秋といえば、きのこの季節。と同時に美味しいきのこにまぎれこむ「毒きのこ」にも要注意の時期。いま巷を騒がせている猛毒の「カエンタケ」(写真左)に始まり、食べちゃだめ、触っちゃだめ、のフシギな43種の毒きのこの生態を紹介した『毒きのこ 世にもかわいい危険な生きもの』(新井文彦:写真/白水貴:監修/ネイチャー&サイエンス:構成・文)。

本書の刊行を記念して、内容の一部をダイジェストでお届けします。

  

彩りも立ち姿も魅惑的、ミステリアスな森の妖精、毒きのこ。
3番目にご紹介するのは、キュートな見かけに似合わない味「ドクベニタケ」です。

 

傘の直径は3〜10㎝と小さいが、よく目立つ。   
 

ドクベニタケ
から秋にかけての比較的長い期間、さまざまな森で、よく見られるきのこです。
緑の森に、真っ赤な傘と白い柄が美しく映えています。
名前にも「毒」とあり、見るからに毒々しい風情ですが、毒性はそれほど強くないようです。それより、たいへん辛くて苦いので、とても食べられたものではなく、そのおかげで中毒例は少ないといいます。
鮮やかな赤ですが、雨に当たると退色して白っぽくなります。


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data
漢字表記 : 毒紅茸
学  名 : Russula emetica (Schaeff.) Pers.
生える場所 : 針葉樹林や広葉樹林の林床
生える時期 : 夏~秋
傘の直径 : 3~10cm
柄の長さ : 3~7cm
中毒症状 : 食後30分~1時間ほどで、
      腹痛、下痢など胃腸系の症状。

 

 

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