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2002.03.15

私は今年の春で大学3年生になる学生ですが、年齢は27才です

松村 潔

私は今年の春で大学3年生になる学生ですが、年齢は27才です

■占ってほしいこと

 私は今年の春で大学3年生になる学生ですが、年齢は27才です。
 中学生の時に不登校となり6年間ひきこもった後、大検を受け受験をし現在に至ります。
 悩みというのは、人との付き合いかたについてです。
 長い間家族以外の人と接していなかったこともあり、人となかなか親しくなれません。初対面でも話すことはできますが、距離感がうまくつかめず、親しみが持てたかと思うとすぐにまた壁をつくってしまっていつも一歩距離を置いた付き合いになってしまいます。大学に入ってすぐに自分から告白した人と付き合いましたが、深い関係になったにもかかわらず心を開けずに結局自分から別れてしまいました。
 友人、恋人にかかわらず、この先私は人と親しくなれるのでしょう か?
 アドバイスをよろしくお願いします。

--

お名前:佐藤由美子(仮名)
生年月日:1974年12月10日
生まれた時間:午前6時34分
生まれた場所:福島県会津若松市


■回答

●引きこもりの傾向は確かにホロスコープに表れている

 引きこもりの人は最近はとても多いので、あまり特殊な状況に見えなくなっているというのが現代的な傾向だと思います。
 ただ、佐藤さんの場合、ホロスコープ全体を一目見ただけで、引きこもりの傾向があることがわかります。
 生まれた時の東の地平線のサインは開かれた射手座で、そこには自主性を持ち、輝く太陽と、愛想のいい金星があります。基本的な人生の傾向は、ここに表れているように、開かれた精神を持ち、自分の人生を自分で自主的に切り拓くという傾向を見て取ることができます。これがまずは人生の基本です。
 ただ、この自主的な太陽の力に対しての、社会的な枠を与える木星、土星が、ちょっと不安定な感じです。木星は発展性を意味しています。ホロスコープでは、魚座の木星が知性や学習を表す第3ハウスにあり、教養が広がる傾向を示していますが、しかし知能を意味する水星と90度の関係なので、拡大の方向がばらばらになりやすいのです。
 それに対して、方向性を制限して、秩序正しい人生を作り出す土星が、アスペクトを持たず、他惑星に影響を発揮していない。つまり、秩序をもたらす意識が、現実にあまり機能していないということなのです。とくにこの土星は、洞窟の暗闇のように閉鎖する第8ハウスにあり、言ってみれば、秩序を主張し、管理するべき人物が、どこかに幽閉されて、そのメッセージが外に出てこないというイメージで考えてみるといいでしょう。
 広がりがばらばらになる。そして塩のように締める力が機能しない。こういうところから、太陽の自主的な人生づくりの時に、増やす・減らすという加減がわからなくなってきます。料理で言うと、もっと甘くしたほうがいいのか、辛くしたほうがいいのか、味付けがわからないという状態です。

 さてホロスコープでの引きこもりポイントは、第12ハウスです。これは人から見えない空間を表していて、意識の果てしない広がりを持つ場所です。佐藤さんは、ここにたくさん惑星があります。中学生頃の年齢を示すのは、水星で、これは夢を表す海王星と重なっていて、しかも拡大の木星と90度なので、拡散して、集中力が働かなくなると考えてもいい配置です。中学生の頃は、なかなか実際的な行動ができにくかったと思います。
 また第12ハウスにはほかに、行動力や攻撃力を示す火星があって、実はこの火星も、アスペクトがなく、中空に浮かんでいます。第12ハウスに火星が入ると、意志がひきこもり、外に出なくなるという傾向があるので、内面活動はそのぶん激しくなります。そして蠍座の29.28度にあるので、まだこの意志は水に濡れていて、射手座の火をつけるには、くすぶるのです。何か行動しようとするとぐじゃぐじゃになりやすいのです。

