「子どもの頃からやっていないと、身につかないでしょ?」「もう若くないから、いまさら無理だよ」……そんなふうに思っているそこのあなた。英語をあきらめないでください!

 英語学習の超プロ、菊間ひろみ先生は、「何歳からでも英語は身につく」と断言します。ポイントは次の3つの習慣。(1)音読する、(2)多読する、(3)英語表現を覚える。たったこれだけ。なんだかできそうな気がしてきましたね。

 そんな菊間先生のメソッドが詰まった著書、『英語を学ぶのは40歳からがいい』。本の中から、一部を抜粋してご紹介します。これまで何度も挫折してきた方も、やろうやろうと思いながら先送りにしてきた方も、本書で英語デビューを飾りましょう!

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なぜ「音読」が効果的なのか?

「3つの習慣」のなかで私が最も強調したいのが、「音読をすること」です。音読によって、リスニング力が強化されるからです。

 そして英語を学ぶうえで、リスニング力は最重要といっても過言ではありません。というのもリスニングができなければ、外国人の英語を聴き取ることはできず、尋ねられたことに答えることもできないからです。スピーキングの前に、リスニング力をつける必要があるのです。

 ところが受験英語では、リスニングがほとんど無視されています。ネイティブが話す英語のテープを流すことも少なく、耳から聴いた英語を真似るよう、指導することもありません。

 リスニング力をつけるのに一番いい方法が「音読」であるということは、しっかり覚えておいてほしいと思います。英文を音読することで、本当にリスニング力が上がるのです。なぜだと思いますか?

 実は、人には「発音ができる音は聴き取れるようになる」という言語能力が備わっているからです。

「目」ではなく「耳」で理解する

 たとえば“What are you doing?”は、アメリカ人が発音すると「ワラユ・ドゥーイング」と聴こえます。「ホヮット・アー・ユー・ドゥーイング」とは聴こえません。

 ところが、ほとんどの人は受験英語の影響で「ホヮット・アー・ユー・ドゥーイング」が正しい発音だと思い込んでいますから、ネイティブの発音から、この文章を判別することができないのです。これではいつまで経っても聴き取れるようにはなりません。

 しかし、“What are you doing?”をネイティブの発音どおり「ワラユ・ドゥーイング」と理解し、この英文を10回聴けば、自然と聴き取れるようになります。何度も繰り返し聴けば、だれでも聴き取れるようにはなるのです。そして、もっといい方法が「音読」なのです。音読をすれば、聴き取りまでの時間を早めることができるのです。

 実際に、自分で「ワラユ・ドゥーイング」と音読の練習をしてみてください。すると、これからは聴こえてきた文章のなかから、“What are you doing?”を瞬時に判別することができるようになります。

「本当?」と疑った方、ぜひ、お試しを。きっと納得できると思います。

「英語のシャワー」を毎日浴びよう

 リスニング力を伸ばすポイントは、毎日、英語を聴いて音読することです。CD付きの英語教材を購入し、最初はテキストの英語を見ずに聴きましょう。聴き取れないところがあってもかまいません。自分がどの程度、聴き取れるのか確認する意味もあります。

 それからテキストの英語を見て内容をざっと理解したら、もう一度CDを聴き、音読します。これを最低でも5回は繰り返します。もちろん時間があるなら、もっと繰り返します。

 次にCDの音声に合わせて、同時にリピートします。最初は会話文を見ながらリピートし、慣れたら見ないでリピートします。それを何度も繰り返し、最終的にはCDの音声と同時に言い終わるようにしましょう。もちろん、最初はワンテンポ遅れてもけっこうです。気にすることはありません。そうやって口の筋肉を鍛え、英語の音を出すことに慣れさせていきます。

 音読することで、リスニング力はもちろん、スピーキング力もついていきます。と同時に、何度も繰り返すことで自然と英文が頭に入り、覚えてしまいます。無理に暗記しようと思わなくても、音読することで記憶することはできるのです。

言語能力は「聴く→話す→読む→書く」の順で伸びる

 昔から「会話力を伸ばしたい」という日本人は多かったのですが、リスニングの必要性に気づく人はほとんどいませんでした。また、リスニングが音読によって飛躍的に伸びるということも知られていませんでした。

 リスニング力がアップすれば、必然的に会話力もアップします。言語能力は「聴く→話す→読む→書く」の順で伸びていくものです。赤ちゃんが言葉を発するようになるのも、この順番です。まず親や周りの大人が話す言葉を聞き、それを真似ることで言葉を覚えていきます。いきなり文字を読んだり、書いたりはしません。外国語の習得も、母国語の習得と同じなのです。

 まずは、聴いた言葉を真似る

 それがリスニング力のアップにつながり、会話力をつけることになるのです。

 

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菊間ひろみ『英語を学ぶのは40歳からがいい』

「もう若くないから英語はムリ」と諦めるビジネスマンが多いが、実は語学習得と記憶力は無関係。人生の折り返し地点に達し、やるべきことの優先順位も明確な40歳すぎは、英語に対する「切実な想い」「集中力」があり、英会話に不可欠な知識や社会経験も豊富だ。そのためコツさえつかんで勉強すれば、20代の若者よりも英語力はぐいぐい伸びる。
ただし、受験英語の延長のような勉強では時間の無駄。著者が提唱する3つのこと、つまり英語を「音読する」「多読する」、そして「英語表現を覚える」ことを習慣にすれば、たった3カ月で自信を持って英語を話せるようになる。