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2003.04.15

第12回

からだはこころのクスリ

寺門 琢己

からだはこころのクスリ

こころがつくり出す“恐怖の連鎖”

 地球上で「こころ」ほど、実体がないのに力のあるものはありません。現実に存在するものは、例えばどんなに存在感のある人でも、巨大な山脈でも、それよりもいっそう巨大な「時間」という実体のつかめないものに代謝、風化されてしまいます。海岸の断がい絶壁や地層にも、その時間という巨大なつかみどころのない存在の爪あとを見ることができます。
 人類はいつの時代も実体のない恐怖に振り回されているのです。
「現在の地球上で一番人が恐怖するものは、実はその恐怖心自体が引き起こす」と訴えかけてくる映画『トータルフィアーズ』を見ました。この作品の原作はトム・クランシーの大ベストセラー『恐怖の総和』で、『レッドオクトーバーを追え』『パトリオットゲーム』『今そこにある危機』に続く、ジャック・ライアンシリーズの最新作。アメリカ合衆国本土での核爆発、20万人が一瞬の閃光とともに消滅! という、とんでもないストーリーです。アメリカのイラク攻撃が日々報道され、新たなるテロや戦争の恐怖が再び目の前にちらつく今、はっきりいってシャレにならない内容でした。
 クライマックス、アメリカ大統領の決断で報復攻撃用核兵器のスイッチがまさに入ろうというとき、主人公のジャックはロシアとアメリカが首脳会談中のホットラインにアクセス。この事件の背景には両者を戦わせるワナが仕組まれていることをCIAの調査レポートとして報告します。この最後の場面には、「恐怖の連鎖が悲劇の引き金を引く。恐怖心を越えて冷静になれ!」というメッセージがありました。この言葉で冷静なこころを取り戻したロシアの大統領が、まず核兵器の作動を停止。アメリカがそれに準じて停止。ギリギリのところで第三次世界大戦の勃発を免れるのです。
“恐怖の連鎖 ”、これは何も核問題だけの話ではありません。世界中の人類にとって永遠の課題でもあると僕は思っています。民族の主義主張の対立は永遠であり、相互の猜疑心が常に恐怖の連鎖を生んでいるのです。


からだ感覚こそ人類共通の合言葉

 だからこそ、人種や国境を越えた共通の合言葉が必要なのです。この合言葉で、通じ合うことが必要なのです。その言葉こそ、身体哲学=からだで感じる共通の感覚ではないでしょうか。なぜなら、こころはいつでもからだの中の臓器によって、実はコントロールされているからなのです。
 核やテロといったものは、ある意味わかりやすいテーマですが、実は僕らのたわいない生活の中にも、この“恐怖の連鎖 ”は潜んでいるのです。恋人とのいさかいや、家族、友人、会社の上司、同僚とのいさかい。それがいつやってくるかわからない恐怖、無防備な心理状態のときこそやってくる恐怖。これこそ日常的な“恐怖の連鎖 ”ではないでしょうか。


こころの恐怖は腎臓で生まれる

 さて、人間のこころに恐怖が生まれるのには、腎臓という臓器のはたらきが関係しています。
 こころとからだはいつも影響しあっていて、特にこころに人を恐れる猜疑心がわき起こっているとき、からだでは腎臓のはたらきが昂ぶり下半身が冷えているのです。
 腎臓は体内の水分をコントロールする重要な臓器。そのはたらきが乱れると、命に関わる体内の水不足を察知して、こころは本能的に恐怖を感じてしまう。
 つまり、こころが感じる恐怖を陰でコントロールしているのは腎臓なのです。
 ですから、恐怖をしずめるためには、腎臓をほっとさせてやればいいことになるのですね。
 下のストーリーを読んでみてください。


