仕事の大きなしめきりが重なり、終わるかどうか夜中不安で目が覚めたり(結局それで集中力にダメージが)、ついには夢の中で仕事していました。
 夢の中で、私は電球制作のバイトをしている女性を取材しました。彼女は工場でLED電球を作っていました。そのLED電球は低温で、薄いブルーや黄色の光を放っていてきれいでした。その女性の部屋にもお邪魔しました。ベッドの両脇にLEDをつけていました。熱くならないので安全だそうです。
 工場と部屋を取材して、どのように原稿をまとめようか考えながら、最後の質問をしました。
「今後の目標はなんですか?」するとその女性は
「ママ友を作ることです!」と一言。
 電球の話で目標はママ友? 一瞬混乱しましたが、いいまとめ方を思い付きました。
「彼女の言葉を聞いて、心にあかりが灯りました」
よし、これでいこう。と思ったところで目が覚めました。
 夢の中で仕事したときの徒労感は半端ないです……。そして起きても仕事が終わらない中、外出の仕事が続きました。
 お昼前、取材で桜新町へ。サザエさん通りの方に向かっていたら、マスオさんそっくりのおじさんが道路を横断していて目を疑いました。赤い服を着ていましたが、髪型とメガネ、輪郭などはサザエさんのマスオさんそのもの。しかも車が通っている中、信号もないのに悠然と渡っていました。ここは自分のテリトリーという自信にあふれていました。そして銀行に向かっていきました。
 UMAじゃないけど、サザエさん一家は実は桜新町で生息しているのかもしれないと思い、鳥肌が立ちました。多くの人の思念によって、実体化しているのです。マスオさんを見たことで何か良いことあると良いのですが……。
 サザエさんとはまた違うジャンルですが、国民的漫画家、藤子不二雄A展が六本木ヒルズ展望台で開催されていたので行ってきました。
 いきなり笑ゥせぇるすまん「BAR 魔の巣」のセットがあったり、藤子不二雄A先生の等身大フィギュアがいらっしゃったり。「ドーン! 」というジェスチャーで人差し指を出していましたが、その指とETのように自分の指を近づけて記念写真を撮っている人が多かったです。
 先生のトキワ荘や今の仕事机を再現したコーナーもありました。仕事場の本棚には資料の本が並んでいました。「怪物くん」や「魔太郎」に使ったと思われる、魔女関係の本、「プロゴルファー猿」の資料と思われる「世界の名門ゴルフコース」など……。「実物拳銃写真集」は何の漫画の資料でしょう。
 来場者のお土産のQRコードで先生の3Dデータにアクセスできたり、サービス精神と、時代に合わせた感覚が素晴らしいです。
 

ちょっと不気味な藤子不二雄A先生考案のゆるキャラ、エイチョウ。


 ところで、展示と同時にスカイデッキに久しぶりに行ってみました。不思議なのが空の一部分が光っていることです。他の人は誰も気にしていませんでしたが、ゴルの反射でこんなに光るものなのでしょうか? 私はつい、母船が迎えに来たと喜んでまいました。
 

スカイデッキからの眺め。雲がぼんやり光っています。最近は天候がおかしいので何が起こっても驚きはそんなにありません。

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