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2000.04.01

ゲスト・宮崎学

松村 潔

ゲスト・宮崎学

●“突破者”のホロスコープ
 編集部から「今回は宮崎学さんのホロスコープを見てください」というメールをもらったとき、どんな危うさに満ちたホロスコープになるんだろうか? と思っていました。なにしろ、“突破者”とか“キツネ目の男”とか、そんな過激な呼び名を持つ人物だからです。しかし、実際に計算してみて驚きました。実に情に厚い、穏やかな人の図が出てきたのです。
 まず、私的な感情を示す“月”が“人なつこい蟹座”にあります。また、創造的な人生をクリエイトする“太陽”も、「情」を示す水のサインである蠍座にあります。この太陽をサビアンシンボルに見ると『繊細な香水の瓶が割れて、中の香りが広がる』と読むことができます。

●「繊細な香水の瓶」を壊す……とは?
 10月25日生まれの宮崎さんの蠍座は「人に対する迫力」とか「力を得る」というサインで、一方、その前にある天秤座(9/23~10/23)は「人に対していかなる干渉もしないで、自分や他人の個性を尊重し、それぞれの個人の人格を完成させる」サイン。
 サインの始まりというのは、前にあるサインの性質を壊して、新しい次のサインの価値観を強力に提示する働きがあります。
 蠍座の1度から2度の間は、それぞれの個性を尊重する天秤座を否定して、人に対する迫力や説得力を持つ蠍座に至る段階で、「繊細な香水の瓶」すなわち完成された天秤座が壊されていくことを表します。すなわち、他人の境界線の内側に踏み込んで、個人の自由が奪われたり奪ったりすることを示すのですが、むしろその過程において「中身の香り」、つまり人の隠された本心とか、激しい情が表に出てくるというわけです。
 サビアンシンボルで読むと『殻は割らなくては、中にはなにがあるか知ることはできない』という意味になります。なにやら後ろ向きなイメージにもとれますが、月も太陽も、穏和なアスペクトで支えられているので、もっぱら人の本心や情を新鮮にクローズアップする働きとして作用し、そんなに悪い働きはしていません。
 しかも、蠍座の太陽が否定した“個人の個性を大切にする天秤座”には、“愛情の金星”“保護の木星”“夢の海王星”が同居していて、さらに、それらは恋愛、楽しい遊びなどを意味する5番目のハウスにあるのです。
 これは宮崎学さんが、実は思い切り優しい人であることを意味しています。男性のホロスコープでは、金星は女性を意味するので、この三つの天体の重なりは、女性を、まるで天使のようにみなしてしまうような、理想の投影をしていきます。
 男性的な性質のシンボルである太陽で一度は否定するが、しかし本心では、他人の個性をこよなく愛してしまう性格を持っているのです。愛しているからこそ、それが蠍座の1度から2度で否定された時に、そこはかとない哀しさが漂います。
 いずれにしても、情感、思いやり、暖かさ。これらがあちこちにちりばめられた図だということなのです。

●“社会の権威を示す土星”が孤立状態
 ちなみに宮崎学さんというと、キツネ目の男。例のグリコ・森永疑獄で、犯人ではないかと警察に標的にされたことで有名です。
 ホロスコープを見ていて、思わず見入ってしまう場所があります。それは“男性的な攻撃性や闘争心を示す火星”と、“権威や法律あるいは抑圧の土星”が重なっていて、しかも、火星と土星のセットは、他のいかなる天体も関係せず、孤立しているのです。すでに前回の326(ミツル)さんの図でも指摘しましたが、男性的な攻撃性や怒りを示す火星は、蟹座にあると、内面の感情が煮えたぎっていても、なかなか外にぱっと開放できない性質があります。なおかつ宮崎学さんのように、“社会の権威を示す土星”が、それをスポイルして、しかも他の天体のサポートがない孤立状態にあると、これはますます、火星はどこにも動けない、いわば「牢獄に閉じこめられた」ような押さえつけをされるはずです。
 これとグリコ・森永事件で監視され続けたということは、無関係ではないと思います。“思い切り戦ったり走ったりする力を示す火星”に、土星という権威的な監視が入り、手足を縛られたような状態になると、独特の息苦しさが出てきます。
 しかし裏を返したように、“女性的な金星”は、果てしなく拡大していく木星や、海王星にサポートされ、終わることなく広がっていきますから、この明暗のコントラストはかなり極端です。男性原理にはストップがかかり、いっぽう女性原理は果てしなく増大する。なかなか面白い図が展開されるのです。
 無責任なイメージで例えてみると『手足を縄で縛られ、牢獄に幽閉された男のところに、次々と女性がやってくる』という絵です。あるいはまた『屈折しすぎた男たちと、この世のものでないような幸せな雰囲気を醸し出す女たち』の組み合わせ。

●言葉は歪む……が、すぐに穏和さに気がつくはず
 唯一不調和なアスペクトを持っているのは、“コミュニケーションとか言葉を示す水星”だけ。穏和で優しいくせに、言葉は歪みます。つまり心と言葉がちぐはぐで、わざわざ悪い言い方をしたり、邪推したり、否定的に表現しようとする、よからぬ癖を、水星は持っているのです。
 初対面の人は最初それに驚くかもしれませんが、ある程度時間が経つと、結局、月や太陽、金星などの穏和さに気がつき、言葉とは違う人なんだな、とそのうち誰もが気づくでしょう。
 これは損なのか、得なのか?
 怖い人だと思っていたのに、後でほんとはいい人なのね、となると、きっと信頼されることになるでしょう。反対に、いつもいい人だと思われている人が、時々ぎょっとするような言い方をすると、「ほんとはそういう奴だったんだーっ」と、評判を落とすパターンと比べれば、得なのかもしれません。むちゃくちゃなことを言っても、結局は信頼され愛される。そんな人なのではないでしょうか、宮崎学さんという方は。 

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