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2005.03.01

私は最近、死への思いにとらわれています

松村 潔

私は最近、死への思いにとらわれています

■占ってほしいこと
私は最近、死への思いにとらわれています。自分を含め、周りの人たちとの永遠の別れの時のことを、あまりにリアルに想像できてしまい、想像なのに本気で泣いてしまいます。イメージの中なのに、あまりにリアルな死による別れを何度も体験し、疲れ果てています。もともと人と会うのはあまり好きではありませんが、最近は特に引きこもりがちです。なのに、最近人から何かを相談されることが多く、それに応えることで自分は余計に人生を深く考えすぎてしまいます。文章を書くことや、写真、絵を描くことなどが好きですが、この世に生まれてきた意味も分からず、いずれ死んでしまうことを考えると、どれにも楽しみを見いだせず、何もする気になれません。人生のあまりの短さに、何をしていいのか呆然としています。はっきり言って今の私は、食物を摂取し、排泄し、眠る、ただの動物状態です。自分でもこれではいけないと思うのですが、イメージは勝手にやってくるし、どうしていいのかさっぱりわかりません。こんな私が人生を前向きに生きるための手段はなにかありますか?

--

お名前:hitomi
生年月日:1974年2月28日
生まれた時間:午後5時4分
生まれた場所:東京都千代田区


■回答

●2005年の4月、8月、2006年の2月にもう一度……

 昨日、わたしの本を担当している編集者が肺炎で死んだので、お通夜に行ってきました。まだ42歳。若すぎて、たくさんの人がその死にショックを受けました。有名なシンガーソングライターの本の校正で徹夜続きとなり、それも体調を崩した一因だったようです。
 この編集者が死去した時の図を見ると、かなりハードな天体の圧力がかかっているのですが、元気な人なら、それで死ぬような種類のものでもありません。最近わたしのところにくる政治家の人なんかは、そういうハードな時が一番元気で、調子が良い時にはむしろ気抜けしてやる気がないと文句を言っています。そういう人もいるのです。
 これまでもよく知っている身近な人が何人か死にましたが、その時の図を見てみると、生きる気力があると、多少問題があっても乗り越えられますが、その気力がない場合には、わずかのショックでも死んでしまうことが多いようです。他人が誰かのことを見て、いつ死ぬとは絶対に言えないし、言う権利もありません。内的な活力とか意欲とかいう、生きる動機付けのほうが外的な要因よりもはるかに決定権を握っていると思うからです。
 最近死の思いにとらわれているという話ですが、これには両面があると思います。つまりとらわれているという反面、自分から好んで、そういう思いに飛び込んでいる状態ということです。死の思いというのは必ずしも否定的なものではない面もあり、雑多な人生イメージを粛正する、整理するという意味もあると思うのです。
 hitomiさんのホロスコープを見ると、シャープな切断面というのが1カ所あります。これは西の地平線近くの魚座の2.15度の水星と、天頂に近いところにある双子座0.5度の火星の90度の位置になります。ホロスコープでは、シーンの転換の場というのは、地平線、子午線のそれぞれ両端の4つの軸なので、ここに位置している水星と火星の90度のアスペクトは、hitomiさんの人生に切れ目みたいなものを作り出す傾向があります。切取線が引いてあるような感じなんです。
 この水星は、もともとhitomiさんにとっては最重要天体です。生まれた時の東の地平線、すなわち生まれつきのキャラクタを示す乙女座の支配星は水星。また職業的な立場を意味する天頂は双子座で、その支配星も水星だからです。この水星を何かが通過したら、hitomiさんの人生に異変が起こると考えて間違いありません。
 それで、最近ということで考えると、12サインを84年かけて一回転する天王星が、2004年のお正月あたりに、魚座に入りました。1つのサインを7年かけて移動しますから、比較的遅い天体です。この天王星は当然、この魚座の2.15度の水星を通過しました。このあたりから何か異変が起きていると考えてもいいのです。
 次にやってくる大きなイベントとして、やはり注目するのは、魚座の9.36度にある太陽に、この天王星が通過することが挙げられます。正確に通過するのは、2005年の4月、8月、2006年の2月。見かけと逆行を起こしているので、この3度になります。
 hitomiさんが死の思いにとりつかれている、というのは、わたしが想像するに、きっとこのことです。生まれつきのhitomiさんの太陽が魚座の9.36度にあるということがなかなか特徴的です。魚座は物質でなく、象徴的な精神作用というものを実体とみなし、それに対して物質を影とみなすような、いわば霊主体従の思想をしているのですが、この9.36度は、スピリチュアルなイメージの中に入り込んできて、そのまま地上に降りてこないという「雲隠れ」度数と読みます。ご飯を食べたり寝たりすることを人間とみなさず、ある種の象徴的な働きをすることの中に真実を見いだすわけです。なので、基本的にこの度数の人は、スピリチュアル・リーダーみたいな仕事をする人がやたらに多いです。歴史的に知られている人なら、ルドルフ・シュタイナーの太陽がこの度数です。
 さらに加えて、hitomiさんの太陽は、想像的イメージを拡大する海王星の天体と90度のアスペクトしかもたず、つまりは先ほど説明した意味をもっと極端にしてしまいます。この太陽には、「肉の実感」というものがなく、霞を喰って生きている、亡霊みたいなところがあるんです。ちょっと何かがあるとすぐにいなくなるくらい、現世否定的太陽、平田篤胤がハマった寅吉のようなイメージの太陽です。シュタイナーの太陽も同じ度数ですが、シュタイナーは乙女座の土星と180度だったので、地に落とそうとする敵対者がいて、そして毒殺されたのです。
 ちょっと何かあると……しかし、今度やってくる天王星は、ちょっとというレベルのショックではなく、もっとガツンと影響を与えてきます。
 天王星は、わたしは共時性を作り出す天体だと説明します。これはどこにも存在するような普遍的な原理というものに向かう性質があり、いろんな空間の差違を飛び越えて、誰にも共有された原理というものを導くのですね。このために、一度、実際の空間的な場から引き抜き、もう一度戻すという作用が天王星の中にあります。
 誰でもどこかローカルな世界に住んでいるものです。そこでは、そこのルールに染まってしまい、普遍的な原理を見いだすことはできません。だから、一度天王星はローカルな世界から、その人を退去させてしまうのです。そして、普遍的な原理に浸されたならば、もう一度戻してくるのです。
 こういう手続きは心理的に進みます。なので、「自分を含め、周りの人たちとの永遠の別れの時のことが、あまりにリアルに想像できてしまい、想像なのに本気で泣いてしまいます」という繰り返しをすることで、これまでローカルな空間との関係で、深く結びついていた具体的なイメージや愛着というものを、次々と撤去・撤収している作業が続いているのですね。これは正しい手続きです。空間的に縛られたものを取り除かないと、天王星の正しい作用はうまく働きません。

