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2014.03.06

2014 キリンチャレンジカップ 日本VSニュージーランド

ヤシキ ケンジ

2014 キリンチャレンジカップ 日本VSニュージーランド

4-2での勝利。この戦いの肝は、『麻雀放浪記』で出目徳が坊や哲に言った「勝つためには弱い奴とやれ」という言葉にあった!
 

 ワールドカップイヤ―初戦の相手はNZ。
 もうちょっとマシな相手をマッチメイクできなかったのか、しかも5月の壮行試合はキプロスが相手だというし、そんなよく分からない弱そうな国とばかりやって、準備は本当に大丈夫なのかという声をよく耳にする。
 たしかに、W杯で同じグループに入った他の国たちは同じ日になかなか興味深いマッチメイクを組んでいる。
 コロンビアはチュニジアと。
 コートジボアールはベルギーと。
 ギリシャは仮想日本として韓国とである。(2-0で韓国の勝利)
 日本も仮想ギリシャとしてNZと組んだようだが、実力的には劣ると思わざるをえないNZ。
 しかしその「実力が劣るだろう」というのが、今回の肝だと思う。
『麻雀放浪記』で、主人公の坊や哲に麻雀を教える出目徳はこう云った。
“勝つためには弱い奴とやれ”
 今回のNZ戦はまさにこれだと思っている。
 ことあるごとにザッケローニは、日本が持てる力をフルに発揮できれば世界のトップとも渡り合えると云う。実力を発揮するには、コンディションを良く保つことが必須条件。
 フィジカルコンディションもさることながら、メンタル面も大事だということは、スポーツの重要な要素であることはご存じの通り。
つまり自信をもつことが大事だと。
 去年もコンフェデ終わりあたりからだろうか、しきりに選手たちは「勝ち癖をつけたい」と言っていたわけで、昨年の強豪オランダ、ベルギーとの善戦で負け無しからの今回の試合。
 ザッケローニがいう「復習」というのは、日本のフォーム(戦い方)を確認すること。
 そして勝ち癖をつけて自信をつけることである。
 となると、相手は勝てる相手じゃないといけない。
 試合前、ザッケローニとNZの監督も互いに震災にあった国同士の意義ある試合であると言っていたが、それは日本の強化の思惑とは別の話であり、日本としてはフォームを強固にしつつ確実に勝って自信をつけたいという思惑があったはずである。

 昔、女遊びばかりしていた友だちと居酒屋で飲んでいたときに彼はこう宣言した。
「俺は、ブスの救世主(メシア)になる」
 彼は今まで散々美女狙いで頑張ってきたのが、どうにも打率が悪い。
 このままじゃ負け戦続きで楽しいこともないし卑屈になっていくばかりであるという。
 そこで彼が取った選択は、失った自信を戻すために美女ではない女性に狙いを定め打率を上げていこうという下衆な魂胆を掲げたのである。それは別に女性にとっては救世主でもなんでもない失礼な話なのだが、とりあえずその後の様子を見守ることにした。
 その後彼は周りからブス専だとか揶揄されたが、宣言通りに飛躍的に得点を積み重ねていった。2部リーグで得点量産していく姿は、VVVにいたころの本田を彷彿とさせていた。みるみる内に自信をつけ1部リーグに復帰を果たし、気づけば美女を射止め結婚までしたのである。
 卑近な例ではあるが、なにかしら真理のようなものが少し光って見えたりもする。
 海外では思うように活躍・出場できなかった選手がJリーグに帰ってきて活躍するパターンというのは数え切れないほどある。
 細貝や岡崎のように、出場機会がなかなか無いチームにいるよりは、レベルが少し下がるかも知れないがプレーできる機会を得れる他チームに移籍を選んだ結果、本来の実力を発揮し活躍できるという良い例がある。
 このNZ戦でMVP級の活躍をした岡崎はドイツでも昨季とは見違えるような活躍をしていて、代表でもビッグクラブに所属している本田香川以上に存在感を示していた。
 出場機会を増やした結果、自身のフォームを取り戻し自信も得た好例である。
しかし、香川や本田のようにビッグクラブのデカイ壁にぶち当たりなんとか乗り越えようとしている姿を見ると、それはそれで諸手を挙げて応援したくなってしまう。
 成長を促す答えは、必ずしも一様ではないものだと考えさせられる今回のNZ戦だった。
 

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