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2014.04.05

2014年3月第4週 だらしな脱出できるかな日記

藤田 香織

2014年3月第4週 だらしな脱出できるかな日記

長らく更新できず申し訳ありませんでした……。

 

3月16日(日)

 

 婆ちゃんが死なない。

 

 来る人来る人体調が悪くなる年末年始の呪いが続き、正月が明けても病人続出のフジタ家ですっかり日記が書けなくなってしまった。
 お気楽な「だらしな」生活をダラダラ綴るはずなのに、気が重くなることばかりでパソコンに向かっても愚痴めいたことしか書けず、気が付いたら3ヶ月近くも時間が過ぎていた。その核になっていたのは、三重県の松阪に住む98歳の母方の祖母の介護だったのだけれど、去年の12月に「今年いっぱいもつかどうか」と言われていたのが年を越し、「そうはいってもいつどうなるか」→「もう点滴も入らない。時間の問題」→「さすがに2月いっぱいではないか」と医者にも言われていたのに、凄まじい生命力で生き延びている。
 その間、ママリンは長期帰省を繰り返し、所沢の実家にひとり残されたパパリンは雪かき中に倒れ近所の人に発見され、年末我が家で吐き続けた姪っ子は虫垂炎とクローン病で入院し、大阪に暮らす義妹のお母さんも急性腎盂炎で入院して、ついでのようにダラも体調を崩して、お祓いにでも行くべきなのではないかと悩みつつ、しかしそんな暇さえなく本日も車で松阪にやって来た次第。

 久しぶりに会った婆リン(新呼称)は、なんだかもう生きながらにしてミイラ化しているのではないかと思うほど、またひと回り小さくなっていた。
「今、体重どれくらいあるのかな」と呟いたら、伯父が「25kgぐらいやろ。30kgはないな」と言う。25㎏って! あまりに軽すぎてぴんとこないが、全身骨と皮しかない姿は、確かにそんなものかもしれないと思う。「お婆ちゃん、来たよー!」と耳元で声をかけても、もう私が誰だか分からない。それでも、目をキョロキョロ動かしながら、この子誰やったかなーと考えているふうではある。
 実はこの日記は婆リンが亡くなり、落ちついたら再開しよう、きっとそう時間は経たないだろうし、と考えていたのだけれど、どうもそれを待っている(待ってるっていうのも如何なものかと思うが)といつになるのか分からなくなってきたので、これを機にまた書き始めてみようかと。なるべく重く、暗くはならないようにしたいとは思うけれど、ちょっとどうなるかは予想がつかないです。
 

3ヶ月前にひいたおみくじは「吉」だった。 特に健康運が悪いということもない無難な運勢のはずなのに。 うぬー。

今さらですが、お正月モードのダラを載せてみたいと思います。 おとなしく留守番していてくれたまえ!


<最近の新刊読書>

 書いてないときに限って良本と出会うもので、1月2月は「キタコレ!」本が次々発売されて嬉しい悲鳴状態だった。その中でも『手のひらの音符』(藤岡陽子著/新潮社¥1512)『ミッドナイト・バス』(伊吹有喜著/文藝春秋¥1944)『長女たち』(篠田節子著/新潮社¥1728)はズドーン級! 人生ままならぬものよのう、としみじみしつつ、それでも生きて行くという強さに打ちのめされまくり。同様に『明日死ぬかもしれない自分、そしてあなたたち』(山田詠美著/幻冬舎¥1512)も印象的で、小説を読む幸せを痛感。

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