●恐怖のずぶぬれストーリー

 真冬の深夜。急な雨にずぶぬれになって、やっと家にたどり着いたとき、家の中には誰もいない。鍵を出そうとするとどこにもない! からだは冷えきってガタガタ震えている。腰のまん中あたりが何となくきつく苦しい感じがする……。
 この時のつらい心理&身体状態は、次の瞬間回避されます。
 そうだ! 郵便受けの天井に隠し鍵が張りつけてあるはずだ!
「あったぞ!」
 部屋に入り、急いで明かりと暖房をつける。風呂に湯を入れる。この段階で震えは止まっている。そして入浴開始。
 腰湯でじっくり汗をかいた。風呂から出るとからだは、ポカポカ、こころもポカポカ。できたての肉まんのように、からだから湯気が立ち上がっている。

〈こころはからだのくすり〉
 これは、家に入れずどんどん下半身が冷えていき恐怖心を引き起こしペースを乱した腎臓を、腰湯で血流を回復しながらいたわることで、心理的な恐怖心をも合わせて消したというケースです。例えば、気分が ”うつ”になっているとき、そのこころを変えようとしても、多くの場合ままなりません。そんなときは、前述のストーリーで腰湯をしたように、からだにはたらきかけてみることが大事なのです。

 

●こころモード体操が恐怖心に効く

[1] 耳たぶを耳の穴が広がるように引っ張る。
[2] ひじをついて、ほおづえをつく
 この2つは、怖がりモードを切り替えるためのこころモード体操。また、おへその下(丹田)を温めると、腎臓はひと息つくことができる。だから腰湯で恐怖をやわらげることができたのだ。そして、顔のゆがみをとると、こころを切り替えることができる。「怒り・悲しみ・憂い・恐怖・喜び」のどれかにこころが偏ってしまったら、顔のゆがみを整える方法*でこころをリセットしてみよう。
*「かわいいこころ」(メディアファクトリー発行)参照

 

 

 

秘密の入り口・今回の相談

神奈川県
Q(84年生まれ、大学生)
体型:平均

 お尻やお腹などのひび割れ、それは電気を消してもらえばわからないかもしれません……。
 でも私の場合毛が濃いのが悩みなんです。
 彼より濃いへそ毛、胸毛、背中の毛、乳輪にまで毛があるんです。
 これは電気を消しても触れると分かってしまうので嫌なんです。
 特に夏になると露出する部分も多くなるし……。
 やっぱりこれも気にしすぎなんでしょうか?


回答

 サルと付き合う……。キミ結構薄いねって言ってもらえるかも。
 いや、それは冗談としても、いますよね、毛の濃い人は。女性でもおへそまで生えてるという人もいます、確かに。Z-MON治療院に来ている患者さんにも、います。
 でも剃ると濃くなるしね……。
 そこで、一つ提案。
 Qさんの挑戦として、本当に毛が濃いのが嫌だったら、菜食をしてみませんか。
 ベジタリアンになると、かなり毛は薄くなります。
 毛っていうのは血液の発露なんです。爪もそうですよね。
 もうすっかり一般的になりましたが、血液にはサラサラ薄口と、ドロドロ濃口があります。濃口だと体毛も濃くなりますし、髪の毛もごわごわで太い毛になります。
 ですから、髪の毛がべっとりバリバリしてるような人で、毛の状態を本当に変えたいのならば、動物性タンパクや牛乳をやめるとさっぱりします。
 ちなみに、Qさんは、お肉大好きなんじゃないかな。
 少なくとも、毎日治療院に来る患者さんを見ている中では、剛毛の人は肉が好きっていう比率は、かなり高いんです。肉食をベースとする西欧人は、人種を問わず毛が濃いでしょう?
 以前も書きましたが、濃すぎる血液を薄くしないと、内臓に腫瘍ができたりとかいろいろ不都合がでるんですね。Qさんの場合、からだがなんとかしようと頑張って、腫瘍ではなく毛にしてくれているというわけで、Qさんのからだはエライ! のです。
 真剣に取り組めば、かなり変わりますよ。
 Qさんが、本当に本気になれば。
「お肉やめるんだったらいいです」なんて言わないで……。

 

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