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2002.10.01

2002年10月1日 だらしなマンション購入記 第12回

藤田 香織

2002年10月1日 だらしなマンション購入記 第12回

<憂鬱なインテリア問題。本棚決定!>

 内覧会を終え、心の奥底で願い続けていた契約解除のチャンスはもうないらしいと、ようやく、ようやく! 覚悟を決めました。あぁ秋風が身に沁みる……。
 正直、内覧会までは「やーめた!」と言ったらどうにかなるんじゃないかという気持ちがあったのだけれど、あれこれ勢いで発注したオプション設備のついた「完全藤田香織仕様」の「だらマン」内部を見たら、やはりここに住むのは他の誰でもなく、自分なのね、という実感が遅まきながらフツフツとわいてきた。
 が、どうもイマイチ「ヒャッホー!」というほどの浮かれ気分にはなれない。なぜって、引越し確定となった今、いろいろ憂鬱なことが山積みだから。
 なんか世の中のマンション購入者の人々は、完成待ちをもっと楽しんでいるような気がするんだけどなぁ。
「パパ―、やっぱりこの際だからダイニングテーブル買い換えたいんだけど……」
「うーん、でもソファも欲しいしなぁ」
「ママ! お引越ししたら僕のベットも買ってくれる!?」
「そうねぇ、パパに聞いてごらんなさい」
「よーし! 買ってやるぞ! そのかわり新しいマンションでは一人で寝るんだぞー」
「うん! ボクもうお兄ちゃんだもんね! ありがとうパパ!」
「良かったわねぇ太郎。ねぇパパ、ママもダイニングテーブル、欲しいなぁ」
「ハハハしょうがないな。奮発しちゃうか!」
「わーい! パパ愛してる~!」
「パパ、ママ、早く引越ししたいね!」
 ……太郎って誰だよ? いや、イマドキそんな能天気な家族はいねぇよ、と思われるかもしれませんが、実際、内覧会で見かけたある夫婦は「やっぱりプラズマテレビ欲しいねぇ」「いやーん、買っちゃう? 買っちゃおうか!」なんて楽し気な会話をしていたのよ。もうあからさまな「ウキウキ」感。ちぇっ、羨ましいぞー! このこのーっ!
 ……あぁなんか人格崩壊気味だわ。すみません。

 世の中には買物好きな人が多いから、マンションを買って、オプションつけて、家具や家電を揃えるという流れは、お金のことさえ考えなければ(そこが問題なんだけど)楽しくてたまらないのかもしれない。できるものなら私も、今だけでも買物好きになりたいと心の底から願わずにはいられない。カモーン! うさぎ魂! いや実際こられても、うさぎ魂を満足させられるだけの金はないわけですが。
 だらマン引越しにあたって、購入予定の家具や家電は、前回の日記でも少し触れたけど、

● シンプルなベッド(マット含まず)
●できるだけ大量に収納できる本棚
●180×100ぐらいのダイニングテーブル&椅子
 もしくはベンチもしくはソファ
●リビングテーブル
●リビング用ラグ
●寝室に置くチェスト
●カウンター下収納家具
●25センチの隙間に入るなるべく大きなゴミ箱
●照明器具リビング用2つ、ダイニング用1つ、
 寝室用1つ、和室用1つ
●寝室及びリビング用エアコン

などなどなど。
 細かいものではトイレの便座カバーだとか(現在のものと便座の形が異なるため)、お風呂の洗面器や椅子(この間うっかり裏側を見たら強烈にカビっていた。あれを洗って持っていく勇気はない)とか、洗面所に置く石鹸入れ(今は100円均一で買ったお皿を仕様。ガビガビで一刻も早く投げ捨てたい)とか、ベットシーツ&掛け布団カバー(使用中のシーツはもう1年も洗ってない。これまた既に洗ってどうなる次元を超えている)とか、仕事場の机の上に置くペン立て(現在はねずみ王国の菓子缶使用)とか、数え上げたらきりがない。
 その中で、とりあえず引越しまでに絶対どうにかしなければいけないのが、部屋の照明器具と本棚。現在住んでいる部屋の照明のうち「だらマン」でも使えそうなのは1つしかない。残りはどうも接続がアヤシかったり、傘が破れていたり。使えないわけじゃないけど、やっぱり気持ち的には「この際だから」という意識が働いてしまう。思えば「この際だから」フロアコーティングもしたし、「この際だから」お風呂にテレビもつけ、「この際だから」と車もないのに駐車場も借りてしまっているのだ。冷静に考えると見た目にウキウキ―! ではなくても、十分舞い上がってるような気がしないでもない。こわー。
 照明知識はほとんどないので、まずはネットでメーカーのHPを見て研究。その結果、

