ご飯会に誘われて行くとモデルやアイドルの子を紹介される。演技の仕事したいんだってさと言われるのだが、それを僕に言われても、はい、そうなんですかとしか答えようがない。

ついこの間もそうだった。友達から美味しいご飯があると誘われて行ったらモデルの子とそしてお金持ちの男が居た。

モデルの子は可愛かった。お金持ちの人はそうでもない感じの顔だった。でも多分年収2000万位だと思う。知らんけど。

挨拶し終え、乾杯し、どんな仕事をしてるのかという話になった。友達が軽く僕の事を紹介してくれていたみたいで、なんとなく、どんな仕事かは伝わっていたようだ。

そしてお金持ちの人が言い出した。

「この子、演技の仕事もやってみたいんだけどさ」

僕は「はい、そうなんですか」と言った。

はい、そうなんですかと一生懸命言い続けても、何を思ったのかひたすら演技の仕事がしたいんだってさとしか言わない。同じことばかり言うのでそういうbotなのかと思った。

同じこと言う合間に、お酒飲むんじゃなくて、昼、打合せしようよとか挟んでくる。何の打合せなんだ。

モデルの子はずっとニコニコしていた。一言も喋らない。喋らないbotかと思った。

botを知らない人は検索してください。

話題を変えても無限にお金持ちの人は薦めてくるので、その会はほぼその話で終わった。

お会計はお金持ちの人が全部払って、店を出る時、モデルの子にプレゼントを渡して、そして同じタクシーに乗ろうと誘って断られて1人で帰っていった。

こんなハッピーラッキースーパー食事会がある度に思う事は、例えば音楽だとする。バンドをやっていたとして、ギター初挑戦の人といきなりLIVEに出場するだろうかという感覚とLIVE演奏中にギターを教える事なんてできるのだろうかという感覚だ。

あ~そうなんですね~とやんわり避けても、映画いっぱい見てるから、と変なダメ押しをかましてくる。

ギター触ったこと無いけど音楽聞いて勉強してますって人にいきなり弾いてもらう事、無いでしょ。

やんなっちゃうね。

ご飯は美味しい事が多いからまぁ適当に相槌でも打っておきます。そんな話はさておき「手作り弁当投げ太郎」というコピーバンド始めました。音楽の事はあんまりわかりません。ギターも弾いた事は無いですが僕はボーカルなので大丈夫です。お歌は大好きなのでLIVE見に来てください。今のところLIVEをする機会はありません。スタジオの練習は一回やった事あります。よろしくお願い致します。

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