●蠍座の思い切りとことん付き合いたいという衝動が抵抗する

 人との距離感の問題でいうと、占星術では月を考えると良いでしょう。月はその人の私生活のテリトリーです。
 佐藤さんの月は蠍座のはじめにあって、独立性や分離を示す天王星が非常に近いところにくっついています。天王星は「引き離す」力を持つ天体なので、こういうふうにテリトリーの月と、独立の天王星がくっついている人は、私生活を他者から引き離すという傾向が出てきます。そもそもきっかけは、幼少期に、お母さんや親との関係で、何かさびしい、引き離された体験があったと思うのです。家庭を示す第4ハウスの支配星の火星が、隠れた第12ハウスでアスペクトもなく中空に浮かぶのですから、これは、幼少期においての家族との関係での充足感が得られていないはずなのです。たとえば、お母さんが頻繁に出かけてしまう。その寂しさにショックを受けないように、自分の心の中で、誰か親しい人とべたべたしないように、はじめから距離を持つように準備練習をしてゆく。それが習慣化したあげくに、誰か信頼できる人が出てきたとしても、信頼できればできるほど、離れようとする心のオートマティックな行動傾向が出てくるのです。にもかかわらず月のサインは、ひとなつこい蠍座。しかも1.86度なので、互いの個人の人格のテリトリーを割ってしまう度数です。関わる時には、個人の殻を割る。割られたくない場合には、関わらないしかない。適度な加減というものがないんですね。だから、人とどういうふうに距離を持つのかわからず、親しくなると離れたくなり、離れようとすると、蠍座の思い切りとことん付き合いたいという衝動が抵抗することになるのです。

●外界の影響力に対する反応の強弱を自分で作る。そのとき、「これでいいのだ」という確信に変わるはず。

 全体として、これまでの説明を読むとわかると思いますが、調整具合とか、加減がわからないという特質を持つホロスコープなのです。
 でも、こういうのは人生にとってマイナスか? ということに関しては、わたしは疑問に思います。人間は完成した電気製品のような規格品を目指しているわけではないはずです。効率的に生きるということも目指してはいない。共産主義の労働者を作るためにあるのではないので、佐藤さんは佐藤さんの生きかたの本来性の良さを発見して、佐藤さんにとって満足で個性的な人生を開拓するべきなのです。
 これだけさんざん特徴を説明してしまうと、ひどい図のように見えてしまうかもしれませんが、実はまったくそんなことはないです。一番強い場所にある太陽は、これらのいっけん欠陥に見える傾向を凌駕する良い面をもっています。太陽の度数は、サビアンシンボルでいうと、「強すぎる太陽光線から保護するために、子供たちに帽子をかぶせる」というものです。佐藤さんの月や水星は、何か強すぎる衝撃を受け止めているという感じがあって、外界の強すぎる影響力から自分を保護するためには、どのくらい心を開き、どのくらい閉じるかという判定をすることは非常に重要なことです。
 太陽の力はおよそ26歳から35歳くらいまでに発揮されます。つまり佐藤さんはいまから35歳くらいまで、この帽子のありかたを決めるという時期になるのです。薄い素材の帽子。あるいは厚い素材。深くかぶる大きな帽子。あるいは軽快な帽子。これにはとても大きな意義があります。佐藤さんの図は、けっこうばらばらな感じの図ですが、このばらばら感のありかたの中に、佐藤さん特有のちゃんとした目的性があるような気がします。
 この先人と親しくなれるのかという質問ですが、佐藤さんが自分の帽子を手に入れたら。つまり閉じることと、開くことの境界線がどこにあるか設定すれば、それ以後は、安心して人と付き合うことができるでしょう。それはあらかじめ決まったものではなく、佐藤さん自身の個性が佐藤さん式に決定することです。「これでいいのか?」という疑問が、いつか「これでいいのだ」という確信に変わった時、良い関係が作られるはずです。
 

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