●リビング&ダイニングは白い蛍光灯色じゃなくて
 オレンジ系の白熱灯色がいい
●和室はいかにも和室的ではなく、
 和洋室的な印象のもの
●ダイニングは吊り下げ式のペンダント型はイヤ
●和室以外は明るさが調節できる
 調光機能&リモコン付きがいい

という漠然とした自分の希望を把握する。自分が何を望んでいるのかさえ、資料を見なければ解らないんだから大変だ。で、それを踏まえて近所のヤマ■電気に下見に。
 しかーし!なんとヤマ■電気には私がネットで調べたメーカーの品はほとんど取り扱われておらず、展示品も在庫のないモノが多く、まったくもって無駄足に終わる。質問しようにも、店員は2人で1人の客に応対していて、全然手のあいた人間がいないし。照明売り場はやたら暑くてますますイラつくし。こういう徒労感が私をますます買物嫌いにしていくのだ。むー。
 すっかり投げやりになった私は、もうそれ以上照明器具について考える気力を無くし、ヤマ■電気から帰宅後、即座にネット通販で発注することを決意。いくつか安いサイトがあったけど、結局「家電の王様」(http://www.sekaidenki.com/)でまとめて購入することに。探せばもっと安いところもあるのかもしれないけど、定価の45~50%OFFだったので、もう良しとする。ナショナルに限れば「コネクト照明ショップ」(http://www.e-connect.jp/)も最大45%OFF、送料無料の1年間保証付きでなかなか良さそう。ナショナルのものも2つ買ったので迷ったんだけど、複数で手続きするのが面倒、というだけで今回は「家電の王様」でまとめ買いしてしまった。
 続いて問題の本棚。オーダー価格80万超にびびった挙句(第10回参照)、市販のものを購入することになった日から大塚家具をはじめあちこちで気にして見てきたものの、いまいちこれだ! という物が見つからない。
 照明と違って本棚の希望はシンプルで、丈夫で沢山収納できること。まぁもちろん、できれば見た目も良くて、できればサイズもピッタリで、できればお買い得価格であれば嬉しいけど、それは無理ってもんでしょう。「妥協」という言葉がそれほど嫌いじゃない私は、しばらく迷った末、真っ先にデザインへのこだわりを捨てた。
 実際、突きつめてゆくと、価格に上限がある限り本棚はデザインを取るか収納力を取るかの問題になってしまうのだ。私が今必要としているのは、お洒落感ではなく、頼もしさ。
 できれば三連書架で、可動棚もたっぷりあるモノが好ましい。
 しかし、悲しいことにネットで検索しても、三連書架というのは意外と少ない。需要がないってことなんだろうか。大塚家具にもあったような書架も、家具関係のサイトにあることはあるけど、見るからにあまり丈夫ではなさそうですぐにガタがきそう。結局あれこれ悩んだ末、「通販生活」でお馴染み丸伸の「ブックマン」シリーズで揃えることに決定。
 苦労して壁面のサイズを測り、カタログを請求して見比べ、注文する商品番号を控えて、さらに安売り店をネットで検索。オークションなどでもっと安いところもあったけれど、値引率も良く、安心できそうな田口木工http://www.taguchi-mokkou.co.jp/)で購入することに。まだ引越しの日が決まらない(決められない)ので、搬入日も未定なのですが、とメールで依頼したら、翌日確認の電話があり、その後のメールのやり取りもスムーズで一安心。
 結局、本棚は微妙にできてしまった隙間を埋める隙間収納を含めても、30万弱で収まった。しかし、わずか2センチの差で一段階大きいサイズを諦めた本棚は、収納力が当初の予定より落ちてしまった。今現在、我が家に何冊の本があるのか、正確な数がわからないので何とも言えないのだけれど、どうもいやーな予感がしないでもない。これで入らなかったらもう捨てるしかないなー。
 本を処分するつもりがあるなら、デザイン重視でも良かったのでは? という疑問は口にしてはいけません。うううっ。

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