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2000.05.01

ゲスト・山田詠美

松村 潔

ゲスト・山田詠美

●運命づけられた創造的な、自由気ままな人生

 山田詠美さんが生まれた時、東の地平線にあるのは“獅子座”。“獅子座”はもう何度もふれたように、クリエイティブな感動を求めて人生を冒険的にしてしまう傾向にある星です。出生時の東の地平線とは、その人の個性を示す場所なのですが、そこに“集団には従わない自由性を発揮する天王星”もあります。つまり、星で見るところでは、山田詠美さんは創造的衝動に突き動かされながら、自由勝手気ままな人生を送ることが運命付けられていると読むことができます。
 では、その人生を作り出すのに、一番大きな導引は何かというと、東の地平線の獅子座の支配星である“太陽”がどこにあるのかで読みます。その“太陽”は、結婚や対人関係などを示す第7ハウスに位置しています。これは『人との関わりの中で、人生がどんどん個性的になってしまう』という意味になります。

●人生が個性的にならざるをえない対人関係とは……? 

 もう少し詳しく見てみましょう。山田詠美さんの“太陽”は、“水瓶座”の18度にあります。“水瓶座”というのは、『社会の常識を斜めに見てしまう、アウトロー的なサイン』です。
 まず、この“水瓶座”の18度を前衛的な占星術「サビアンシンボル」で読むと、『山火事が、水や化学薬品、そして筋肉的なエネルギーを駆使することで鎮圧される』というもので、つまり緊迫したパニック的な状況においては、あらゆる手段を使って、体を張って防ぐしかないという意味になります。
 “水瓶座”のこの度数一帯、正確に言うと、15.00度から19.99度までは、個人と社会の関係がひずんでいます。個人が社会を支配しようとする野望が出てくるかと思えば、一方で、社会のシステムによって個人の権利が見事につぶされてしまうような事態が生じやすく、個と集団の正常な関係への調整を必要とする帯域なのです。
 山田詠美さんは、そういう問題の生じやすい対人関係になるか、あるいはそういう問題を抱え込んでいる相手と関わりやすい星の下にいると言えます。
 山田詠美さんの“太陽”は、第1ハウスの“天王星”と180度の位置にあり、その天王星の影響を色濃く受けています。“天王星”は『常識や集団論理に従わない』星です。つまり、この“太陽”は、どうしようもないくらいさまざまな欲求に対して奔放なのです。山田さん個人の自由を確保しようとする意志と、相手とのどろどろにどんどん巻き込まれてしまう傾向の間に、強いテンションが働いています。

●人生の軸を仕事に。それが崩れたらすべて崩壊する……?

 山田詠美さんが生まれた1959年2月8日は、“月”が“太陽”のすぐそばにあります。要するに、新月直後の生まれ。これはいまだかつてなかった新しい動きを作り出すという意味があるので、対人関係においては、いつも新しい展開が衝動的に、ほとんど頭脳で判断する前に始まってしまいます。
 “月”は感情を示す星。これが“火星”と“木星”の180度のアスペクトと密接に関わって、いわゆるT字クロスというアスペクトを作っています。つまり、感情とか性格はノリノリ、イケイケなのですが、思わずちょっとお馬鹿なことまでしてしまいました、という衝動性に彩られていることが窺えます。
 さらに、山田詠美さんの芸術家的な感受性とか美意識が示される“金星”は、“魚座”に位置しており、魚のようなヌメヌメヌルヌルの柔らかさがあります。しかもそれが『他者との深い合体をあらわす場所』である第8ハウスにあります。『非常に繊細でソフトでエッチ』というイメージでしょうか。
 ここまでのところをまとめてみると、山田詠美さんという人は、すこーんと抜けたフランクさがあって、親しみやすく、それでいて感性はやさしくソフト。そしてトラブルにどんどん巻き込まれてしまう。親しみやすすぎて、おかしな人がどんどん近づくんですね。
 こう見ると、対人関係を中心に回る人生で、ぜんぜん安定感がありません。しかし、その分、猛烈に生き生きしています。
 ここまで見たところでは、人生忙しすぎて、仕事なんかできないだろう、と思ってしまいますが、仕事の状態を示す第6ハウスには、“勤勉実直の土星”があって、きちんとした働き者であることが見てとれます。 
 人生波乱だらけでも、仕事はキッチリ。
 結局、人生の中で秩序を維持するには、仕事を軸にして生きること。あとはどう転ぼうが、うまくまとめ上げることができると思います。山田詠美さんを支えているのは、この“土星”なのです。これが崩れたら、きっとすべてが崩れてしまうでしょう。

