車で食事や買い物に出かけたり、知人や顧客を訪ねたりしたとする。初めて行く場所でどこに駐車場があるのかわからなかったり、わかっていても少し遠かったりしたら、この代行サービスの出番だ。
 スマホで例えば「午後六時に三丁目の角にあるレストランの前に来てくれ」とバレットエニウェアに連絡を入れると、指定した時刻に同社から運転手が派遣され、レストランの前で車を預かって駐車場を探し出し、駐車してくれる。帰りも指定した場所と時間に車を届けてもらえる。
 米国での利用料金はニューヨーク市内で1時間6ドル(約700円)、駐車場の利用料金と合わせるとそれなりの出費にはなるが、時は金なり──駐車場を探し、そこから歩いて訪問先に向かう手間と時間を考えると便利なサービスだと言えるだろう。この11月、「近くサイバーエージェントの出資を受け、日本でサービスを始める」と報じられた。(11月15日付の日本経済新聞夕刊)
 代行業・代行サービスの進化、多様化はこれだけにとどまらない。あとで詳しく紹介するように心の琴線に触れるサービスも続々と誕生している。
 運転代行サービスが話題になって10数年(注)、今なぜ代行業・代行サービスは急速に盛り上がっているのか。そこには私たちのニーズやワンツ──欲求や欲望のあり方に何らかの変化があるのだろうか。
(注:飲酒運転の厳罰化が盛り込まれ2002年6月の道路交通法の改正をきっかけに運転代行サービスの新規開業や業務拡大が相次いだ)

 駐車代行サービスのいかにも米国発らしい合理的な代行サービスとは一味違い、国内勢の代行サービスには情緒面に訴えかけるサービスが少なくない。
 友人や肉親に代わって愚痴を聞いてあげる「愚痴聞き代行サービス」を手がけ、話題になっているのは「女性が運営する便利屋」の看板を掲げるサポートワン(東京都港区)だ。
 「ただひたすら愚痴を聞いてほしい」「自分のことを無条件に肯定してほしい」「たまったストレスを誰かにぶつけたい」──そんな人の話を電話で、あるいは直接、サポートワンのスタッフが聞いてあげるのだという。
 人は誰しも心にたまったうっ憤を晴らし、ガス抜きをしたい時がある。しかし誰しも話を聞いてくれる相手がいるわけではないし、友人や肉親には話しづらい場合もある。そんな心理の綾をついたサービスだと言えるだろう。
 ちなみにサポートワンは「1人で買い物に行くのはつまらない」「映画やアミューズメントパークに一緒に行く友達がいない」人たちのために、何と友達をレンタルするサービスも手がけている。サポートワンのスタッフが買い物に付き合ったり、一緒に映画を見てくれたりするのだ。
 友達役を務めるスタッフは19~65歳の男女約30人で、8割が女性、「身体的な接触は禁止、男性の自宅を女性スタッフが訪れる際は2人以上で対応している」という。同社によれば毎月20~25人の依頼があるそうだ。ちなみに料金は「応相談」、見積もりは無料だという。

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