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2014.09.19

「恋する旅女、世界をゆく」パタゴニアの美女が教える、ガイドブックに載っていない14万匹のペンギンがいる小さな島【13人目】

小林 希

「恋する旅女、世界をゆく」パタゴニアの美女が教える、ガイドブックに載っていない14万匹のペンギンがいる小さな島【13人目】
パイネ国立公園のシャイリー


パタゴニアのチリにあるパイネ国立公園でシャイリーという美女が働いていた。国立公園の受付を担当しているらしく、彼女から入園にあたる注意事項などを聞いていたら、話かけたくなった。

彼女はパタゴニアに詳しく、パイネ国立公園以外にも、たくさんのオススメの場所があるという。その中で私が食いついた話がある。

「パタゴニアはいろいろな動物がいるのだけど、あなた、ペンギンは好き?」

ペ、ペンギンですって!? もちろん! あの愛くるしい歩き方は、なぜか母性本能をくすぐるじゃない!(←あれ、私って母性本能あったか? ※子供が苦手です)

「ペンギンは大好き! その動物園はどこにあるの?」

すると、シャイリーったら、可愛すぎる笑顔で笑いながら言った。

「何言ってるの!? 野生のペンギンよ! 14万匹のマゼランペンギンがいる小さな島があるの。そこに行ったらいいわよ!」

「14万匹も野生のマゼランペンギン!?」

「残念ながら、体の大きなキングペンギン(皇帝ペンギン)は南極まで行かないと会えないけれど。でもマゼランペンギンは小さくて可愛いのよ」

「十分です! マゼランペンギンはどこにいるの?」

ということで、いざ私が向かったのはチリのプンタ・アレーナスという「砂の岬」という名前がついている小さな街。南北に長いチリのほぼ南端にあたる。もちろん、極寒。真夏で極寒なのだ。

さて、プンタ・アレーナスではいくつかの「ペンギンツアー」が遂行されている。

シャイリーが、
「たぶん営巣地で有名なのは、オトウェイ湾という所だと思うんだけど、そこよりもオススメなのは、マグレナータ島かな。数が桁違いに多いのよ」

と教えてくれていたから、迷わずにマグレナータ島行きの往復フェリーを申し込んだ。マグレナータ島は、それこそ、南アメリカ大陸のほぼ南端のほうにある小さな島だ。

そうして、当日の朝、フェリー乗り場で集合して、向かう。早朝なので眠気が襲うけれど、ひんやり冷たい空気で次第に目が醒めてくる。少し油断をしたらすぐに風邪を引いてしまいそうなほど、冷たい風が止まない。

空は夏らしい大きな雲が広がるけれど、どこかグレイッシュで大陸の果てらしさを思わせる。空気が冷たいせいか透き通るように視界がはっきりとしている。

フェリーに乗り込み、船は全速で航行する。海を見ると、まるで夕日のような金色の光が海に差し込んでいる。朝日のはずなのに、なぜか哀愁する覚える景色。世界の果てというのは不思議だ。

そのうち、遠くに小さな島が見えてきた。マグレナータ島だ。小さな島は丘のような印象で、丘の上にあたるところには灯台が立っている。どうやら資料館のようだ。

早朝のプンタ・アレーナスの港
幻想的な朝日と海
マグレナータ島が見えてきた。ペンギンらしき姿も確認

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