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2014.07.18

「恋する旅女、世界をゆく」クスコの看板美女が教える、オススメのペルー飯!【5人目】

小林 希

「恋する旅女、世界をゆく」クスコの看板美女が教える、オススメのペルー飯!【5人目】

インカ帝国の首都だったクスコを散策
マチュピチュからクスコにもどってきた。マチュピチュへ行く前に来たときよりも、ずっと親近感をもってしまう。一つ一つの歴史を自分の足で歩いて感じることができるのも、旅。

って、すっかり忘れていたけれど、クスコは標高3600メートルのインカ帝国の首都だった街。恐るべし高山病になっちゃう場所だ。

ところが、高山病にもならなくなった!? わお、少しずつ体って慣れていくらしい。といっても、駆け足でもしようものなら、ふたたび高山病になってしまう。慎重に、石畳をかみしめて歩くのだ。

さて、クスコといえば、マチュピチュでもさんざん思い知らされたけれど、なんともキッチュで可愛らしいペルーグッズがたくさんあるようだ。
たとえば、そう、アルパカとか、アルパカとか、アルパカとか……。
アルパカのキーホルダー、アルパカのついたペン、アルパカのマフラー、アルパカのぬいぐるみ……とかとか。眠りに着く時にカウントする羊のように、頭の中で、アルパカが何匹も現れては消えてゆく。

いてもたってもいられず、同じ宿に泊まっていた日本人女子のマリリンと一緒に、小さな街を練り歩くことにした。可愛いもの探しは、ガールズで行くに限るわ!

街の中心となるのは、アルマス広場。静かな街に、観光客のざわめきが耳に届いてくる。
遠くにはさらに標高の高い山が連なり、民家も山の斜面上のほうまで家並みがある。青い空には雲がぷかぷか浮いているし、広々とした広場には立派な噴水が存在感を放ち、その周りには人が集まり、綺麗な花々が咲き誇こる。

クスコはかつてインカ帝国の首都であり、当然ながらインカ式の建造物で宮殿も神殿も広場もつくられていた。ところが、1532年、スペインの征服者たちによって、皇帝アタワルパが殺されると、クスコの街はあっという間にスペイン式へと変えられていった。

それでも、強靭なつくりの「インカの石積み」という、カミソリの刃も通さないと言われる建築様式には、スペイン人も歯が立たなかったゆえ、現在もそれは当時のまま残されている。

そんな石積みの石壁の横を歩いていると、なんだか不思議な世界に入り込んでしまったような錯覚になる。確かに、マチュピチュ遺跡でみた石壁よりも一層精巧なつくりだ。一個ずつ形が微妙に違うにもかかわらず、石と石の間には隙間がなく、その積み方(はめ込んでいるようにみえる)は、難しいパズルを仕上げていくように、かっちりとはまっているという印象だ。

石壁のつづくアトゥンルミヨク通りに入ると、「12角の石」という12角を持つ石がを壁にみられる。それも王の一族が12人だったためだとか、12ヶ月を表しているなど諸説あるらしいが、間近でみて、思わず独り言。

「へ〜、すごいわ。こんな大きな石をわざわざ12角にしちゃうとことに、地味ながらも偉大なる美意識を感じるわね」(何様?)

その後、続く石壁の北東側には、石積みされた形が蛇やピューマにみえるところがあった。インカでは、下界・人間界・神界という3つの界があり、それぞれ、蛇・ピューマ・コンドル(ペルーを代表する鳥)として象徴される。
お土産屋さんなんかにも、蛇の上にピューマが乗り、その上にコンドルが乗っている置物なんかをよく見る。

お花の咲き誇るクスコの中心地、アルマス広場
インカの石積みの石壁がつづく中を歩く
12角の石の前で
ピューマの頭になってる石はコレ


ペルー名物アルパカ料理とセビーチェ、それからクスコの可愛い雑貨

さて、石積み見学もだいぶお腹がいっぱいよ!
いい加減、ちらほらと目に入ってくる可愛らしいペルーグッズの土産物屋に行きたいわ〜。
と、「ピューマ」の石積みの向かいの店に入ると、美女のアイリンが店番していた。
店内は美しい鏡がたくさん飾ってあって、どうやら鏡屋さんらしい。まだ18歳で、学校に通いながらアルバイトしているそう。

