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 いよいよ、このプロジェクトも正念場である。11月16日の開幕まで1週間を切ったが、本稿執筆時点では、まだどの試合のチケットについても「完売」のアナウンスは聞こえてこない。私も〆切ギリギリまで原稿を書かないタイプなので、行くつもりなのにギリギリまで予約をしない人の気持ちもわからないでもないが、そろそろチケットを買おうじゃないか(※)。開幕前の更新は今回が最後なので、選挙カーにでも乗り込んでそこらを走り回り、マイクを握って「最後のお願いに参りました!」と声を張り上げたい気分だ。どうかお力をお貸しください! みなさんの応援が、私たちの代表チームを強くするのです! 

 実際、選手たちに聞くと、観客の応援は本当に力になるという。その価値は、日頃から多くの観客の前でプレーしているプロの選手たちより、ふだんはスタンドさえないグラウンドでプレーしている彼らのほうが、身に染みてわかるのかもしれない。日本では2009年と2011年の二度、アジア選手権が開催された。満員にはならなかったものの、そこで送られた声援が選手たちから大きな力を引き出したことは間違いない。とくに2011年の韓国戦における大逆転劇(2-1)は、ホームらしい熱気と愛情に包まれたスタンドの後押しがなければあり得なかっただろう。強豪国のひしめく世界選手権となれば、それに倍する応援が必要だ。

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「ブラインドサッカー世界選手権2014」スタンド満員化プロジェクト

ブラジルW杯だけじゃない! 今年11月、全盲の視覚障害者がプレーするブラインドサッカー世界選手権が東京で開かれる。国立代々木競技場の特設スタンドを満員にして日本代表を応援する――ライター岡田の「ブラサカ満員化プロジェクト」が始動した。

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岡田仁志

昭和39(1964)年北海道旭川市生まれ。早稲田大学第一文学部文芸専修卒業。3年間の出版社勤務を経て、フリーライターに。深川峻太郎の筆名でもコラムやエッセイ等を執筆。著書に『闇の中の翼たち――ブラインドサッカー日本代表の苦闘』(幻冬舎)。

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