初対面のネイティブとのスモールトークに役立つ表現375! 直訳だとわかりづらい〝生きた英語〟のみを収録した『英語の雑談力があがるちょっとしたフレーズ』(モーゲンスタン陽子著)が、今じわじわ拡大中。すぐ覚えられてすぐ話したくなる、そんな具体的なフレーズは本書を手にとっていただくとして、この連載では「雑談力をあげる会話のコツ」をまとめたコラムを抜粋してお送りします。


 世界中でジョークのネタにされる、日本人のLとRの発音。ただ私は、そんなに神経質にならなくてもいいと思っています。

 LとRの発音ができないのは日本人だけではありません。また、どの民族にも苦手な発音があるものです。たとえばドイツのある地方では F と V の発音が同じなので、英語でlive music「ライブ・ミュージック」と言うところを life music「ライフ・ミュージック」と言ってしまったりします。

 一方、英語圏の人はドイツ人レーサーの「シューマッハ」を「シューマッカ」と言います。外国語がうまく発音できないのはお互いさま。恥ずかしがる必要はありません。
 

 L と R の発音は、聞き取りや発音の練習をすればある程度は上達します。ひとつ、今日からでも始められることは、カタカナ英語をできるだけ忘れること。日本語では L も R も同じ「ラリルレロ」表記なので、カタカナ表記、たとえば「ルール」という言葉の場合、どっちが L なのかわからなくなってしまうことがあるのではないでしょうか。

 私は、カタカナで読み仮名をふること自体は悪いことだとは思いません。ただその場合、自分の耳で聞こえた通りに読み仮名をふるべきだと思っています。たとえば、education は慣例的に「エデュケーション」と表記されますが、実際には「エジュケーション」と聞こえるものです。日本語にもある発音で誰でもちゃんと言えるのに、カタカナ英語に振り回されて間違った発音をするのは、非常にもったいないと思います。

 ですから、L と R の発音も、従来のカタカナ英語はリセットして、耳で聞こえた通りに読み仮名をふってみましょう。日本語の「ラリルレロ」は意外と L の音に近いことに気づくのではないでしょうか。それだけでも、ヒアリング力がアップするはずです。
 

(第6回へ続く)

 

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