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休日の大切な時間を、1週間分の作りおきの料理に奪われていませんか? 昨今、「作りおき」よりも手軽な「半調理(=下ごしらえ)」が注目されています。材料を切る、下ゆでするなど、手順の途中まで下ごしらえしておいて、食べる際に仕上げるという、いわば"半つくりおき”の状態です。

料理の時短調理法や冷蔵庫の収納術などが好評の『はかどるごはん支度』の著者で、人気料理家・高木ゑみさんが、効率のよい「半調理」のハウツーをお教えします。

ごはんを作る時間が、なんと今の半分に、そして今より美味しく作ることができるようになります! 本書より、一部を抜粋してお届けいたします。

時短料理の彩りと栄養バランスを底上げしてくれるミックスベジ

 一度使った食材を切って冷凍・冷蔵しておくときは、自分がよく使う形にしておけばよいのですが、ひとつおすすめがあるのでご紹介します。

 それはミックスベジタブルです。

 スーパーの冷凍食品コーナーでよく見かける、あれです。私は食感が好きではないので市販品は使わないのですが、あるととても便利。ということで、自分で作っています。

 使う野菜は、通年そろうにんじんと玉ねぎがレギュラーメンバーですが、ほかの野菜はそのときに安い物、半端に残った物……と、いつも少しずつ違います。

 たとえばなす、セロリ、パプリカ、ズッキーニ、大根、かぼちゃ、キャベツ、ブロッコリーの茎、ごぼう、れんこん、エリンギ、マッシュルームなど。

 私の場合はだいたい10種類ぐらいを使います。そうすると美味しく、彩りがよく、栄養バランスもよくなります。

 また、ベーコンや小さく切った鶏もも肉など、肉類が入ることもあります。

 作り方は簡単で、1センチぐらいの角切りにして、油で炒めて粗熱が取れたら冷凍するだけ。炒めておくことで、使うときにかなり時短になります。使う量に分けて、保存袋に入れておくようにしましょう。

 一回出した野菜はその日使わない分も切ってしまうということをご提案しましたが、その際にミックスベジタブル用に切っておくのもおすすめです。

 ミックスベジタブル用の保存袋を用意しておいて、2〜3日間そこにストックしておくと自然とバランスよくいろいろな野菜が集まります(この段階ではまだ冷蔵庫保存でOK)。足りなければその時期に安い旬の野菜をプラスしましょう。

 このミックスベジタブルが、本当に便利! たとえば朝、お鍋でお湯を沸かして、コンソメとこのミックスベジタブルを入れれば、彩りスープのできあがり。油で炒めてあるので、旨みもあって美味しいです。

 トマトペーストを加えれば、ミネストローネのようにもなります。缶詰などのミックスビーンズを加えてさらに栄養のバランスを整えたり、ショートパスタも加えればその一品で主食にもなります。パスタではなくご飯を加えてチーズをふればリゾットにもなりますね。

 ほかにもオムライス、チャーハン、パスタ、グラタンなどなど、さまざまな料理に使えます。

 ちなみに、卵焼きに入れたりするとお弁当が一気にカラフルになりますよ!

 ミックスベジタブルを作るときはたくさんの野菜を使うので、一緒にベジブロス=野菜だしも作っておくとよいでしょう。皮やへた、種、玉ねぎの薄皮、とうもろこしの芯など、捨ててしまう部分でも煮込むととてもよいだしになります。皮付近には栄養素が多くあるので体にもよいです。

 ベジブロスの保存は冷蔵庫で3日程度ですが、水を使う料理ならほぼ万能に使えるので、意外と早くなくなります。カレーの煮込みやみそ汁、煮物などなど、ワンランク上の味になりますのでぜひお試しください。

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高木ゑみ『はかどるごはん支度』

ごはんを作る時間が、今の半分になる!心がけから、献立、買い物、調理、保存、片付け、収納、節約まで。超役立つ、目からウロコの具体的な方法が満載!一生使える! 自家製ダレのレシピ、倍の量作って大変身するリメイクレシピ、食材の“半つくりおき"レシピも紹介。