●山田詠美さんの近未来

 ここ最近から未来までちょっとだけ考えてみます。
 昨年99年に、ノストラダムスで有名になったグランドクロス、つまり8月11日の日食があったのですが、世間が誤解しているのは、グランドクロスの日食とは、その当日に何か事件が起きるわけではなく、次の日食までなにかしらの影響が続くということなのです。次の日食というのは、2001年の6月。
 グランドクロスというのは、固定宮である“牡牛座”“獅子座”“蠍座”“水瓶座”という、ヨハネの黙示録でいうところの『牛』『獅子』『鷲』『天使』という4つの力が出そろって、非常に深い集団的なパワーが染み出してくる現象です。けっして不幸の象徴というわけではなく、つまりは新しい時代を作り出すための模索、そして模索するために必要な深い力が、無意識の底から出てくることを示す星の配列なのです。
 グランドクロスは、固定宮の真ん中あたり、15度近辺で起こりました。
 山田詠美さんは、“太陽”と“天王星”の180度配置が、このグランドクロスの配置にぴたっと重なっていて、昨年のグランドクロスにしっかりと巻き込まれたクチです。
 20世紀が終わりに近付き、新しい時代が生まれようとする。このスイッチの切り替え機能であったグランドクロスの力を目一杯受けてしまい、さぞ手応えある異変に巻き込まれていると予想できます。といっても、生まれつき、そもそも異変だらけなので、もう違いはわからないのかもしれませんが……。
 具体的に言うと、グランドクロスの一端である、刷新の“天王星”が、対人関係の部屋である第7ハウスの“太陽”と重なり、人との関係を大幅に改変したいという動きが表れています。しかしながら、この変化に抵抗する“土星”が、社会的なステイタスとか立場を維持する目的で、この対人関係の変化を拒否しようとするのです。
 しかし、この“土星”の現状維持の力は無駄な抵抗で、“天王星”や“海王星”という強烈無比なトランスパーソナルな影響を与える天体が、対人関係と出会いの第7ハウスに続々と侵入するので、山田詠美さんの周辺は、いま何かと賑やかなのです。

●人生を一新したい時期?

 “太陽”に対する“天王星”は『新人生のスタートの衝動』を示しますが、それを裏書きするように、進行する“月”は個人の人生を新たに見直す第1ハウスに移動し、1年ほど前から、生活スタイルを一新したい衝動に駆られているはずです。それは新しい21世紀スタイルに変えようという、産みの苦しみです。
 「今までのやりかたは違うだろう。もっと本当の正しいやりかたあるはず」と、大改造を試みようとしている矢先なのではないでしょうか。
 進行する“太陽”は、牡羊座の0度に入ったばかり。これまでの30年間は、この進行の“太陽”は、“薄明と曖昧さと、なんとなく妖しい魚座”にあったのですが、それらを全部かなぐり捨てて、新しいスタートが始まっているのです。現在“太陽”は、外国などを示す第9ハウスにあって、ひょっとしたら、生活の拠点をこれまで親しんだことのなかった、まったく新しい土地や国にしようという衝動があるやもしれません。
 こういった衝動にも“土星”は抵抗しているのですが、まったく歯が立ちません。リセット衝動に駆られた状態なので、果たして仕事はどうなるのだろうかと心配にもなります。
 今年の5月は、“木星”とか“土星”が、ステイタスの部屋である第10ハウスに入るので、仕事のやり方などで新しいルールを作ることになります。そして、それは今後20年間継続する方法論になるでしょう。

●作家としての山田詠美さんは“知性の水星”に表れる

 最後に、作家の文筆能力を“知性の水星”で見てみましょう。
 山田詠美さんの“水星”、生まれつき飛躍する“天王星”と180度の位置にあるので、話とか発想が、いきなり飛ぶ傾向あります。疲れると、言うことが支離滅裂になったりしやすいのです。2003年あたりは、この“水星”に“夢の海王星”が重なり、知性が思い切り拡散する傾向があります。ちゃんとまとまって書くということが、非常に困難になるかもしれません。しかも、この頃には、“変化の天王星”が、財産を示す部屋の第2ハウスの“冥王星”に180度で衝突するので、金銭面での破綻が起こりやすくなります。
 非現実で、話が飛びすぎる。金銭面で破綻する。
 こう書くと、なにか得体の知れない内面的な変化が起きてしまうみたいに見えてしまいますが、山田詠美さんの奔放で力強い出生図を見ると、痛くも痒くもないことかもしれません。
 2005年前後は、“夢の海王星”は、山火事の太陽に重なる。“愛情の金星”には、“変化の天王星”が重なる。これを見て言えるは、エネルギーは枯れることなく、さらに弾けていくであろうということです。
 作家の表現として見れば、視野がやたらに拡大し、抽象表現が増えて、世離れたものが強まることを意味するので、作風はまったく変わるのかもしれません。自分にとってのルーツのようなものを、2005年末前後に新たに発見して、ここから心理的なリソースが変化してしまい、表現のベースが変わるということなのでしょう。
 いずれにしても、山田詠美さんの一生には退屈というものがないように思います。 

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