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2000.06.01

ゲスト・小林光恵

松村 潔

ゲスト・小林光恵

●グレート・コンジャンクションに生まれた小林光恵さん

 小林光恵さんは、土星と木星が接近した頃に生まれました。この土星と木星の会合は20年周期で、天王星よりも外側の天体が発見される以前の占星術では、この会合はもっとも周期の大きなものとして、「グレート・コンジャンクション」と言われていました。
 「グレート・コンジャンクション」(通称:グレコン)は、“土星”がルールを、“木星”が発展を意味しています。あるルールのもとでの発展、つまり、規制とか法律とかの施行のもとで経済とか企業の発展などを作り出すという、かなり社会的な会合なのです。
 小林光恵さんが生まれた時の東の地平線には“天秤座”があります。この支配星は、“趣味などの楽しみを追求する金星”で、“土星”“木星”のセットとともに、“山羊座”にあります。仕事や社会のルールに関わることに、個人的な興味があり、それを楽しむことができるという性質を示しているので、小林さんはきっとどこか勤勉な印象が漂っている方なのでしょう。以前に解読した山田詠美さんのような“水瓶座”の固まりはアウトロー的になるけど、“山羊座”の天体集合は社会内、制度内活動ということになるので、山田さんとなかなか好対照なホロスコープを描いています。

 この社会性とか仕事をあらわす“山羊座”は、家庭的な第4ハウスにあります。第4ハウスというのは、内輪の仲間の集まり、つまり、ファミリーのような集合を示すので、仕事の場が、室内のような囲まれた所になりやすい。自宅を塾にしている人とか、自営業的な活動の人とか、親が家業を持っていたとか、社会性が身近な私生活に持ち込まれる人たちが多いようです。

●公共の価値観の中に、個人の価値が吸収されてしまう

 一方、このどっしり安定した“土星”“木星”の場に比較して、手前の第3ハウスにある太陽は少し頼りないのです。そもそも“太陽”というのは、個人の自主的な目的意識を表す天体ですが、この“太陽”は“暗黒の意志を表す“冥王星”と緊張した90度のアスペクトだけを持っていて、サビアンシンボルで読むと『カメモが餌を期待して、船の周りを飛ぶ』という意味になります。
 つまり、個性的な人生探求を始めた時に、カモメが船に寄ってくるように、どうしてもどこかに依存せざるを得ない。そしてアスペクトが強くないので、そのようにしてスタートした目標も、“冥王星”とのスクエアで、はっきりわからないような理由で、途中挫折しやすいのです。
 第3ハウスは“個人の自由を求めて行動するハウス”で、第4ハウスは、“この個人的な野心を捨てて、より大きな価値に帰属する”ハウス。つまり小林さんは、「逃げる子供」みたいな個人として戦う行為は、途中でなんらかの理由であきらめて、より大きな価値観を示すどっしりとした第4ハウスの“土星”“木星”に、つまり社会的な公共の価値観の中に、個人の価値が吸収されてしまう、という配置になっているのです。
 いろいろと試してみたけど、最終的には、公共的な社会の善に帰属する。そこには“金星”もあるから、そうした共同体的価値には愛着もある。大きなファミリーに帰属しているけど、個人的にはあれこれと妙なことをしてしまう。でもファミリーからは離反することはしないという、ちょっと遊ぶけど、ちゃんと戻ってくる人々に属するということになる。これが小林光恵さんという人だと思います。
 もし太陽中心主義の、つまり個人としての自覚と力と、自主性こそがもっとも大切なのだと考えている人々から見ると、なにかしら不完全燃焼している感がありますが、これが小林さんの生き方であって、それに賛成する人たちもたくさんいるはずなのです。

●ルール意識に縛られている?

 ちなみに、この第4ハウスというファミリーの力の“土星”は、仕事の野心達成の第10ハウスにある“火星”を、180度で押さえています。“火星”は攻撃性を表す天体。チャートの頂上の第10ハウスは、上空に打ち上げられたミサイルという言い方をするとぴったりですけど、それを、チャートの一番底にある秩序の支配者の“土星”が完全コントロールしているので、やはり自己主張したり、野心的に行動したりする時にも、その背後で、社会的ファミリーの秩序である“土星”“木星”の会合が、支配権を握っているのですね。主張はいつもどこか制限つきになってしまいます。
 “太陽”も“火星”も、個人としての自由性やチャレンジ、行動という点で共通しています。しかし、“太陽”はいろいろ試しては途中で断念します。攻撃的な火星も、ルール意識に縛られているとなると、“土星”“木星”の示す大きな秩序というのが、個人を押しつぶしてしまうくらい、強い力を握っていることになります。でも小林さん個人の個性を意味する“金星”は、この“土星”“木星”側に同居しているので、決してそれをいやがりません。
 しかも、この“土星”や“木星”は40代、50代、60代と、年を追うごとに力強くなってしまうので、なにか小林ファミリーみたいなものができてしまうんじゃないかと思います。
 唯一、自由性を示すのは“月”。これは“獅子座”の初期度数にあって、感情面とかでは割と自由にはじけている雰囲気があります。これはおそらく“言葉の水星”と結びついているので、文筆能力とか表現力においての自由性として出てくるのでしょう。あとはお友達づきあいとか、そういう面で発揮されます。

●巨大秩序の保護のもとで遊ぶ女性たち

 こういうホロスコープの場合、たとえば一般的な占いとして見たら、つきあう男性をへし折ったり、押さえつけたりと、不安にさせる図でもあるのですね。だから男性として見ると、男性的資質のスポイルですから、息苦しさを感じてしまうのですが、女性的要素としての“月”や“金星”を見ると自由性があるので、女性としての生き方であれば、このホロスコープは、『巨大秩序の保護のもとで遊ぶ女性たち』という図になって、悪い印象はありません。
 ちなみに、いま進行法という未来予知的な計算法での“太陽”が“山羊座”の26度の位置にあり、後4年すると“水瓶座”に入ります。これまで30年間支配権を握っていた“山羊座”の力がその頃にちょっと弱まり、もっと広範な表現力を身につけることになります。
 また、この“進行の太陽と月”が、新月直前なので、実はここのところ、やる気まったくなし、というか、気力がどん底なんではないかと思います。なにかやっていることに、全部飽きてる。2001年の春あたりが、進行の新月ですね。この時期に新しい目標とか意欲がチャージされて、また心機一転頑張ってみようという気分になれると思います。中には家庭に関することで、大きな喜びがあると思います。もともと一番好きだったこと。それが達成されていくことになるはずです。 

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