1平米の値段はいくら?

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家やオフィスに常時置いておかなくてもいいけれど、捨てるわけにもいかない。そんなものはありませんか?

私の場合、会計データの元になる資料がその最たるもの。一定期間保管しておく必要はあるものの、手元に置いておく必要はありません。

もう少し日常的なものでいえば、書籍やCDなどもしかり。今すぐ「廃棄する」と決めることはできず、もう少し悩む時間が欲しい、と思うアイテムがあります。

トランクルームを借りればその悩みは解決します。けれど、場所や広さのマッチするものがあるとは限りません。また、トランクルーム内の整理も自分でする必要がありますし、運び入れたり運び出したり、意外と手間がかかります。

そんな時に目に飛び込んできたのが、宅配型トランクルームサービスでした。トランクルームを借りるのではなく、ダンボール単位で荷物を預かってくれるサービスです。しかも、専用ダンボール箱に詰めれば、指定場所まで取りに来てくれてトランクルームまで運び入れてくれる。さらに、依頼をすれば、預け入れてあるものを取り出して届けてくれる。

非常に便利なサービスだと思いました。

このようなサービスは、以前から存在していましたが、ベンチャー企業の参入もあって、使いやすく進化しているようです。ベンチャー企業が老舗の倉庫業者や物流業者と組んで、便利な仕組みやアプリを作ってサービスを展開しており、料金もとてもリーズナブルなのです。

私が利用している宅配型トランクルームサービスの1つは、サマリーポケットさん。箱のサイズやプランの内容によりますが、38センチ四方のダンボールを預けた場合の月々の保管料は250円(税別)。

もう1つ、会社の書類の保管で利用しているのが、スマート書庫さん。43センチ×32センチ×28センチの箱を預けた場合、毎月100円(税別)です。

それぞれどんなアイテムを預けられるかといった制限はあり、例えばスマート書庫さんで預けられるのは書類のみとなりますが、上記以外にもたくさんの宅配型トランクルームサービスがありますので、それぞれのニーズに合ったものが見つかると思います。

さて、私は都内のオフィスの家賃を考える時、1坪月1万円を1つの目安にしています。もっと高いオフィスはいくらでもありますし、もっと安い物件ももちろんありますが、1坪を3.3平米と仮定するならば、1平米の賃料の目安はざっくり3000円ということになります。

それに対して、床面積で考えるならば、サマリーポケットさんは38センチ×38センチで月々250円なので1平米に換算すると約1700円、スマート書庫さんは同様に換算すると1000円を切っています。預けた分だけ狭い部屋で済むようになると考えるなら、こうしたサービスの利用によって家賃を削減することも可能だということです。

もちろん、面積ではなく体積で料金を考えた場合や家賃相場によって、どちらがリーズナブルになるか結論は変わってきますけれどね。

宅配型トランクルームはプラスアルファが便利

宅配型トランクルームは預けた後のオプションも魅力です。

サマリーポケットさんは、ダンボールに入れたアイテムを1つずつ写真にとって管理することができるプランもあり、ダンボールの中から特定のものだけ選んで取り出し配送してもらうこともできます。

また、預けたアイテムの中から売却したいものを選べば、ネットオークションに出品してくれるというサービスも用意されています。

スマート書庫さんは、依頼をすれば、預けたダンボールを開封しないまま溶解処分してくれます。

いずれも、その分の料金は保管料とは別にかかりますが、リーズナブルな値段設定になっていると感じます。

プラスアルファまで上手に利用すれば、家賃だけではなく、その他の支出も削減できる可能性があるというわけです。

宅配型トランクルームの場合、「トランクルームにあるものを、今すぐ手元に戻したい」というのは難しいですし、自分の荷物がどこに運び込まれているかわからないというデメリットもあります。本当に信頼できるサービスを選ばないと荷物を失う可能性も否定はできません。

ただ、実際に荷物を預けてみようということになれば、必要なものとそうでないものを選別するきっかけにもなりますし、居住空間を広く使えるようにもなるはずです。

「1年間預けてみて1度も取り出さなかったら廃棄する」などのルールを決めて利用してみるのも良いでしょう。

生活していると、どうしても増えていきがちな色々な荷物。時々見直して、手放してみれば、心も体も軽くなり、人生さえも変わるかもしれませんね。

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