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2002.08.01

現在26歳のフリーターです

松村 潔

現在26歳のフリーターです

■占ってほしいこと

 現在26歳のフリーターです。
 3年前に理系の大学院を卒業した後、レストランでアルバイトしています。何も目標が持てずその日をやり過ごすだけの毎日です。生まれてこのかた、目的をもって努力をした経験がないので、今何も手につかない状態です。いちおう漠然と、人の心に関する職種に就きたいとは思っていますが、適性はあるのでしょうか?
 また根本的な生きる気力のなさは持って生まれたものなのか、ただ怠けているだけなのか、たまたまそういう時期なのか、鑑定していただけたらと思います。

--

お名前:じぞう
生年月日:1976年2月19日
生まれた時間:午前11時00分
生まれた場所:静岡県浜松市


■回答

●社会的な立場において、面倒な「地を這う」ような生き方はしたくない性格

 基本的な定式で、じぞうさんの図を読んでみます。生まれた時、東の地平線にはふたご座があがっています。どちらかというと、鋭い知性を表すふたご座の中では、ほのぼのとのんびりした性質を持った度数になっています。この支配星は水星ですが、水星は教養とか海外などを示す第9ハウスにあります。ただし水星は社会のルールからドロップアウトする度数なので、社会的な立場を示すみずがめ座の天頂ともども、会社組織に属したり、集団原理に従うという要素は少なくなっています。興味の趣くまま、会社にも行かず、自由な精神の旅をしているというイメージです。
 社会的な立場を示す部分がみずがめ座と書きましたが、これはホロスコープの中ではMCと呼ばれる、一番高い場所のことで、たいていその人の社会的な立場を読むときに、このMCを読むことになっています。この場所はみずがめ座の13度で、余分なことには手を出したくないという、手抜き、短縮の性質を持つ度数です。何かをする時に、下積みからチャレンジしなくてはならないという人もいれば、この度数の人のように、そもそも無駄な労力ははじめから使う気はないという人もいます。それは好き好きですが、少なくともじぞうさんは、社会的な立場において、面倒な「地を這う」ような生き方はしたくないという意味になるのです。
 続く第10ハウスは、その人の社会的な立場の変化などを読みます。
 ここには人生を自主的に作り出していく太陽がありますが、みずがめ座の最後の度数で、ほかの惑星とのアスペクトがありません。人間中心主義の世界観は、占星術の発想では、みずがめ座の最後で完成します。空間の拘束から逃れ、純粋な時間意識の中で、すべての人が共通する普遍的な人間性と理念に到達するのが、このみずがめ座の最後の度数なのです。アスペクトという足がかりを持たず、このもっとも抽象化された度数にある太陽は、つまり具体的な人生の中で、具体的に職業方向とか、達成するべき個人のイメージを持ちにくく、MCは、手抜きをして、余分なことをしたくないということなのだから、じぞうさんは、そもそもはじめから無気力ということよりも、自己の達成イメージが、社会の枠組とはソリが合いにくいのです。

●生活力はあるんだけど、開発力が弱い

 個人の私生活スタイルは、たいてい幼少期に形成された人格部分である月で読みます。ここにその人の基本的な衣食住のスタイルが表れているからです。月はてんびん座の16度にあり、これは一度傷つけられた後、社交的と言われているはずのてんびん座であるにもかかわらず、対人的な接触や世俗への参加を拒否して、引っ込んでいる度数です。さらにこの月は第5ハウスにありますが、それは遊びや道楽をしめすハウス。私生活としては、環境に参加せず、傍観者として振る舞い、基本的には遊び性や道楽的な気ままさを持っているということです。しかしこの月のそばには、占星術の十天体の中ではもっとも強力な底力をもつ冥王星があって、月と冥王星のセットは、強すぎる女性原理を示しているとも考えられます。
 たいていホロスコープを読むときに、わたしは男性的な要素と、女性的な要素のふたつの組み合わせやバランス関係を考えますが、じぞうさんの図は、中空に浮かんで、抽象化されすぎた太陽と、深く自分の情念の中に埋没してゆく強力な月の対比から考えて、いってみれば、役立たずの父と、強すぎる母というセットになっているのです。
 父的なものを示す太陽は人生を自主的に推進させる力であり、母的なものを示す月は、生活を維持する力です。この点で、じぞうさんの場合、男性的な太陽の人生開発力が、月に負けている傾向があると考えてもいいでしょう。月は習慣を繰り返すので、相対的に太陽の力が強く発揮されないと、何か新しい方向に人生を変革してゆくという力に欠けてくる傾向が出てきます。生活力はあるんだけど、開発力が弱いという傾向にはなりやすいのです。
 まあ、大雑把にこんな感じです。でも、あまり心配する必要はないのではないかと思います。じぞうさんは、今年26歳で、これから太陽がより強く支配する年代に入ります。で、この時には、ローカルな空間性に支配されない、普遍的な理想とかヴィジョンなどに夢を持つようになりますが、その後三十代後半からの火星の年代には、火星が行動や個性の第1ハウスにあるために、比較的積極的な意欲や行動性が出てくるはずだからです。それと、先ほど説明した私生活を示す月は、木星や冥王星とのアスペクトを持ち、特に拡大する木星の力が、月の私生活的な狭いテリトリーを壊しているので、わたしがよく言う「鍵のかかっていない人」で、こういう場合、ひとたび大きな目標が出てくると、個人の都合を捨てて、非個人的な目的のために生活を開放してしまう人が多いのです。けっこう緊急時には図太い力を発揮し、そんなに細い感じではありません。
 普通の人としての、つまり社会人になって、結婚してというようなありきたりの生き方に感動できないだけで、太陽が示すような、普遍的な目的のために生きるとなると、けっこうはまり役として、意欲とか楽しみ、耐久度が出てくるのではないでしょうか。

●来年、自分の環境をもっと刺激の強い、視野の広い場に置き換えてよし

 来年全般はなかなか刺激の強い時期です。だいたい1994年くらいから、地味でぱっとしない生活を続けていると思うのですが、来年あたりから、だんだんと、自分の中の「働きかけたい」願望が強まってきます。今の仕事はそのときにうっちゃってもいいと思います。だいたいレストランには適正ありません。自分の環境をもっと刺激の強い、視野の広い場に置き換えてみましょう。たとえば、いきなり日本から出てみるとか。生活や考え方は少しずつ変わると思います。人の心に関する職業につきたい場合には、まず自分の中の無気力をどう対処するか、体験的に取り組まなくてはなりませんね。東の地平線にあがってきているふたご座の3度は、ロジックによって心理や感情に変化をもたらすことができる。つまり知的な理論を人間性という対象に使うことで、心をより活性化するというような意味をもった度数です。 

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