整理収納アドバイザー、村上直子さんがお家の整理を通じてライフスタイルも変えていく…かもしれないこの連載。教師のAさん、会社員のKさんご夫婦と、こんど小学校に入学する長男のI君、まだ1歳のE君の4人家族のお宅整理をしています。今回はなにかとモノが多くなりがちな、キッチンの整理です。

整理前:のけぞるキッチン

キッチン全体
シンク、コンロ
シンクの向かいのラック
レンジの扉とシンク下の戸棚を開けると…


 動きの多いキッチンでは、なるべくスペースを広くとり、ストレスなく料理ができるようにしたいもの。しかし整理前のレイアウトだと右手のラックの高い位置に電子レンジがあり、扉の開閉時に体をのけぞらせなければなりません。

 シンク下の戸棚もラックとの距離が近いため、扉を開けきることが難しく、奥のものを取り出すのがひと苦労です。

 またスペースが少ないため、複数人で作業ができない状態です。子どもの自主性を育てるためにも、家族で作業を分担できるシステムを作っていきましょう。

 

シンク下の戸棚


 シンク下は、コップなど一部の食器が詰め込まれたラックの左右に、洗剤などが置かれている状態。平皿など、他の食器はシンクの上の戸棚にも入っています。

 食器は別々の場所にしまうと、目的のものが見つけづらいため、一箇所にしまって全体がわかるようにしたいもの。すべての食器が収まらなくても、使用頻度の高いものはなるべくここに集めて収納していきましょう。

キッチンの機能の一部をダイニングにも振り分ける

キッチン全体

シンク、コンロ
冷蔵庫の横にあったラックは電子レンジと一緒にダイニングの左に移動。


 前回のひとり暮しのお宅でもそうでしたが、キッチンはなにかとモノが多くなりがちな空間。キッチンの機能の一部を別の場所に移すことで、作業スペースを広くとるようにしていきます。

 今回は、キッチンスペースを狭くしていた原因のひとつである大きなラックをダイニングに移動しました。電子レンジや炊飯器などの調理家電も一緒にそちらに移しています。これにより、ご飯をよそう、お茶を入れる、作り置きの料理を温める、など、ちょっとした作業はテーブルのすぐ横でできるように。

 モノの位置を変えて作業の動線を分けることで、食事の準備を家族で少しずつ分担できるようにしました。このように分担できるシステムにすることで、家族の間で声を掛け合って作業ができるので、コミュニケーションも増えてくるのではないでしょうか。

 

シンク下


 ラックを移動することで戸が開きやすくなり、全体を使えるようになったシンク下の戸棚。

 シンク下の左側には、使用頻度の高い食器を種類別にまとめて収納しています。浅いお皿はこのように立てて収納すると、スペースの高さを十分に活かしながら、取り出しやすくなります。子どもの手の届く位置なので、お手伝いもしやすいです。

 使用頻度の低い食器は一旦シンクの上の棚などにしまっておき、一年使わなかったら処分する、などルールを決めて整理していきましょう。

 戸棚の右側には、調味料や食材などを種類別にケースに入れておきます。ケースごと引き出せば奥のものも取れるので、スペースの奥行きを活かして収納できます。またここでも、立ててしまうことで見やすく、取り出しやすい形にできます。

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次回はダイニングを整理していきます!

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