■7月18日(日)

朝食:09:40 ホテルの朝食クーポンでモーニングビュッフェ
昼食:14:00 明洞の豚カルビ店でワイン熟成、豆熟成、大蒜熟成の豚バラ肉(各8000W)
夕食:20:00 ロッテホテルの韓国料理店で骨付きカルビ定食。ウーロン茶

 昨夜は03:33という確変なデジタルを見たのを最後に見事に落ち、9:20に無理矢理起きる。ぼーっとしたままわずか10分で身支度(いや支度とはとても呼べない)し、朝ごはんを食べに行く。ホテルのダイニングのビュッフェは、普通に美味しかった。「お昼までそんなに時間ないから軽くにしとこうねぇ」なんて言っていたのに、「普通に美味しい」ことに舞い上がり、腹11分目ぐらいに食べまくる。とても満足。一度部屋に帰り、着替えて明洞方面へ買い物に行こうという話になるものの、一同満腹と蓄積された肉体的・精神的疲労から動くに動けず、1時間ほど部屋でまったりして過ごす。
 結局、ようやく気を取り直して出かけたのはお昼前。なぜ遊びに来て「気を取り直し」たりしなくちゃいけないのかは、考えてはいけません。
 韓国の原宿のような明洞を見て回ることにしたものの、私はまだまだ疲れていたので、別行動で三度マッサージへ。あてもなく適当に街を歩きながら入ったその店はなかなか本気のマッサージ店でとても気持ちが良く、速攻で記憶を失ってしまった。が、1時間後、非常に機嫌良く店を出た私は、本当に記憶を失ってしまったようで、待ち合わせ場所がすっかり分からなくなってしまい、ぐるぐるぐるぐる明洞を歩き回るはめに。マッサージしたのに余計に疲れるこの結果。もう呪われてるとしか思えない。
 さほどお腹は空いていなかったものの、数少ない食事の回数をパスすることなどできるわけもなく、Y2の知っている明洞のはずれにある豚カルビの店へ。飲み物入れても1人前千円程度の豚カルビはなかなかに美味しく、「せっかくだから」と「食べないともったいない」意識が働きまくり、またしても「満腹」以上に食べ過ぎる。
 食後、激混みまくりの明洞を探索。最近、旅番組なんかを見ると必ず紹介されている長~いソフトクリームを食べたい、と思うものの、胃にはそれすら入る余地なく断念。屋台に並ぶヨン様便箋、ヨン様ノート、ヨン様キーホルダー、ヨン様ストラップ、ヨン様皿、ヨン様コップ、ヨン様団扇など、ありとあらゆるヨン様グッズを横目に、PUMAの黒豹くんの頭にパーマがかかっている「PAMA」、同じく黒豹くんがビリヤードをしている「DAMA」といったバッタもんの靴下を屋台で鬼買い。その後、ロッテデパートの地下へ移動し、キムチや韓国海苔といった土産用食料品を購入。Y2お薦めの韓国のインスタントラーメン(5袋で3000Wぐらいだった記憶が)も買う。購入品は他に、ごま油と唐辛子など。頭の片隅で「これはきっと、新大久保あたりに行けばいくらでも売っているに違いない」と思うが、気にしないことにする。
 買ったものを両手に下げ、くたくたになってホテルへ戻ったらルームキーが使えなくなっていて、しばらく廊下で待たされた。たぶん、レイトチェックアウトを申し込んでいたのが巧く伝わっていなかったんだと思われ。一休みした後、気を取り直して(また気を取り直してるのはなぜ?)ホテル内のサウナ&大浴場へ。シャンプー&リンスぐらいあるだろう、と思っていたら、何もなく、髪も洗えず、サウナに耐性のない私はそそくさと部屋に戻りパッキングの準備をする。が、がっ、ぐわっ、5袋のインスタントラーメンがスペースをとり、どうしても入らない……。仕方なく、インスタントラーメンは手荷物で持って帰ることにする。手荷物がインスタントラーメン……もうこの旅の「別にいいけど、なんかちょっとどうなのか」という全てがここに象徴されているような気がして軽く凹む。
 このとき、時刻は午後8時。ホテルのチェックアウトは午後10時。ピックアップは22:30の予定だったので「せめて最後のご飯ぐらいザ・韓国!っ手感じの美味しいものを食べようよ~!」「でも、もうあんまり時間ないよ」という協議の末、すぐ近くのロッテホテルの韓国料理屋に出かけることに。が、結果。店に入って1分で、私たちは今回の旅における「食」の予習が、まったくもって不足していたことを深くふか~く反省した。
 マズイわけじゃない。そうじゃないけど、これは私たちが求めているものとは違う。例えて言うなら、築地の寿司屋のカウンターで旬のお寿司を食べまくりたい! と思っていたのに、西新宿のホテルの寿司屋で「にぎりの竹」を食べてるような虚しさっていうかんじ。負けである。完全に。「乾杯ならぬ完敗」と、口から出る言葉までオヤジなワタクシたち。
 えー、今回の韓国旅行で美味しかったもの。それが判明しました。

