6月3日(木)
通常、私は午前3時~4時ぐらいに寝て、朝11時前後に起きることが多いのだけれど、先週ぐらいからどんどん就寝時間がズレこんできて、本日は、朝7時に寝て午後1時起床。最近、日の出が早くなってきたので、夜中に原稿を書いていると、非常に気が焦って大変よろしくないと思う。6時になるともう午前中が終わったような錯覚さえあるよ! ♪新しい朝がきた♪とラジオ体操の歌を唄いつつも、必ずその後「だが希望はない!」と呟かずにはいられない。
そして午後、起きてメールをチェックしたら、秋の読書特集の原稿依頼が来ていた。まだ梅雨入りもしていないのに、もう秋の話! 出版界とはそんなもんだとわかっちゃいても、驚かずにはいられない自分に驚く。はえー。マジはえー!
1日中原稿書き&下読み&新刊を読んでいたので、本日誰とも口きかず。こんな日は、ツイッター初めて良かったとちょっと思う。ごっちん(後藤真希)の復活ライブの話と高橋大輔の今期プロをランビエールが振付けたらしい、というヲタ話ができて、無口モードを解消できた気分になる。これまた錯覚だけどさ……。



<最近の読書>
『ニート・ニート・ニート』(三羽省吾著 角川書店¥1500)……父のコネで入社した会社を、自分でもはっきりとは分らない理由で辞めたタカシ、高校卒業以来、女から女へと渡り歩く住所不定無職のヒモ生活を続けてきたレンチ、大学を中退し絶賛ヒキコモリ中だったキノブーのニートなへタレ3人男+素性の分らぬ女子中学生らしき月子が、ワケあって陸路北海道へと向かうロードノベル。いわば「探し物を探す旅」で、トラブル続出のアホ面白さなのに、ううむと唸らずにはいられない。いやー、やっぱり三羽省吾いいわぁ。
『マザー』(平山瑞穂著 小学館¥1700)……それを使えば、誰でも一度だけ、理想の人物を生み出すことができる――。もし、そんなソフトが携帯に転送されてきたら、さて自分だったらどうするだろう、と考えずにはいられなかった。メジャーデビューを目指し上京してきた歌手志望の女の子・夏実のおぼろげな「記憶」と、大学で都市伝説研究会を主宰する雄輝のもとに寄せられた記憶を消される「レイザーヘッド」なる都市伝説から起因する、怒涛の物語。一見、荒唐無稽な話に見えるかもしれないけど、これは凄い! とんでもなく深い! もう心も脳内も揺らぎまくりでマイッタ。私的には上半期のベスト級!
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