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2014.10.26

「ひどい家族とステキな家族のあいだ」

第2回 家族も縁を切ったっていい、よね?

沖田 ×華/荻上 チキ

第2回 家族も縁を切ったっていい、よね?


第1巻が刊行されたのが2010年7月。最新刊の4巻を出したあとも、幻冬舎plusで精力的に連載中の「蜃気楼家族」。長年、連載を続ける中で、沖田さんの心境や環境の変化もあったり、なかったり……。
                   (構成:幻冬舎plus編集部 撮影:植一浩)



〝家族だから〟に縛られない

沖田 「蜃気楼家族」を描き始めた当初は、まったく人のことを考えずに描いていたんです。いろいろこと細かに描いたほうがウケるかな、と考えていたくらい。親は親だし、家族はもうバラバラなんだから、好き勝手なこと描いても誰も傷つかないと思って、そのまま描いてたんです。

 まあ、私は私なりに親を大事にしてると思っているんですけど、ああいう漫画を勝手に出したとか、そういうことを含めて、娘としての評価は最悪ですね(笑)。魚津市民の一人としても最悪。まったくの欠陥人間でダメダメです。

 ただ今は、だいぶ状況が変わりまして。たとえば、弟も結婚して子どもが生まれて、家族を作り始めた。私たちが家族を作る側になったんです。そうしたら、やっぱり変わってくるんですね。とくに弟は、こいつこんなにまともだったっけと思うくらい。今、家族の中で弟が一番まともになってる。

荻上 環境は人を変えると。

沖田 そうそう、変えるなあというのがあって。自分も常に変化していってますが……。親父ははっきり言って、まるっきり変わってないですね。しかもさらにパワーアップしてる(笑)。近づけないですね。 

 

話題の男、沖田隆。(『蜃気楼家族1』第1話「中華屋の娘」より)


沖田
 いろいろ仕事をいただくようになった中に、以前、ノンフィクション系のテレビのお話がきたことがあったんです。全体に暗い筋書きで。さらに、親父と私を会せよう、会せよう、とするから断りました。

荻上 うわ、何考えてんのかな。

沖田 何のために私が東京に出てきたと思ってるんですか、と。ここまで距離が離れてないとうちはダメなんですよ、と。

荻上 和解すると思ってるのかな。

沖田 和解するわけない(笑)。話してわかるような親じゃないんです。そんなだったらとっくの昔に仲良くなってます。

荻上 テレビとしては、「感動の和解!」みたいなのを撮りたかったんでしょうね。

沖田 ありえん、ありえん。ドラマじゃないから、そんな都合のいいこと。

荻上 アホすぎる筋書きですね(笑)。


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