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2002.07.15

第7回

忠誠を誓うに値するもの(1)旅行券・商品券

橘 玲

忠誠を誓うに値するもの(1)旅行券・商品券

前回は、本来ならロイアリティ(忠誠)プランに適しているはずの通信サービスが、技術の急速な進歩に翻弄されて、顧客を囲い込む効果的な方法を提示できないでいる現状を説明した。航空サービスのように、ビジネスの手法が確立している成熟産業でなければ、移り気な顧客に忠誠を誓わせることができないのだ。
 その意味では、身近な店舗を活用できる流通業や飲食業はロイアリティプランに適しているが、たいていの場合、汎用性がない。近所の靴屋で買い物をしたり、居酒屋で酒を飲んでクーポンにスタンプを押してもらっても、いつの間にか有効期限を過ぎてゴミになってしまうのが関の山だ。
 では、航空会社のマイレージプラン以外に、忠誠を誓うに値するものはないのだろうか? それが、今回のテーマだ。

 旅行会社や百貨店には、「積立プラン」が用意されている。
 たとえば、JTBの旅行積立“たびたび”では、毎月8,256円を12回積立てる(総額9万9,072円)と、1年後に10万円の旅行券が受取れる。これを利回りに換算すると、年利2.03%に相当する。2年間積立てれば年利換算で2.14%、3年で2.32%、5年で2.71%になる。1年もの定期預金金利が0.03%であることを考えれば、破格の“運用”成績だ。
“たびたび”には、積立てプラン以外に一時払いもあり、たとえば98,040円を1年間預けると、10万円の旅行券がもらえる。こちらは年利換算で2%の利回りだ。同様に、2年間預ければ2.23%、3年で2.44%、5年で2.83%の運用利回りが得られる。
 ちょっと紛らわしいので、表にしてみよう。

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