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2014.09.02

無料試し読み『執事だけが知っている世界の大富豪58の習慣』

本物の執事がこっそり教える
~大富豪の秘密の習慣~
secret 6.怒りにパワーをお使いになりません

新井 直之

本物の執事がこっそり教える<br />~大富豪の秘密の習慣~<br />secret 6.怒りにパワーをお使いになりません

 

みなさま、初めまして。執事の新井直之と申します。世界の大富豪の方々にお仕えし、日常生活から冠婚葬祭、旅行、留学の同行、プライベートな催しまで、ご主人様に成り代わり、あるいは補佐役として、あらゆる事柄に対してご要望にお応えするのがわたくしの役割です。
しかし、日々彼らにお仕えする中で気づいたことがあります。実は、大富豪独自の、成功を引き寄せる秘密の習慣があったのです。
彼らを間近で見てきたわたくしが、みなさまにその秘密をちょっぴりお教えいたします。

<怒りにパワーをお使いになりません >

一章でもご紹介しましたが、大富豪は本当に喧嘩しない人たちです。 ビジネス上でトラブルが起きても、大富豪は争いごとに時間も手間もかけません。訴訟沙汰になりそうだと判断すれば、たとえ自分に勝算があっても無理はしないで、和解の道を探ります。相手に大騒ぎされ、マスコミに取り上げられるようなことは避けたいのです。お金で解決できれば、万々歳と考えるのが大富豪です。ただし何があっても怒らない、というわけではありません。  

たとえば部下が仕事でミスすれば、経営者としてちゃんと叱ります。ときには顔を真っ赤にして叱責することもありますが、それは癇癪を起こして怒り散らしているのではなく、真剣に部下を指導しようと思っているからです。  だから怒りを引きずることはなく、一〇分もすれば同じ部下に、何ごともなかったかのように明るく声をかけ、世間話などができるのが大富豪です。  
まるで二重人格のようですが、そういう調子ですから部下から恨みを買うようなこともまずありません。それは大富豪が、心底から部下を憎んだり、腹を立てたりするわけではないからです。

「そもそもこの悪い状況を作り出したのは自分。本当に責められるべきは自分だという気持ちがどこかにあります」

 ある大富豪の方がそう話されていました。大富豪が怒らないのは、常に自責の姿勢でいるせいかもしれません。 部下が大きなミスを犯せば、その部下を選んで仕事を任せた自分の責任。取引先が納期を守らなくて損失が出たら、その取引先を選んだ自分の責任。基本的にそういう自責のマインドであれば、腹は立たないのです。    

そもそも過去の出来事にとらわれているから腹が立つので、これも大富豪にはほとんど見られないマインドです。 大富豪は何か失敗しても、すぐにケロッと忘れてしまいます。同じ方法でリカバリーしようとか、再チャレンジして取り戻そうとか、そういう発想がないのです。それよりも、さっさと次の方法を考えて新しい道を進もうとします。
つまり、過ぎ去った出来事にはまったくエネルギーを注がないということです。腹が立つはずがありません。    

ある大富豪の方がレストランで食事をしていたときのことです。食器を下げに来たウェイターがうっかり赤ワインをこぼし、大富豪の白いシャツに赤いシミができてしまいました。 シャツを拭きながら必死に謝るウェイターに、大富豪はいつもの穏やかな表情でこう言いました。

「いいよ、いいよ。このシャツ、捨てるつもりだったから」  

いつも高級仕立ての白シャツをパリッと着こなしている方なので、本当に捨てようと思っていたわけではないでしょう。それでも怒ることも騒ぐこともなく、冷静に対処できるのが大富豪なのです。
レストランの店長も謝りに出てきましたが、後日「こんど特別料理をご用意いたしますので、いらしていただけませんか」という申し出がありました。その大富豪の方はもちろん招待をお受けし、お気に入りのレストランとかえって深いつながりができました。腹を立てないことでちゃんと得するのも大富豪ならではのエピソードです。    

別の大富豪の方がご自宅を建てたときにも、似たようなことがありました。その家はバリアフリー設計のはずでしたが、一部に段差が生じるという重大な設計ミスが見つかりました。 その大富豪の方は「ミスなら仕方ないね。そのままでいいよ」と特に問題にはされませんでした。
しかしその後、別の建築会社に依頼して、ほぼ建て替えといっていいほどの大規模な補修工事を実施したのです。少なくとも数千万円の追加費用をかけたはずですが、それも自己負担だったそうです。
追加費用が大きかったので、私は「前の建築会社に費用を負担させたほうがよろしくありませんか」と申し上げました。すると、大富豪の方は笑いながらこうお答えになりました。

「設計段階であのミスを見抜けなかった自分にも非がある。相手を責めて問題を大きくするより、自分のお金で思うように改修するほうがよほどいいんだ」

 おそらく、元請けの準大手ゼネコンとトラブルを起こしたくなかったのでしょう。 このような大富豪の行動原則は、取引先にとってはたいへん怖いものです。腹を立てることのない彼らを優しい方だと錯覚してはいけません。ミスを犯したときに温情措置を期待すれば、驚くほどあっさり見限られてしまうのです。    

私ども執事も、大富豪にとっては取引先の一人です。実は過去に、大富豪の方から何の前触れもなく契約を切られてしまったことがあります。 「私も前ほど仕事が忙しくありませんし、御社にお願いすることもなくなってきましたので……」とニコニコしながら契約解除を切り出されました。  
こちらに何か落ち度があったかどうかもわかりません。クレームを入れていただければ改善の余地はありますが、いきなり結論を出されては手の施しようがないのです。
そのような事態を招かないためには、細心の注意を払って仕事の品質を上げていくしかないのです。
大富豪が本当に厳しい態度を見せるのは、部下への指導やお子さまを叱るときに限られるでしょう。お子さまが本当に悪いことや社会的に許されないことをすれば、ふだんは見せない厳しい表情で叱責します。 それはお金には代えられないことだからです。だからこそ、誰もが大富豪に信頼を寄せ、敬愛するのではないでしょうか。

 

 

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