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2013.07.23

2013年7月21日

EAFF東アジアカップ2013 決勝大会 日本 vs 中国

ヤシキ ケンジ

EAFF東アジアカップ2013 決勝大会 日本 vs 中国
 
サッカー日本代表 サムライブルー マッチインフォメーション
SAMURAI BLUE vs 中国
2013.7.21 ソウルワールドカップスタジアム

 

  この東アジアカップというのは、選ばれたJリーガーたちの個々の能力の見極めの意味合いを持っているといわれている。つまりは“A代表オーディション”ともいえるだろう。

 初戦は中国相手に3-3という負けに等しい引き分けの勝ち点1。
 ファンの期待に応え、次の二次審査まで当確となったのは柿谷くらいではないだろうか。
 そもそも私は自分で書いておいてなんだが、オーディションという言葉を見聞きすると、苦味走った思い出ばかりが蘇ってくる。
 その昔、いろいろなオーディションを受けている時期があった。
 打率でいうと2割にも届かないような体たらくを晒していて、いつ事務所から戦力外通告を受けるかヒヤヒヤしながら過ごす日々だった。
 当時は発泡酒が出回りはじめたころで、某飲料メーカーの発泡酒のCMオーディションに行ったことがある。素人っぽい人たちが発泡酒を飲み「ぷはぁー! 喉ごし最高っ!」な内容の芝居を要求されているわけである。いまテレビで見かけるあの誰だか知らない「ぷはぁー!」とやってる人たちは完全ド素人ではないのです。
 丁度その頃、デニーロの映画ばかりを観てかぶれていた私は「役作り」と称し、オーディション会場に向かう途中のコンビニで生ビール(500ml)を買い、会場内のトイレの個室で一気飲みをしてからオーディションに臨んだ。
 順番が回ってきて部屋に入ると、発泡酒入り紙コップを手渡された。
「それ、今度新発売の発泡酒です。一気に飲んでからの、美味い! な顔をお願いします」
  私の前には録画用のムービーも回っており、部屋の隅のモニターには大画面で私の顔が映し出されている。画面を見ると、ほんのりと顔が紅い。その時点で私は既に少し酔いがまわっていたのである。そして紙コップには想像以上に発泡酒がなみなみと入っている。
 中を見た瞬間、「ぐふっ」と小さくゲップが出てしまった。審査員たちは「???」といった顔で私のことを見ている。
 酒を飲んできた事がバレてはマズイと思った私は、思い切りよくゲップを発泡酒で流しこみはじめた。
 ものすごく不味かった。
 勢いよく飲み干すことも出来ず、残りわずかまで達したころには、もはや罰ゲームの一気飲みを強いられているような辛い気持ちと、頑張って飲み干して美味しい顔をしなくてはという気持ちがせめぎ合っている始末。
 結果、飲料CMでは絶対に見ないような「嫌々飲んでる顔」で飲み終えたあと、「ううっ〜!」と餌付くような声を漏らしたあとに無理矢理笑顔を作る塩梅になってしまった。
 もしデニーロが審査員でいたら、映画『アンタッチャブル』のデニーロ扮するアル・カポネよろしくバットで殴られていたと思う。誰がビールを飲んだ後に餌付く奴をTVで観たいものか。
 私はそのオーディションに落選してしまい、以後、いまに至るまで「発泡酒は苦い思い出の味」として遠ざけるようにしている。
 今回の中国戦も発泡酒のような後味が残ったわけでありまして、残りのオージー戦・韓国戦は是非とも美味しいお酒で酔えるようにと願うばかりなのです。
 
 

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