1) コンビニで買った韓国海苔の巻いてあるおにぎり各種。
2) 土俗村の「ノーマル」参鶏湯。
3) ウエスティンチョースンで食べた朝食ビッフェのベーコンとチーズ。

 どうなのこれって……。
 再びすっかり焼肉臭くなったので、速攻ホテルに戻ってシャワーを浴び、無理矢理トランクを閉めて、チェックアウト。「深夜3時過ぎの飛行機なのに、なぜ22:30にホテルを出なくちゃいけないのさ」「それはツアーだからです」と、分かりきったことを話しながら、寿司詰め(呪いか?)のバスに揺られ(行きと同じく混載バスで、定員ぎっちりだったので、最終ピックアップだった私たちは3人並んで座ることすらできなかった)深夜の免税店に連行され、空港到着01:30。セキュリティチェックに並びに並び、免税店でヤケ買いした荷物を引き取り、出発ゲートの前に移動して一服していたらすぐに搭乗が始まり、ギチギチの飛行機に積み込まれ、きっちり2時間で5時過ぎに羽田に到着する。この間、何かを考えている暇もないほどの慌しさ。体は太いが神経は細い私は、当然飛行機の中で眠れるはずもなく、もう体力の限界で、Y1と共に行き同様、新宿までまたタクシーに乗ってしまった。でも行きと違って、休日の午前6時の道はガラ空きで、わずか20分で新宿到着。Y1はそのままタクシーで帰るというので、一瞬「私も家までタクシーで帰りたい」という誘惑にかられるが、さすがにそうなると1万円は超えるので、今回の旅の反省を自らに課すためにもとおとなしく池袋まで山手線に乗り、東上線に乗り換えて、駅からはタクシーで帰宅。それでも羽田からわずか1時間。この帰路の早さが今回の旅で一番素晴らしい! と思ったことだったかもしれない。

 教訓。

その1) 連休の韓国に行ってはいけません。
その2) 行くならしっかり予習しましょう。
その3) 深夜初、早朝戻りでも元気でいられるほど
もう若くないことを自覚しましょう。
その4) 時間厳守。

 帰宅後、6時間ほど死んだように眠り、夜は火曜日入稿の原稿書き2本。
 今、私は猛烈に、大久保に美味しい韓国料理を食べに行きたいです……。

とっても満足した本日の朝食。ビュッフェって素晴らしい!
昼食の豚カルビ専門店。とーっても庶民的な店内。
で、運ばれてきた肉を、こんな感じで切って、焼いてくれる。大蒜熟成が一番美味しかった気がするんだけど、もうこうなると何が何だかよくわからない。
日曜日だからなのか、いつもなのか知らないけど、本当に地元の人たちで混んでた! 明洞の路地。屋台にもひかれたけど、さすがにもう食べれず。
こちら夕食の骨付きカルビ定食。いやね、正直、石焼ビビンバとかにしておこうかとも思ったんですよ。でもね、ひょっとして、ひょっとしたら、ひょっとするかも、という期待が捨て切れなかったんです。後悔を公開。あ、やっぱりオヤジに憑依されてる……。
深夜の仁川空港。セキュリティチェックを待つ長~い列。こんな行列に並んだの、久しぶりだ。
そして帰宅した夜食べた、ファミマの鰻弁当。美味しかった! コンビニ弁当なのに! 夏休みのお勧め弁当。
猫ズ&ダラも別に成長していないので、ちょっと昔の写真を。これは生後3ヶ月のダラ。顔が情けない。
こちら生後4ヶ月の猫ズ兄。窓辺にいるのを撮ったところ。背景の空、凄いなー。
同じく、これは生後3ヶ月弱ぐらい。ボワボワです。ほこりつきまくってそう……。
こちらは同じ生後3ヶ月弱ぐらいの猫ズ妹。ギスギスです。耳でかいなー。
で、これが生後5ヶ月ぐらい。もうすっかり「猫」でございます。

