どんなに話し方が上手でも、表示されたスライドが瞬間的に分からなければ、なかなか興味がわかないもの。ではどのように作ればよいのか。外資系企業で学んだスライドつくりのコツを、交渉のプロが語ります。

退屈なプレゼンにしないために…(写真/iStock/AndreyPopov)

3秒で分からない=覚えられない

 スライドの「3秒ルール」をご存知でしょうか。

 ぱっと見て、3秒でわかるスライドがベストという意味です。

 プレゼンでは、おおかたのスライドは内容を覚えて帰ってもらえません。見て3秒でわかるくらいでないと、印象に残ることはなく、プレゼンが終わった瞬間に何も記憶に残っていないということになりがちです。

 では、どうやって3秒でわかるスライドをつくればよいのでしょうか。

「分割」と「暗号化」を使えば、容易にスライドをシンプルなものにできます。

「分割」には単純分割と、ダイジェスト分割があります。

[単純分割] 1枚のスライドを2枚または3枚に分ける方法です。全体→分割1→分割2→全体の順に説明します。「シンプル」×「繰り返し」=「記憶」です。

[ダイジェスト分割] 1枚目の主要部分のみを、ダイジェストの形で取り出します。重要なポイントが複数ある場合は、同じ作業を繰り返します。

 1枚を長々と説明するのだったら分けましょう。スライドで映すものは何枚になってもかまいません。配付分は元の1枚だけにしておけばOKです。

「バカにしているのか!」と言われる一歩手前ぐらいまで丁寧に分けましょう。

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単純分割とダイジェスト分割

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