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2010.10.01

2010年9月下旬 だらしな脱出できるかな日記

藤田 香織

2010年9月下旬 だらしな脱出できるかな日記

9月16日(木)

 国民年金未払いのため、一度銀行口座を差し押さえられ、再び「差し押さえるよー」通知を受け取った、というのが前回までのお話です。
 で「ぜひ一度、出頭したまえ」と言われたので、先週、重い腰をあげて行ってきました社会保険事務所! どこなのー。それどこなのー! カーナビくんに導かれ、片道1時間弱、車を駐車場にとめて、事務所の入っているビルの看板を見上げながら歩いていたら、いきなり段差で足がぐりっとなって、久々に膝を強打し転ぶという、実に「幸先悪い」スタート。通りすがりのお婆ちゃんに「あらあら、大丈夫~?」と心配されてしまった。
 そんなこんなで、ようやくたどり着いた社会保険事務所はしかし、物凄い低姿勢だった!
 本日の私の言い分としては、

1. 年金手帳を紛失したので、これまでどれぐらい未払いなのか判らない。今後払い続けたら、年金を受け取る資格も得られるかどうかも判らない。
2. 差し押さえると言われた銀行口座の通帳もハンコも手元にないので、残金がどれぐらい残っているのかも判らない。よって、そこから差し押さえられる分にはかまわない。
 という、非常に「だらしな」の極致のような状態だったのだけれど、いやいやもうね、いきなり登場した「担当者」が、なんというかもう「あらゆる困ったちゃんに対応してきて30年!」みたいな、凄い人だったわけですよ。社会保険事務所の人選すげー!みたいな。
 まずもう、見た目が絶妙。堤真一を5歳老けさせたようなルックス。声も渋くて落ち着いたトーン。しかも繰り返すようだけど低姿勢。それでいて、まぁとんでもない1と2の状況を説明しても、呆れた顔ひとつせずに、次々資料を出してくる。年金手帳の紛失は別に問題ないらしく、検索ひとつで私のこれまでの年金支払い状況がプリントされ、しかもどうやら私には年金番号が2つあることも判明し(会社員時代の厚生年金から、フリーになって国民年金に切り替わるとき、手続きしていなかったから)、それを併せてひとつにもまとめてくれると言う。でもって、それらをまとめると、どうやらまだ年金受け取りに間に合うらしい。となれば「もったいない」と思うのは明白で、しょうがないから(いやだから義務だから!)これからは払い続けるか、という気にもなろうというもので。
 しかーし、ここで、さらなる私の「だらしな」が判明したのであった。
 差し押さえ予定の銀行口座から、もう10年以上、毎月毎月1500円が引き落とされていて、それを銀行側が定期預金から補てんしていたのです。普通預金の残高が足りなくなったら、定期から仮払いされるシステムみたいなやつ、あるじゃないですか。アレですよ。毎月はたかがだ1500円でも、それが14年(だった)ともなると、その額25万超!
 しかもそれ、何の引き落としかと考えてみたら、パソコン始めて凄い初期に入ったプロバイダーの使用料だったのです。当然、とっくに使ってない。っていうか、検索したらもうその会社が存在していない! なのに引き落とされているこの事実……。定期がついていなかったら、とっくに未払いになって、然るべき通知が届き、それを機に解約することもできただろうに。アホだ。アホすぎる!
 そんなわけで、その引き落としを清算すると、「差し押さえるよー」と言われていた定期口座の残金が数千円になることが、本日判明したのです。
 で、未払い分の約2年の国民年金は、利息がついて42万超。
 粛々と支払い、今後は新たに作った銀行口座から国民年金の引き落としをするという、手続きをしてきました。
 いやいやもう「義務」を果たすのは大変だ。でも、年金関係、何かあったら社会保険事務所に行けば、一気に問題が解決することだけは本日身に染みて分かった。正直、年金って65歳まで生きてる自信ないし、貰えなくてもいいから払いたくないよ、とも思ってたんだけど、そういう問題じゃないのだと今更痛感させられました。まさに痛感!
 気付くの遅いよ!

どうして猫はゲラ好きなんだろう。新聞に載るのと同じ理由?

昨日は珍しく家呑んだ。久しぶりに日本酒を呑んだら、凄い弱くなっててビックリ。昔はこんな4合瓶、軽くあけられたのに、もうムリ。衰えてるよ、確実に!

鶏胸肉&ハツ&砂肝の甘辛煮。きんぴら作る要領で、上の材料を炒め煮する感じ。どう考えても量多いけど、日本酒のつまみにはぴったり。

そして本日は台風イエローカレー。ビジーモードにつき、これ3日食べた……!

<最近の読書>

『キッド』(木内一裕著 講談社¥1600)……あの大人気漫画「ビー・バップ・ハイスクール」の作者が小説を~という前フリも、もう必要なくなった観がある4作目。ちょっとした親切心から、とんでもない事態へと巻き込まれていく主人公。安さ爆発、バカ面白い系なんだけど、ちょいしみじみ。こういう話、嫌いじゃない!「小説すばる」でレビュー書きました。18日発売プルーフ読み

『月と蟹』(道尾秀介著 文藝春秋¥1400)……それぞれに、複雑な事情を抱えた小学5年生の男子ふたりと女子ひとりが、救いを求めた先は、ヤドカリを神様に見立てて願い事をするヤドカミ様の儀式。この儀式がねぇ、もうなんか子供の残酷さ含めて切ないわけですよ。まだ子供たちがケータイやパーソナルゲームを持っていない時代の話なんだけど、それでもなにかを持っている子と持っていない子の差異は明白で、そのあたりも巧い。あと、主人公の爺ちゃん! いい感じです。時期直木賞本命であることは揺るがない感じ。

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