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2012.11.15

2012年11月14日

2014 FIFAワールドカップブラジル アジア最終予選 第5戦 日本 vs オマーン

ヤシキ ケンジ

2014 FIFAワールドカップブラジル アジア最終予選 第5戦 日本 vs オマーン

 サッカー日本代表 サムライブルー マッチインフォメーション

SAMURAI BLUE vs オマーン
2012.11.14 スルタン・カブース・スポーツコンプレックス
 
 
 
 今回のオマーン戦は、年内最後の代表戦だということで、私は試合開始前のお昼から熱い風呂に入りコンディションを整えていた。
 半分くらいのぼせて風呂を出て、ぼんやりした状態で足の指をタオルで拭こうとしたら、上げた膝が顔面下半分に入り、全裸で一人悶絶。
 気を取り直し、酒とつまみの調達に渋谷まで出張り、年内最後の贅沢と思い立ちデパ地下で小金持ちそうなおばちゃんたちに囲まれながら総菜と酒を購入し帰宅した。
 ビール3本と不二家ネクターピーチ味1本。つまみに、崎陽軒のシウマイ、生ハムサラダに牛もも肉の炙り焼きバルサミコソースと牡蠣フライ100g。
 小市民の私には贅沢すぎるほどの惣菜だ。
 試合開始の1時間前から、アップ(飲酒)をはじめつつコンディション作りに励み、年内最後の代表戦に気合いを入れて臨む。
 というのも、つい先日、私は馴染みも薄いシガーBARなる場所に出向き、人が吸っている葉巻を貰い吸いなぞしながら、慣れぬまま肺に吸い込んではむせて咳きこみ、なにやらありがたいウイスキーも飲んで、慣れない高級づくしに体が拒否反応を示し、思わず嘔吐&撃沈。
 そんな軽いトラウマを抱えたまま、松木に備えてメモ帳を手繰り寄せて準備を始めながらおそるおそる飲酒をはじめた次第である。
 
 
「開始10分は、いろんな意味でボーっとするからね!」
 これは、オマーンに前半序盤でビッグチャンスを作られてしまった場面での松木の一言。これは、中東の暑さのことを指しているのだと思うが、他にどんな意味でボーっとしてしまうのか知りたい。ボーっとしてちゃダメでしょう。
 
「混ざりたいくらいスよね、へへへ!!」
 試合終了間際、酒井高徳のセンタリングからの岡崎選手の決勝ゴールで、岡崎選手がベンチの控え選手の元に駆け寄り祝していたときの松木の言葉である。
 いままで幾度となく、松木・セルジオ・名波の3トップの解説をああだこうだ言ってきたが、実は2トップなのであると確信した。
 松木は解説者ではなく、「ファン代表」として応援するファンの気持ちを代弁するというポジションだったということに気づいた。サポーター代表はスタジオにいる香取慎吾ではなく、実は松木安太郎だったというシャドー的なポジション取り。
 終始松木は持ち前のいい飛び出しを見せる発言の連発で、灼熱の中東でもコンディションは抜群そうで安心したのである。
 彼の解説とも呼べぬ、限りなく野次に近い応援の声を耳にして、我々テレビ観戦者のテンションも引っ張られていく。クラスでうるさくて煙たがられるような奴も、居ないとなんだか寂しい感じがするのに似ているような気がしないでもない。そう考えると松木安太郎は「解説者」「応援者」「野次飛ばしてくだを巻くオヤジ」というボリバレントなポジショニングで、試合とテレビ観戦者の間を上手に繋いでる気がしないでもない。買い被りすぎか。
 
 今回も長友選手の運動量と左足からのセンタリングの安定感は抜群だった。
 1点目の顔面(顎下?)トラップからのアシストは「石崎くんの顔面シュート」ならぬ「顔面アシスト」という新しいジャンル誕生の瞬間を見た思いがした。まあ、正確には顔面トラップだけど。
 そして2点目のアシストも一列上がった長友選手のポジションに入った酒井高徳選手からのセンタリングだった。
 思えば彼も代表には招集されるが、「ほとんど使われない派閥」にいるかのように思っていた。宇佐美、ハーフナー、宮市らがその派閥の筆頭だと思われる。
「後半40分頃に出てくる派閥」には細貝、高橋選手が鉄板。
 そんな酒井高徳選手は岡崎選手が所属するドイツのシュツットガルトに移籍して早々にスタメンを張っていたりした。監督からの信用も厚い様子で、岡崎選手よりも出場時間が長かったりしている(ポジションが違うが)。
 決勝点の起点となった、左サイドからのドリブル突破からのセンタリングを観て、移籍した当初の酒井高徳選手のインタビューを思い出した。
 彼はドイツに行ってから、自分のような新参者はどこのポジションで使われるか分からない。だから利き足ではない左足のキックの精度も上げなくてはいけないので、死ぬ気で練習をしたと言っていた。そんな努力が実り、あの左足での決勝点アシストに繋がったのだと思うと、じんわりとした感動も湧いてきたり。
 今回活躍した左サイドの長友・酒井高徳選手の素晴らしき活躍と比べると、右サイドの酒井ゴリラ宏樹選手は物足りなく感じてしまう。そして、日本のボス猿こと、本田選手もロシアリーグで見せる活躍を代表で見せることができなかったように思う。ロシアとオマーンの気温差は30度近くあると考えると、まあ体のキレがなくて当然だと素人の我々は思ってしまうが、自身はそんな風には捉えていないのだろう。これからは、暑い中東でのアウェー戦が控えていると思うと、気温差とコンディションには気を配らねばいけないのだろう。
 とにかく、勝てたけど課題も見つかった試合でもあったわけである。
 聞いた話によると、試合後の渋谷駅前の交差点は「キヨタケニッポン!」コールが巻き起こっていたらしい。なんだか言いやすそうではある。キヨタケニッポン。
 
 6月からはじまった最終予選も今年はもうおしまい。次は来年の3月のヨルダン戦(アウェー)。ここまで4勝1分の勝ち点13のグループBで断トツの首位。
 日本以外の4ヵ国は団子状態で勝ち点1を争う熾烈を極めるような状態である。
 日本は早いところw杯出場権をもぎ取り、来年は残りの消化試合で「ほとんど使われない派閥」の選手を酔っ払いながら観ていけたらなと思っている。
 
 

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