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2014.08.29

「恋する旅女、世界をゆく」内陸国パラグアイで、美女が教える「海」を感じる場所【11人目】

小林 希

「恋する旅女、世界をゆく」内陸国パラグアイで、美女が教える「海」を感じる場所【11人目】

 
ブラジルのビザを求めて、パラグイアへ

アルゼンチンからパラグアイへと移動した。サルタからアルゼンチンを南下しようかと思ったのだけど、やらなければならないことがあった。なんて言うと、大事のようだけど、まあ、やっておきたいこと。それは、「ブラジルのビザをパラグアイのエンカルナシオンで発行してもらう」ということ。

日本人は、南米大陸では、唯一ブラジル入国にビザがいる。そのため、日本でビザを取っていない場合には、どこかの国のブラジル大使館(領事館)へ行き、ビザを取らなければならない。ところが、ビザを取るのが厄介だという噂をたくさん聞くではないの。

「ブエノスアイレスのブラジル大使館では、ビザを発行されなかった人がいる。発行されても二日から一週間かかるらしい。しかもビザ代が高い!」
「ビザを発行するのに、そもそも銀行預金を証明する紙が必要らしい」
「イグアスは確実に取れるらしいけれど、一泊しなければいけないとか。いや、発行されるかも、確実とも言えないかもしれない……」

などなど曖昧な情報が耳に入ってくる。
その中で、100%の確率でビザを取れるという場所があるという。
そこが、パラグアイのエンカルナシオンにあるブラジル大使館(領事館)だ。
「しかも、エンカルナシオンでは、たったの2時間でビザを発行してくれる」
という。

エンカルナシオンは、アルゼンチンとの国境にあるパラグアイ側の街だ。正直、これらは行った人の情報ということだけど、そこは海外、日本のように常に同じルールだとは限らない。今日は発行するけど、明日は発行しないなんてこともざらにあるだろうし、人を見て発行するかどうか決めたりだってするだろう。

世界というのは、実にルーズで、実に愛嬌があるものだ。発行されればラッキー!というくらいの気持ちで臨むのがよいはず。

まあ、そういうわけで、100%の確立でビザを手に入れられる(という噂の)エンカルナシオンに向かうことにした。

エンカルナシオンのバスターミナル前の宿
宿の中はアットホームな雰囲気
宿にいた寝相の素敵な猫。
エンカルナシオンはのんびりとした街
エンカルナシオンに到着! そして高速発行されたビザ

サルタから夜行バスに乗って東へと向かうと、ポサダスという街がある。そこは、アルゼンチンとパラグアイの国境のアルゼンチン側の街。

バスを降りて、パラグアイのローカルバスに乗り換えた。ガタガタガタ……。道路状況で、国の豊かさというものが伺える。うーむ、相変わらず日差しが強く、暑い。

バスに揺られていたら、エンカルナシオンのバスターミナルをすでに越してしまっていた。ブラジル大使館は、バスターミナルの近くにあるらしい。オーマイゴッド!
同乗している優しそうなおじいさんが、「戻れ! 戻れ! 向こうがバスターミナルだ!」と教えてくれる。

バックパックを担ぎ歩くしかない。
「あ〜なんで(バスターミナルに)気づかなかったのよ〜(自分を責める)。もっと分かりやすくしてほしいわよね〜(バス停のせいにする)」と重い荷物が大嫌いな旅女は愚痴る(だったら旅するなよって?)。

で、バスターミナルに到着し、とりあえず目星をつけた宿にチェックインをしてから、ブラジル大使館へと向かった。

「もうそろそろ閉まる時間だから、急いだ方がいいわよ〜」

スタッフに声をかけられる。というか、スタッフさんてば、顔が日本人みたい! 後で知ったけれど、パラグアイにはたくさんの日本人移民者がいるのだとか。スペイン語を話すけれど、日本人の血が混ざっている人も多いそう。

さて、そんな感じでブラジル大使館に到着。急いできたので、カメラを忘れてしまった……。建物は、どことなくブラジルの巨匠建築家オスカー・ニーマイヤー風。真っ白で、曲線の美しい造形をした外観。

中に入ると、「もうすぐ閉めるから急ぎなさい!」と受付のおじさんに急かされる! まずはパソコンにざっと情報を入力し、最後に表示される番号をメモする。それを受付のおじさん(ブラジル人)にパスポートとともに渡す。
「パスポートと航空券のEチケットは?」
といわれ、手元にあったチケットを見せると、それでOK。
チケットがない場合には、クレジットカードがあればそれでよいみたいだった。

さて、閉館を前におじさんも過剰に頑張ってくれたのだろうか。
なんと噂以上の高速スピードでビザが発行された。30分くらい。
その30分間にも、受付のおじさんがいくつかのポルトガル語が書かれた紙を渡してくれたのだけど……。

「あら、日本語とポルトガル語が両方書いてある! ふむふむ、アリガトウがオブリガードね。女性が言うときはオブリガーダになるんだ〜」

最初はよかった。そのうち、日本語が、さようなら、どういたしまして……ときて、なぜか最後のほうが、「おかま」と「へんたい」だった。そんなポルトガル語を覚える必要がある?

おじちゃんを見ると、満面の笑顔じゃない。さては、これで日本人の反応を見て楽しんでいるのね〜といじらしくなった(え、違うだろうって?)。

 

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