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2010.07.01

2010年6月下旬 だらしな脱出できるかな日記

藤田 香織

2010年6月下旬 だらしな脱出できるかな日記

6月17日(木)

 やらねばならぬ仕事はあれど、さしあたって本日締切りの原稿書き仕事はないので、午後から従姉のIちゃんと伯父を見舞う。10日ほど前に伯父が入院している病院へ行った弟から「なんかもう、子どもの頃からおじちゃんの記憶がいろいろ甦ってきて泣きそうだったよ!」と、微妙にシャレにならないメールが来ていたので、行っておかなければ! と思ったのだ。
 しかし、この「行っておかなくちゃ!」って感覚、考えてみると凄い自分本位でなんだかなぁと思わずにはいられない。行っておかなくちゃ!って、つまりその前に、「今のうちに」って言葉が入るわけですよ。それすなわち、「今のうちに行っておかなければ後悔する」ってことで、率直に言えば「死ぬ前に会っておかなきゃ後悔する!」ってことであるような。しかも、別に伯父ちゃんは私に会いたくて仕方ないわけでもないはずで、もう、一方的に私が「会っておかなくちゃ」と思ってるだけなわけで……と、ぐるぐる考えながら車を運転していたら、危うく一方通行を逆走しそうになった。危ない!
 久しぶりに会った伯父ちゃんは、最初、もう私のことが分らないふうだった。でも、Iちゃんと長く一緒に話しているうちに、段々記憶が戻ってきたようで、「お父さんとお母さんは元気にしてる?」と私の目を見て言ってくれた。
 なんだかこの数年「病院にお見舞いに行く」ことが増えたけど、行くたびにいろんなことに少なからず動揺する自分がイヤだ。どこかにあるはずのスイッチを、無意識にではなく、ちゃんと意識して切り替えられるようになりたい。難しいけど。

凹んでも~凹んでも~衰えない肉欲~♪と意味もなく唄ってみました、これは昨日食べた牛タン!

そしてこちらはホルモン~♪
並ロース並ハラミ並カルビ~♪ 改めて言うのも何なんだけど、本当にできる事なら毎日でも肉食べたい。たぶん、全然飽きない自信がある!本当はステーキも好きなんだけど、1枚で満足できる気がしないので、つい焼肉になっちゃうんだよねぇ。

<最近の読書>

『七人の敵がいる』(加納朋子著 集英社¥1400)……男性と肩を並べバリバリ働く編集者の主人公が、息子の小学校入学と共に直面したPTA、学童の父母会、地域の子供会、スポーツ少年団の父母会などなどのボランティア仕事に関わることになり、困惑&憤慨しつつも、前向きに乗り越えていく痛快PTA小説! なのだけれど、「あぁもう、ほんとPTAってねぇ」と思うところアリな人はもちろん、専業でも兼業でも、子どもがいてもいなくても、確実に面白い!と思えるはず。このエンタメ力、凄いっす。加納朋子、ちょっと筆致も変わった感じで、すごく良かった。おススメ!

『明日の空』(貫井徳郎著 集英社¥1200)……一方、加納さんの夫でもある貫井氏の新刊は、10年ぶりの書き下ろし青春ミステリー。父親の仕事の都合でアメリカで生まれ育ったものの、日本の高校に転入することになった17歳のエイミーこと栄美を主人公に展開する、ちょいほろ苦で、でも救いのあるラストが印象的な長編作。所謂ガッツリ系じゃないのが逆に新鮮!

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