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2014.01.24

第一回ゲスト 内田慈さん「小劇場ならではの自由度を味わってほしい」

糸井 幸之介(FUKAIPRODUCE羽衣)

第一回ゲスト 内田慈さん「小劇場ならではの自由度を味わってほしい」

 女優の深井順子が主宰する「FUKAIPRODUCE羽衣」の座付作家・演出家の糸井幸之介。彼が生み出す世界観は唯一無二の「妙ージカル」。そんな糸井さんが、小劇場の美人女優さんたちの魅力を引き出します!
【次回公演】FUKAIPRODUCE羽衣第18回公演「女装、男装、冬支度」2014年1月29日(水)~2月2日(日)@座・高円寺1

●ご挨拶

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記念すべき第一回目のゲストは内田慈さん。キレイ!

 読んでくれてるみなさん、こんにちはこんばんは。

 僕のことを知らない方もたくさんいると思います。糸井幸之介といいます。いといゆきのすけ、と読みます。演劇を作る仕事をしています。台本を書いたり、演出をしたり、歌を作ったりしています。

 演劇というと、さっぱり馴染みのない方もたくさんいると思います。大きな劇場で、テレビで見たことあるような有名な人が出ている演劇以外にも、小さな劇場で、一般的にはほとんど誰にも知られていない俳優が繰り広げる、小劇場の世界というのもあります。

 僕が活動しているのもそんな小劇場の世界です。FUKAIPRODUCE羽衣という劇団で演劇を作っています。

 演劇に馴染みのない方が「小劇場」と聞くと、なにやら怪しげな世界と思ってしまうかもしれません。もしくは趣味的な遊びと思われてしまうかもしれません。そりゃまあ、大きなお金にはなかなか結びつきませんし、恋人のお父さんに「仕事は?」と聞かれて自信満々に「小劇場で演劇してます!」とは答えづらかったりもします。

 でも小劇場には演劇の魅力、エッセンスがぎっしり詰まっています。大は小を兼ねるといいますが、こと演劇の場合は、逆に小は大を兼ねちゃったりするくらい、小劇場というのは演劇の魅力の真骨頂なんです。

 そして、こっからが大事なんですが、小劇場の世界には、美しい女優さんがたくさんいます。この連載では、そんな美しい女優さんと、僕が、お茶します。

 美しい女優さんを介して、読んでくれてるみなさんが少しでも小劇場の世界に興味を持ってくれたらいいなと思っています。そして実際に劇場に足を運んでくれたら最高に嬉しいです。

 と書くと、なにやら小劇場界のために立派なことをやってるような感じになっちゃいますが、僕が美しい女性とお茶したいだけでもあります。

 余談ですが、僕は既婚者で子どももおり、美しい女性と正々堂々お茶する機会はなかなかありません。だから小劇場の世界を広めるという立派な名目を利用して、誰にも怒られず、美しい女性とお茶ができる、これはすごくラッキーなことなんです。ぜひとも末永く続けていきたいです。

 ではでは、前置きが長くなってしまいましたが始めていきたいと思います。「小劇場の美しい女優さん」記念すべき第一回目、僕は内田慈さんとお茶しました。

 

【ゲストプロフィール】
内田慈
日本大学芸術学部文芸学科を中退後、演劇活動をスタートする。特定の劇団に所属せずオーディションで活動の場を広げ、なかでも、前田司郎(五反田団)、三浦大輔(ポツドール)、前川知大(イキウメ)、岩井秀人(ハイバイ)ら新進劇作家・演出家の作品にいち早く出演。また橋口亮輔監督「ぐるりのこと。」(08年)でスクリーンデビューを果たして以降、白石和彌監督「ロストパラダイス・イン・トーキョー」、園子温監督「恋の罪」「ヒミズ」、内田けんじ監督「鍵泥棒のメソッド」、タナダユキ監督「四十九日のレシピ」、今泉力哉監督「サッドティー」など話題の作品に次々と出演している。

【内田慈さん出演情報】
第4回ブス会「男たらし」/2014年1月29日(水)〜2月4日(火)@下北沢ザ・スズナリ/脚本・演出:ペヤンヌマキ 出演:内田慈、古屋隆太(青年団、サンプル)、大窪人衛(イキウメ)、佐野陽一(サスペンデッズ)、松澤匠、金子清文

 

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内田慈さんは、1月29日(水)から2月4日(火)まで下北沢ザ・スズナリにて、「第4回ブス会 男たらし」に出演されます。
photo by 糸井幸之介

●小劇場の魅力とは?

 内田慈さんは、小劇場にとどまらず大きな舞台や映画にもたくさん出演されている女優さんです。僕も過去に二作品、一緒にお芝居を作ったことがあります。

 内田さんに久しぶりに会うといつも、その愛くるしい瞳に吸い込まれそうになり、ぼーっとしてしまうのですが、この日は僕が進行役ですからぼーっとばかりもしていられません。恵比寿の良いムードの喫茶店で待ち合わせ、早速飲み物を注文します。内田さんはコーヒーとあんみつ、どちらにしようか散々迷った挙句、両方注文していました。可愛い人です。

 飲み物が来るまでの間、内田さんは近況などを話してくれます。

「半年前くらいから空手を始めたんです。小学1年生の男の子ふたりと一緒のクラスで、組み手組まされるんですけど、もう、ほんと小っちゃくて。上段、中段、下段と打たなきゃいけないんですけど、小っちゃくて上段ないから、全部下段になっちゃうんです(笑)」

 和やかなムードの中、店員さんが飲み物とあんみつを持ってきてくれます。内田さんはあんみつを見ると「わーきれい!おいしそう!」とはしゃぎます。これはもうデートと言っても過言ではありません!

 しかし浮かれてばかりはいられません。この企画は小劇場の魅力をみなさんに伝えるという使命があります。僕はデレーっとしながらも、内田さんに小劇場演劇の魅力について聞いてみました。

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インタビュー中の風景。なごやかな話の中にも、物づくりへの覚悟がにじみます。

「魅力は……やっぱり、作る上で制約が少ないというか、自由度が大きいことだと思います。例えば既製の音楽を使用しちゃいけないとか、舞台上でビールを飲むシーンがあったとして、その銘柄はどこそこのビールじゃないと駄目とか、そういうハードルが映画などよりははるかに低いんです。その分色々なことに柔軟にチャレンジできるし、結構思想的に際々のことも言えたりする。作り手側の発想を比較的妨げることなくそのまま作品にできるということは、作る側にとってもお客さんにとっても魅力だと思います。

 でもそれは、観る人が映画とかよりも少ないから、つまり、世間的な影響力が少ないから許されていることだとも思うんです。だからちょっと歯がゆいですね。私たちがやってることって、人になにかを、別に大それたことじゃないですけど、なにかこうちょっと渡して、ちょっと受け取ってもらえたら、っていうのが仕事だと思っているんです。だから演劇の世間的な影響力の少なさというのは、それで自由に作れるからって喜んでばかりはいられないと思うんです。

 そもそも演劇って文化として踏襲されにくいじゃないですか、先人がやったことも残らないですし。それを観ている人の数も少ない。でも、観てくれた人とか、同時代に生きていた人には強烈になにかを残すことができたと思うんです。でもそれが映像化されたりするわけではないので、後世まで残っていかない……。残ることが一番良いとは思わないんですけど、うーん……。

 そういう意味では自由でもあり、儚いなぁ、と。そこがまた好きでもあり、難あり、なところでもあるんですけどね。色々と考えてしまったりはしますけど、小劇場での活動は好きなので、ずーっと、一生やっていきたい、という風に思っています」

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