「こんにちは〜」と挨拶すると、お腹がぐるるるるる〜って鳴るじゃないの(私のね)。
そうだ、せっかくなので、アイリンにおすすめのペルー料理が食べられる場所を聞いてみた。

「そうね……。だったら、ちょっと歩くには遠いけど、セビーチェリアに行ってみて! セビーチェはペルー人も大好きな郷土料理よ!」

そう、セビーチェ。実はマリリンと、とある土産物屋で、
「お腹空いたよね、ランチに、これ(といって、土産物屋に置かれたエプロンを指差して)食べにいかない?」と話していた。

エプロンには、「Ceviche」という文字が書かれ、魚やライム、タマネギの絵が描かれているし、「Ceviche」の「i」が赤唐辛子で表現されているのだから、きっとスパイシーな料理なのだと想像がついた。

このセビーチェというのが、ペルー人が大好きな郷土料理らしい。タイ、ヒラメ、タコ、エビなどの魚介類をふんだんに使い、ライムやタマネギ、ニンニク、唐辛子、塩コショウを和えるだけ。超シンプルな料理なのだそう(エプロンにレシピが書いてあった)。

ああ、久しぶりに魚が食べられる!  と思うだけで、気分はあがる! お腹は一層空いてくるじゃないの〜!

アイリンが教えてくれたのは、広場からタクシーで10分ほどのセビーチェ専門店「EL Pulpo」という食堂。店のファサードはやたらと派手だけど、勢いがあるといえばいいのか? 地元の人しかいないような。
内装はうってかわって、可愛らしいインテリアやらぬくもりのある雰囲気で落ち着く。

店につくなり、「おばちゃん、おすすめをお願い!」と、店の人に言う。
出てきたのは、まず魚介の出汁でつくったスープに、お皿にいっぱい盛られたライム。それから念願のセビーチェ!
な、なんてボリューム超満天の一皿かしら。魚フライまであって、その横に大量のセビーチェ、つまり鮮魚のマリネがのっている。

セビーチェからいただこう。
がっつくように、フォークにたくさんの白身魚をのせて一気に口に放りこむ。

「美味しい! すっぱい!! からい!!!」

ああん、口の中が忙しいわ!
ビネガーたっぷり、唐辛子たっぷりなのか、想像以上にパンチのある味がする。
それでも、慣れると美味しくて、ぱくぱくと食べてしまう。
さすが、「世界でもっとも素晴らしい郷土料理」としても有名なだけある。かつて、スペイン人がペルーにつれてきたというモロッコ人女性たちが生み出した料理なのだそう。

建築だけでなく、文化や言語、食事にいたるまで、歴史のなかで様々な場所の要素が混じり合い、その土地独特なものになっていくのだと実感。

最後に、紫色のジュースを飲んだ。これは、紫トウモロコシを煮込み、レモンやシナモンなどを加えて作るチチャモラーダ。甘いけどすっきり。見た目では想像のつかないすっきり感がある。
さあ、また広場に戻り、お土産屋さん巡りを再開よ!

18歳の美少女アイリーン
鏡ばかり置いているお土産物屋さん
セビーチェのエプロン
EL pulpoの中は黄色くインテリアが可愛らしい
はじめにでてきたスープとライム
これぞ、オススメの一皿! 念願のセビーチェ!
紫色のチチャモラーダ。見た目以上にすっきり味
お土産物めぐり中、外で手作り雑貨をつくるおばさん
髪飾りをつけてくれました
アルパカさんたち
アルパカさんのキーホルダーたち。30頭お持ち帰り
さんざん買うか悩んだアルパカ。諦めた
ペルーのおばさんたちがよく使ってるハット
カラフルな毛糸の靴下
カラフルなブーツ
カラフルな小物入れ


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