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2009.07.01

2009年6月下旬 だらしな脱出できるかな日記

藤田 香織

2009年6月下旬 だらしな脱出できるかな日記

 6月18日(木)

 地味週間は続くよいつまでも。
 今週はまだ一度も人と会っていない。いや、もちろんビジーモードといえども、食糧が尽きれば買い物には行くし、資料集めに図書館へ行ったり、書店にも行くわけで、さすれば当然見知らぬ人とすれ違いもするし、「お願します」「ありがとうございます」「(ポイントカードは)持ってません」、ぐらいの言葉も喋る。
 でも、もう何日も誰かと意味ある「会話」はしていない。
 あぁ喋りたい! すっごい喋りたい! どうでもいい話がしたい! と、じわじわ欲求が高まって来たところで、本日このだらしな連載担当のガースと打ち飯だったのだ。
 ……いやぁ、喋った! 途中で自分で自分が恐くなるぐらい喋った!
 でも一夜明けて(だからこれ書いてるのは本当は19日)今思い出そうとしても何を喋ったのかまったく覚えていないのがまた恐い。
 書評の仕事を主にさせて貰う前は、会社にも勤めていたし、私がやってきたライター仕事って基本、人と会わないと仕事にならないものばかりで(芸能系とか旅ネタとか)、それはそれで無難にこなしてはいたのだ。でも、どうも人疲れするし、会社を辞めて専業になったらなったで、自分はインタビューアーとして向いていない落ち込むことも多々あって、最近は「なるべく人と会わずに出来る仕事」をメインにしてきたわけです。で、ヒキコモリでも可能で、誰にも会わないから風呂に入らずとも問題なく、(仕事が押していなければ)好きな時間に起きて寝て、(体脂肪を気にしなければ)好きな物を好きな時間に食べ、ノーブラ&裸足で椅子の上にあぐらかいて仕事して、仕事関係のやりとりは全てメールで完了できて、もそれで食べていけるって、なんて幸せなのー! ってなことを思っていたわけですよ正直。
 でも、それは何だか違うと今年になって気付いた。やっぱりある程度、身内以外の人と話さないと、交わらないと、なんて言うか、メリメリ対人スキルが落ちてくる。自分の繭のなかでチクチク仕事をしているのは心地良いし、それによって自分を保つ時期も必要なんだと思うけど、でもやっぱりそれだけじゃダメなんだなと、今さら痛感した次第。
 何がダメだって繭仕事ばかりを繰り返していると、私の場合、原稿を書くときの判断力が鈍るのだ。何を求められているのか、何を優先すべきなのか、何を伝えて何を削るべきなのか。伝える「相手」が見え難くなって、迷いまくりでグラグラしてしまう。捕手の出してるサインが見えなくなる感じ?
 いろんな人に会って、自分は勉強不足だと落ち込んだり、口が滑って後悔したり、ハッとしたり、笑ったり、愚痴ったり、刺激を受けるのって本当に大事だな、と。
 あと、つくづく思うに、昔の知人にしても、編集者にしても他のライターさんにしても、仕事の出来る(と私が感じる)人は、みんな「会話」上手なのだ。饒舌、という意味でなく。投げられた話を、その場で瞬時に悟って相手に投げ返すのが上手い。それって、望まれている仕事に的確に応える能力に、たぶん、とても近い気がする。
 そんなわけで残された今年はちょっと、前向きに頑張る所存でございます。たぶん(笑)。

夏といえばトウモロコシ! 生食できるのとか、すんごい糖度なのとか、モロコシ業界も何かと賑やかだけど、こんなの買ってみた。「デッキ(ウッドデッキみたいだから?)コーン」って書いてあったけど、御存知?
そんなわけで、ホウレンソウと炒めてみました写真。粒の歯応えががっつりあってなかなか美味しかった。アマアマ柔らか系より、大人の味!
夏といえばシリーズその2.枝豆は誰に否定されても「両端切る」派です。そしてママリンに否定されても断固「堅茹で」派です。ゆで時間6分厳守。
そして羨ましげなダラ。こっち見るな。食べ難い!

<最近の読書>

「かみつく二人」(三谷幸喜・清水みちこ著 幻冬舎¥1400)……J-WAVEの「DOCOMO MAKING SENSE」の書籍化「二人」シリーズ最新刊。いつも思うんだけど、このシリーズ、もちろん三谷さんと清水さんがお互いの呼吸をよくわかっていて、しかも話していることそのものが面白いんだけど、ふたりの話を要約してまとめてる=構成している松岡昇さんが、上手いんだと思う。その場の空気感とか、リズムを文章で生かすのって、結構難しいんですよ。元のラジオを数回しか聞いたことがない私が言うのも何だけど! どこから読んでもユル楽しいけど、個人的には<「木曜いっぱいで」と言われた原稿は、木曜の深夜11時59分までなのか、それとも翌日の担当者が出社してくるであろう金曜午後イチぐらいまででOKなのか>話にニヤニヤ。……してる場合じゃないけど!

「贖罪」(湊かなえ著 東京創元社¥1400)……昨年の大注目作&ベストセラーとなった、でもって本屋大賞も受賞した『告白』。個人的に二冊目の『少女』は、心理描写の嫌らしさには唸ったけれど、ストーリー的には微妙感も正直あった。でも、本書はぐいぐい読まされてしまった。怖いなぁ。もう女子的人生における、イヤ汁感が凄いのなんの。この登場人物たちを「物語のなかの人」として遠く感じられる人が、ある意味羨ましい。なんだろう、私はこの作者に対してあまり「ミステリー感」を求めていないのかもしれない。どう変わってゆくのか、変わらないのか。これからも楽しみだし、やっぱり読み続けたい。

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