4月某日

 5日前ぐらいから、今年に入ったあたりからジクジク痛んでいた右の奥歯が、いよいよどうにも我慢の限界に近付いてきた。
 重いことこの上なかった腰をようやくあげ、治療の予約を入れたのが3日前。その段階で明らかに右頬が腫れていたのだけれど、前回の日記で書いたように一昨日、鎮痛剤をがぶのみして打ち合わせという名目の酒を呑みに行ったら、本日はもう耳の裏まで腫れてきて、痛みで一睡もできなかった。鎮痛剤を倍量のんでも効かない。氷嚢をあて、じっとしていても頭まで痛い。あまりの痛さに、一瞬救急車を呼びたいとまで思ったぐらい!
 そして迎えた予約当日の今朝。もう歩くのも精一杯で、車の運転も危ういと思い、自転車でどうにかたどり着いた歯医者で--いやぁ号泣! 痛みで号泣! 「痛くて泣いた」なんていつ以来? って思いながらもボロボロ泣いた!
 いやだって、もうね、麻酔もろくに効かないんですよ。歯茎の感覚はなくなっても、骨が痛いの! 先生は「あぁ、これは膿が骨にまで達してますねー」なんて恐ろしいこと言うし。「とりあえず、この膿を出し切って、腫れが引いたら本格的に治療しましょう」ってことになって、ガリガリ削られ、ギュワーンと膿を吸引されたらもう、痛み、さらに倍増! 麻酔の効かなさに「藤田さん、鎮痛剤、のみ過ぎてませんか?」と見破られ、「こんなになる前に来ないと」と呆れられ、どうにかとりあえずの治療を終了したものの、涙が止まらなくて困った。本当に痛いと、涙って勝手に出るのね!
 そんなわけで、本日、私は「嗚咽が止まらず、ボロボロ涙をこぼしながら、フラフラ自転車をこぐ中年女」として、練馬区住民の皆様に怪しまれたのでございました。
 さすがに病院で出してもらった鎮痛剤は市販のものよりよく効いて、今、どうにかこの日記を書いているけど、書評仕事の原稿はとても書けない。どうにかゲラだけ戻して、今日はもう寝ます。……歯痛、本当に恐いよ! 歯、大事だよー!

焼肉レベルでさえ硬くて食べられない状態だったこの2日間。うどんでどうにか生き延びる。しかもぬるいうどん。冷たくても温かくても歯が痛いという恐怖!
近所のデリで買った、春野菜のゼリー寄せ。ゼリー寄せなんて、歯が痛くなかったら絶対買わない。弱ってる自分を感じずにはいられない。

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