毎日を1%ずつ新しく生きる! 刺激と感動のマガジン&ストア

★がついた記事は無料会員限定

2000.07.01

ゲスト・狗飼恭子

松村 潔

ゲスト・狗飼恭子

●星に見る、職業を作家とした適合性
 この『Webマガジン幻冬舎』で新連載エッセイ『愛の病』を始められた狗飼恭子さん。若い女性に人気の作家さんと聞いてます。さて、いつものごとく、図の天頂にあたる職業を示すMCから見ていきましょう。
 図の天頂にあたるMCは、大人になってから意識的に作る自我を示すのですが、狗飼さんは、そこに“獅子座”があります。“獅子座”というのは、「創造的なことをするサイン」で、自分の内面にある情感とか感動を表現して、それによって人が共感を得るということを大事にします。このMCの近くには、“攻撃性や積極性を示す火星”があって、こういう人は、対外的な主張がはっきり鋭く出てくる人が多いのです。作家という職業だったら、こうした衝動は満たされるので、非常に満足していることでしょう。
 次に太陽のサイン。蟹座の16度で、教養とか学術とか、出版を意味する第九ハウスにあります。言葉を扱う職業という面では、これも適合性が高いですね。
 太陽の近くには、“老成とか父親的な意識を示す土星”があって、さらに同じ“蟹座”には、“知性を示す水星”がある。
 この一連の“蟹座”の天体を点検してみます。作家という以上、言葉を操る仕事なわけで、その場合、もっとも重要なのは“言語能力を示す水星”です。
 “水星”は“蟹座”の5度。サビアンシンボルでは、「踏切で、車が列車にぶつかる」というものです。そもそも“蟹座”というのは、その手前にある“双子座”の個人的な能力の発展というものを抑止して、多くの人と共感する集団的な情感を育成するサインなのです。シンボルでは、個人のエゴを「車」として、集団的な意志や情感を「多くの人が乗り合わせて、同じ場所に向かう列車」として表現されています。個人の意志が全体的な意志にぶつかり、大破することで、個人の意志を捨てるという意味に解釈できるのです。

●8歳~15歳の頃のプレッシャーが、ストレスと苦しみの執筆活動にしている……
 “水星”はおよそ8歳から15歳くらいの中学生時代を司る天体なので、この時期、そのようなシンボルが示すような体験があったのかもしれません。というのも、“水星”の隣には“大人意識の土星”があって、プレッシャーとなっています。さらにこれらが“強制的な意志の押しつけを示す冥王星”と、緊張した90度にあるのです。知性の発展という意味では、かなりプレッシャーがかかっていたアスペクトなのです。
 友達とかクラブとか、自由な関係を示すのが第11ハウスなのですが、学業を示す第9ハウスにある“水星”とか“土星”と衝突することは、クラブとか友達関係との活動によって、学業の進みかたが遅くなるとか、あるいは何かの運動によって、学業を中断するとか、ともかく8歳から15歳くらいの間が、人生の中で一番きつい時期だったのではないかと思われます。そもそも水星はあのショッキングなサビアンですから、変化がある時には、急激にぶつかるようにして、変化が起きる。
 幼児から七歳くらいまでを推し量るには“月”を見ます。この時期は、“保護の木星”が近くにあり、なんとなくふわふわした感情を作り出しているので、7歳以前の状況のリラックス感と、8歳以後の学校に行き始めてからのプレッシャーの強さに大きなギャップを覚えたのではないでしょうか。
 “水星”はそうした小さな頃の体験を示すと同時に、その人の知性のありかたのスタイルを決定しているので、狗飼さんの文章作成作業というのは、実はかなりストレスを抱え込んだ、苦しい作業をしているのではないでしょうか。
 “水星”という言葉の技を、職人的に鍛えようとする“土星”のサビアンは、「最初のカッティング課程のダイヤモンド」というもの。これは曖昧な表現、とくに“蟹座”が持つ、情感としては実感できるけど、それを言葉にして、無関心な人にも伝わるようにするということがなかなか難しい。それをカッティングというシンボルによって表現したサビアンは、技術の修練を要求しているのです。何度も何度も繰り返して、曖昧でよくわからない表現を、堅く明確なものにしていく。狗飼さんが作家活動を続けていくうえで、こうした努力はいつまでも続くでしょう。