●戻ってくるのは2008年の暑い日

 でも問題は、hitomiさんの本性から言うと、天王星がさらっていった後、戻りたがらない傾向があることです。さらわれることは大歓迎。しかし戻るのはいやだな、と思うところがあるのは、生まれつきの太陽が魚座の9.36度にあり、そしてスピリチュアル天体である海王星とシャープな90度にあるからです。バランスとして重要なのは、欲の強い牡牛座の月で、小さな頃の欲張りさというのをもう少し掘り起こしてみましょう。おそらく発表欲求みたいなものでもあると思います。
 戻ってくるのに時間はかかるように思います。というのも、進行の月は、会社だ、仕事だ、キャリアだ、社会だというところに興味が無くて、どんどん引いていきますし、来年半ばから、もっと非現世的な世界にはまってしまうはずです。hitomiさんがもう一度、この世に足をつけてくるのは、2008年のある暑い日でしょう。
 その頃、太陽から火星にギアが変わるので、そうすると、この世にあらざる太陽の影響力は弱まり、今度は主張の激しい火星の世界が展開されるので、人格が多少変わります。
 ものを書くのは向いているので、そういう方向で社会にどんどん押し出そうとする方向にターゲットを絞り込むのはこの頃からでしょう。自分は今年から来年に消える。そして、2008年の夏に戻ってくる。というふうに、もう計画を立ててしまいましょう。このときの体験はとうぜん後に生かすことができます。生かせないものなど何もないので、この時期にどう過ごすかを今から考えると良いと思います。どっちみち、対社会的な活動はしたくない時期なので、ひっそり静かに。しかし、内的には激しくダイナミックにというふうになるでしょう。
 いったん切り離し、再結合する。いま死のことを考えるのは、この切り離しのプロセスだと認識しましょう。
 

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