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2003.04.15

今年28になる専業主婦です

松村 潔

今年28になる専業主婦です

■占ってほしいこと

 今年28になる専業主婦です。
 看護師でしたが、結婚を期に退職。7月に第2子が産まれるので、その子が幼稚園に入る頃には社会復帰して・・・などと考えていますが、実は未来のビジョンが見えてきません。占い好きの友人が言うには、夏あたりにサターンリターンに入るといわれました。ちょうどその頃旦那の実家に同居が決まっています。
 サターンリターンってなんでしょうか。また、占い上には私はこの先どんな人生が待っているのでしょうか。
よろしくお願いします。

--

お名前:くみくみ
生年月日:1975年6月2日
生まれた時間:午前6時2分
生まれた場所:静岡県沼津市


■回答

●自分を支えていた自尊心とか価値観とかががらがらと崩れていく

 占星術技法そのものについて、最近妙に質問が増えていますね。というわけで、今回は、占星術のお勉強みたいなテーマ選びました。サターンリターンとは何か、ということなんですが、これは生まれた時の土星(サターン)の位置に、天体を移動する土星が同じ位置に回帰してくることを示しています。で、土星は公転周期がおよそ29年なので、誰もが29歳前後にサターンリターンの時期を迎えます。
 で、土星は占星術ではどういう意味を与えられているかということなんですが、これは人生の終着点のイメージと考えればいいでしょう。幼稚園児に大きくなったら何になりたいの? と聞くと、いろんなこと言いますが、土星は人生の中で最終的に達成したいものを示していて、人生の創造力を発揮する太陽は、この土星に向かって力を燃やしてゆきます。しかし人生の終着点のイメージをもし本当に達成してしまったら、そこでその人の張り合いというものは消え去るのですから、土星は太陽の死に場所と考えてもいいのです。
 幼稚園児の話に戻ります。ある一人の幼稚園児が、大きくなったら総理大臣になりたいと言ったとしたら、なんか胡散臭いものです。幼稚園児に総理大臣の意味なんてわからないだろうと思うはずです。こういう場合には、きっと親とか、近所のおじさんとかが、「総理大臣になるのが一番すごいぞ」と言ってるに違いないのです。この例でわかるように、子供の段階では人生の終着点イメージというものは描けない。そういう場合、近くにいる大人とか親とか先生とかのイメージを借りて、あたかもそれが自分の目標であるかのように思い込んでしまうのです。子供の段階では、偽物のゴールが、近所の大人によって与えられ、そこに向かって走り、学校に行ったり就職したりするのですが、ある日、この人生のゴールが、どうも間違っていることに気がつきます。それは自分のものではなく、誰かの借り物だ、というように。
 この段階で、それまで自分を支えていた自尊心とか価値観とかががらがらと崩れてゆきます。というのも自尊心とか価値観は、みなこの人生のゴールのイメージを柱として、その周囲に延びた枝葉だったのだから、ゴールが間違っていたと思った段階で、付随的な価値はみな意味のないものになってしまうのです。
 あらためて自分の本当の意味での人生ゴールとは何か。これを真剣に考え、目標を再設定する。これがサターンリターンです。惑星は回転しながら螺旋運動で上昇してゆくので、生まれた時と同じ位置に土星が戻っても、横から見ると、ちょっと違っているということなのです。

●自分にとって何が一番大切か

 で、くみくみさんの土星ですが、これは第1ハウスにあります。第1ハウスというのは、個人の個性をあらわしていて、つまりは社会参加するわたしという前に、まず自分の生き方そのものを示す場所です。そこに土星があるのですから、サターンリターン時期には、自分の生き方というものをもう一度考え直さなくてはならないという意味になりますね。
 29歳以前の自分像というのは、少なからず誰か他者の人生ゴールのイメージを借りて自己形成してきたということを考えると、昔の自分というものをそのまま何も考えずに維持するということはあまり賢明ではないということにもなります。あらためて、自分にとって何が一番大切かを、このさいだから考えてみましょう。
 土星は蟹座の17度で、これは自分の本性を発展させるために、「できるかぎりそれに近い職業などを選択して、自分の成長の糧とする」という度数です。つまりミュージシャンになりたい人は、ガソリンスタンドに勤めてはならない。やはりHMVでバイトするのが一番いいだろう、というような、輪作の場に入ることを示します。
 くみくみさんの図は、人生を作り出す太陽と、夢を示す海王星が180度で、こういう人は、聖職者、奉仕的な職業などにつきやすいです。この目的のために、私生活が不安定に振り回され、主婦としてじっと家にいるなどというタイプではないです。つまり私生活の月は、太陽と海王星のアスペクトに、そのまま巻き込まれているということです。
 くみくみさんの出生図を見ると、子供の頃に普通の情緒の満足がなかなか得られず、というのも、お父さんもお母さんもちょっと世離れしていて、そのあたりで、変動要素がかなり強い出生図に見えます。そのぶん、個人としてのくみくみさんの姿勢で、秩序を作り出そうとしている。これが第1ハウスの土星の役割だと思います。自分さえちゃんとしていれば、環境がいくら揺れてもなんとかなるだろう、と考えるわけですね。
 でも、どこか図抜けていて、普通なら断るだろうというような事態に対しても、受け入れてしまうような底抜けの人の良さがあるので、こういう人は自分らしくない生活をしてしまうこともありえます。誰かが非常識なことを言っても、あ、そうか、そうしないといけないのね、と思って、その非常識なことにしたがってしまうということもあるでしょう。
 ちょっと方向が違っている人生を選んだとしても、それはゆっくりと軌道修正すればいいでしょう。いまのところサターンリターン前なので、まだ土星イメージの再構築は始まっていない。だから、未来ヴィジョンが見えないのは当然かもしれません。
 くみくみさんのサターンリターン期の正確な日時を計算してみると、2004年7月10日です。といっても、サターンリターンの前後のゆすぶりは、だいたい出生の土星があるサインを土星が移動しおわるまでは続くので、今年、来年いっぱいくらいは影響が続くはずです。それでも土星と土星が重なる正確な時期を計算したのは、29歳以後、58歳までの人生の「シナリオ」を、この瞬間の図から予測してみることもできるからです。ここでは、太陽と土星は、重なっていて、働くハウスの第6ハウスにあります。くみくみさんは、今後働き者。太陽と土星の合は、尊敬される父や指導者などのイメージなので、心の中に、尊敬する人物像イメージが形成され、その仮想上の「父」の目から見て、好ましいと思われるような人生を歩もうとする。それが働くわたし、という自己像です。対人関係の第7ハウスには、獅子座の火星と水星が合で、これは要求のきつい他者をあらわしています。それにたいして、くみくみさんの第1ハウスに海王星が来て、180度となるので、要求にこたえようとします。答えれば答えるほど、相手の要求も大きくなるという、ちょっとした悪循環もあります。これってあまりわがままな図ではないですね。
 でも基本的には、人生を作り出す太陽は、土星と木星と、温和なアスペクトなので、人生そのものは建設的で、固め・まじめという傾向になりますね。それと私生活は、月がうろつきまわる第3ハウスで、アスペクトが弱いので、家にじっとしている感じではないです。
 働きに出るとしても、そこに至るにはちょっと時間かかるかもしれません。しかしサターンリターン図が着実なので、気長に取り組むことにしてもいいのではないかと思います。 

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