●夢見がちな、ちょっとボケ味の入った人?
 第9ハウスに位置する“土星”とは、「アカデミックで常識的な今日的な教養」を意味しているのですが、第11ハウスは「未来的な、真に改革的な志」を意味します。この第11ハウスにある“冥王星”と、一般的な教養の第9ハウスの“土星”の間に緊張が走っているので、常識を覆すような新しいアイデアや考え、革新的な姿勢というものに共鳴し、なおかつそれを一般の今日的な通念と摺り合わせるということに、大きな努力が要求されているのです。
 話が戻ってしまいますが、生まれてから幼少期の7歳までに育成された狗飼さんの感情とか個人的な資質というのは、“月”が“魚座”にあり、さらに“保護の木星”があり、“夢を示す海王星”と関わっているので、キャラクター的に見た場合、なんとなく夢見がちな、ちょっとボケ味の入った人だと思うのです。にもかかわらず、知性表現においては、堅くまじめな要素が入っていて、子供の頃の体験の段差から来る、このギャップは、狗飼さんの独特のキャラクターを作り出していることになります。
 すでに解説したように、職業的な立場においての主張の鋭さというのは、MCの近くの“火星”が十分に表していて、これは年々強まり、30代から40代にピークに達します。占星術では、女性を示す天体は“月”と“金星”なのですが、“月”は「らっぱを吹く女性」、金星は「女性活動家」というものなので、扇動的な要素がかなりあります。
 作家としては、わりにきちんとしたいい図だと思います。

●近未来
 ここしばらくのタイムテーブルを考えてみましょう。
 純粋に個人の能力を磨く孤独な努力のサイクルは、1999年末あたりに一段落ついて、2000年初頭あたりから、もっと共感を呼ぶような、情操面の拡大という方向にテーマが移行しています。また、この時期から少しずつ上昇運に入っていて、表現の幅が広がる気配があります。
 過去の話ですが、98年の2月あたりから半年ほど、狗飼さんの場合には、なにか事件が起きていないかお尋ねしてみたいですね。実はこの時期、“魚座”で日食があって、しかも“冥王星”と対立関係ができていたので、狗飼さんのように、“太陽”か“月”のいずれかが、“魚座”の7度近くにある人は、持ち上げられて落とされるというような体験をしている人が多いのです。家庭・家族、住居、金銭がらみでそういう体験が起きやすい。その頃から、住居とか生活のベースを示す第4ハウスに、独立性を示す“天王星”が入っていて、全体に家とか家族などの面で異変があったのではないかと思うのです。
 通常占星術で使われる天体は10個ですが、そのうちもっとも強制的な力を持つのは“冥王星”なので、98年の異変期以後は、そんなに大きな変化は、ここしばらくはありません。
 創造的資質が一気に拡大するのは、2002年の夏あたりからで、おそらく自分の思い通りのものが書けて、しかも仕事的に成功しやすいです。
 最後に小さな話ではありますが、今年の8月終わりから9月の始めにかけて、仕事に関係した怒りとか、言い過ぎとかは注意しましょうね。思わずカッと頭にくることが起きそうなので。 

★がついた記事は無料会員限定

記事へのコメント コメントする

コメントを書く

コメントの書き込みは、会員登録とログインをされてからご利用ください

おすすめの商品
  • ピクシブ文芸、はじまりました!
  • 文化庁メディア芸術祭マンガ部門新人賞受賞作!
  • 無理しないけど、諦めない、自分の磨き方
  • 時短、シンプル、ナチュラルでハッピーになれる!
  • ビジネスパーソンのためのマーケティング・バイブル。
  • 有名料理ブロガー4名が同じテーマでお弁当を競作!
  • ドラマこそ、今を映すジャーナリズム!
  • 砂の塔 ~知りすぎた隣人[上]
  • 小林賢太郎作品一挙電子化!
  • あなたがたった一人のヒーローになるためには?
文化庁メディア芸術祭マンガ部門新人賞受賞作!
ピクシブ文芸、はじまりました!
エキサイトeブックス
今だけ!プレゼント情報
かけこみ人生相談 お悩み募集中!