<おまけ>「夏休みにお薦めの新刊10冊!」

日記の更新があまりにあいてしまったため「本日の読書」が追いつきません。
なので、今回は、夏休みにお薦めの新刊を10冊選んでみました。

「High and dry(はつ恋)」(よしもとばなな著 文藝春秋\1200)……14歳のヒロインと20代後半の絵画教室の先生の淡くて深い恋愛物語。淡いけど深い、というのがポイントで、中学生でこんな恋を「語れる」相手に出会えるなんて、すごく幸せだと思う。文字どおり、初恋的モードにひたりたい人に。

「ナマの京都」(グレゴリ青山著 メディアファクトリー\1000)……このくそ暑い時期に京都に行こう! と思う人がどれぐらいいるのかわからないけど、行く予定なんてなくても、京都に特別関心がなくても読んでいて面白いエッセイ漫画&写真。息抜きにどうぞ。

「愛情日誌」(夏石鈴子著 マガジンハウス\1400)……結婚しても、年を取っても、いつまでも「女でいたい」という人が、つくづく謎に思える身としては、とても共感する部分が多かった。同録されている短編「催花雨」もいい感じ。最近、エロ度が落ちてるなぁと思う人に。

「犯人に告ぐ」(雫井脩介著 双葉社\1600)……ミステリーとして、とか、警察小説として、というよりも、単純に「面白い本が読みたい」という人にお薦めしたい長編作。「劇場型捜査」の行方もさることながら、登場人物のちょっとした言動に魅きつけられる。近来稀にみる「嫌キャラ」・植草に注目!

「夜のピクニック」(恩田陸著 新潮社\1600)……80キロの道のりを夜を徹して全校生徒が歩き続ける、という著者の母校の行事を舞台に、出自の秘密から口もきかずにいた二人がその距離を縮めていく、ザ・青春小説。ミステリーでもホラーでもないけれど、これまたやっぱり恩田陸。こんな経験、誰もがしているわけじゃないのに、きっちり懐かしい。

「グラスホッパー」(伊坂幸太郎著 角川書店\1500)……事故で亡くなった妻の復讐を誓い加害者の父親が経営する「非合法」な会社にもぐりこんだ鈴木が、ひょんなことから殺し屋たちの世界へと巻き込まれていく物語。伊坂幸太郎が殺し屋って! と思うなかれ。これまたきっちり彼の世界。やっぱり「槿」がカッコいいよなぁ……。

「小説探偵GEDO」(桐生祐狩著 早川書房\1800)……小さな広告会社を営む三神伸治、通称「げど」。彼にはその表の顔とは別に、もうひとつ別の顔があった。眠ることで、小説の世界に侵入し、未解決の伏線に消えた登場人物などを探す「小説探偵」なのだ――。もうこの設定がね、本好きにはツボでしょう。面白いです。

「だりや荘」(井上荒野著 文藝春秋\1429)……死んだ両親が遺した「ペンションだりや荘」を継ぐために、杏は夫の迅人と共に、東京から信州へやってきた。そこに一人暮らすす姉の椿が、まるで少しずつ死のうとしているようだったから――28歳の杏、32歳の椿、34歳の迅人、そしてアルバイトでやってきた24歳の翼の危うい関係。っていうか、これ、凄いです。陳腐な設定なのに、話は全然陳腐じゃない。ひー。

「転落」(永嶋恵美著 講談社\1700)……ほんの一瞬、目を放した隙に全財産の入った荷物をひったくられた“ボク”。ホームレスとなった“ボク”に、小学5年生の少女が声をかけてきた。少女は食べ物を恵んでくれるのだが、やがて“ボク”にある依頼をもちかける。いやいや嫌らしいです。陰湿です。書き込みすぎてないところがまた余計に怖い。

「ちなつのハワイ」(大島真寿美著 教育画劇\1300)……小学5年生のちなつが夏休みに初めて出かけた家族揃ってのハワイ旅行。楽しいはずなのに、心からそう思えないのは、家族がばらばらになりかけているのを知ってるから。そんなとき、田舎にいるはずのおばあちゃんがちなつの目の前に現れて――。児童書なんだけど、大人が読んでも心がほっこりしつつ、ハッと気付かされることが沢山詰まった物語。大島真寿美、いいですよー。 

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