はじめていった美容院で担当になったのは、髪を金色に染めた男の子だった。
 まだ若い。二十代だろうか。語尾を伸ばす少し女っぽい喋り方をする彼は、わたしが推理小説を手にしているのにも関わらず、際限なく話しかけてきていた。手よりも口の方が早く動いている。

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