◆人事部が悪い社員を社内調整=ブッ殺す!?◆シリーズ累計150万部「ニンジャスレイヤー」チームが描く衝撃の社内スパイアクションオフィスハック』待望の4thシーズン! 舞台は東京・丸の内の巨大企業T社。人事部特殊部隊「四七ソ」の香田と奥野に今日も新たな社内調整指令がくだる。不正を働くオフィス内のクソ野郎どもをスタイリッシュかつアッパーに撃ち殺せ。テイルゲート! ショルダーサーフ! 禁断のオフィスハック技の数々を正義のために行使せよ! 

 

◆15◆

 

「ハァーッ! ハァーッ!」「YO! 盗み出せたぜ!」「ザマあ見ろ! 人事部め!」

 四七ソのオフィスから段ボールを奪ったならず者社員は、そのまま廊下の角を曲がり、エレベータホールへと逃げた。

 3基構成のエレベーターホールには、ドアの開いたままのカゴが1つ。

「おい、こっちだ! 急げ! 急げって!」

 「開」を押し続けていた黒いバンダナスカーフのならず者社員が、必死の形相で彼らを手招きする。

「おう!」

 ならず者社員4人組は、そこを目指して走る。

 開いたカゴの前には、2人の外部コンサルタントが立っている。

「ミカミさん! キョウコさん! も、持ち出し成功しましたァ!」

 ならず者社員のリーダーが、外部コンサルに言った。

「おおー、上出来上出来。さっさと乗れよ」

 そう声をかけるのは、セルフレーム眼鏡にツーブロックのヤンエグ男。

「ナンナンナナン、ナナナナー」

 その隣にいる黒髪ボブカットの女は、ハミングを口ずさんだまま喋らない。

 どちらも服装はオフィスカジュアルの範疇だが、その主張の強い服装は明らかに、T社グループを蝕む外部コンサルタントのそれだ。

「んじゃ、四七ソの奴らが、そろそろ来るかな……!」

 ミカミがニヤリと笑った。二丁拳銃の銃口を廊下の角に向け、目を細めた。

「ナ、ナ、ナナーナ、シュビドゥワー。ナナナ、ナーナナ、ナッナナー」

 ブルーノート・スケールの即興ハミングが、次第にアップテンポになってゆく。キョウコと呼ばれた女もミカミと並び、笑顔で二挺拳銃を構えた。

 男が2挺、女が2挺。合計4挺の3Dプリント拳銃。血に飢えた72発の弾丸が、四七ソの追っ手をカウンターすべく、ここで万全の迎撃態勢を整えていたのだ。

「さあ、出てこいよ。LET’S PARTY〜!」

 ミカミが笑う。

 だが……四七ソは現れない。

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【あらすじ】2018年、東京・丸の内。合併続きで肥え太った大企業T社には「消費者をナメくさっている」事業で稼ぐ社員が誕生していた。彼らの不正が世に出ればT社のダメージは計り知れない。その前に証拠を押さえ部署ごと解体するのが、人事部の特殊部隊「四七ソ=オフィスの死神」のお仕事だ。営業から四七ソへ引き抜かれた31歳妻子持ちの香田は、年上の後輩・奥野とバディを組んでいた。ある日、 AIをフル活用してパクりブログを運営する部署への社内調整依頼が入る。順調にサーバールームへ侵入した二人だが、突然、武装したコンサルタントに襲撃を受けた! 血を流す奥野。二人の運命は――!?