ヘイトサイトに自社広告が!

 2016年9月、AbemaTVに開設されていた桜井誠・在特会前会長による排外主義的な言説が際立つ動画番組に、「スポンサー」として家庭用品メーカー・ユニリーバのブランド広告が流れるという出来事があった。番組を見ていた視聴者から同社に対して問い合わせがあり、釈明に追われるまでに発展し、ニュースになった。

 

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ユニリーバ・ジャパンによる動画サイトのスポンサーについての釈明

 

 ユニリーバは、排外主義的な言説にはまったく賛同しておらず、みずからスポンサーを買って出たわけではなかった。それどころか、Abema TVとは直接の広告取引は行っておらず、まったくあずかり知らぬところで勝手に同番組に広告が表示されてしまったようだ。

 これは、AbemaTVが契約している広告代理店の動画広告のネットワークから、自動的に広告が配信されてしまったことによる現象だ。自動配信広告は、「30代女性」「20代男性」など、その動画の閲覧者の属性によって機械的に“最適”な広告が選ばれて表示されるようになっている。排外主義的な動画番組を見ている人々の属性と、ユニリーバの商品を買う顧客の属性がたまたまリンクしてしまったのだ。

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